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記憶力を良くする食べ物

 
 
記憶力を良くする食べ物
 
 
「頭の良くなる食品ベスト10」としてお伝えしているものがあります。
 
 
何か・・・というと
 
① ガーリック
② オリーブオイル
③ クルミ
④ 水
⑤ ほうれん草
⑥ アボガド
⑦ ダークチョコレート
⑧ 小麦胚芽
⑨ いわし
⑩ コーヒー
 
 
この食品が良い理由として以下のことが挙げられます。
 
 
① ガーリック:
      ニンニクに含まれる有機硫黄化合物に、
      一部の脳腫瘍を殺す作用があるそうです。
 
 
② オリーブオイル:
      一価不飽和脂肪が豊富で、脳の老化を
      防いでくれるそうということです。
 
 
③ クルミ:
      αリノレン酸が豊富で、血流がよくなり、
      脳に効率よく酸素が供給され、記憶力、学習能力、
      運動能力が改善されたそうです。
 
 
水:
      脱水状態になると、短期記憶、集中力、意思決定など、
      認知機能に影響を及ぼすということです。
 
 
ほうれん草:
      抗酸化作用を持つルテインが豊富で、
      認知機能の低下予防をしてくれます。
 
 
アボガド:
      一価不飽和脂肪が豊富で、脳血流を
      促進させて良い影響を与えてくれます。
 
 
ダークチョコレート:
      カフェインが知的俊敏性の向上に役立ちますが、
      フラボノイドがコレステ ロール値の低下、
      高血圧の防止に役立ち、脳血流を促進させます。
 
 
小麦胚芽:
      記憶力を促進する神経伝達物質、
      アセチルコリンの元となるコリンが豊富。
 
 
イワシ:
      イワシに多く含まれるオメガ3が
      認知症のリスクを低下させ、集中力や
      記憶力を向上させてくれます。
 
 
コーヒー:
      カフェインが知的俊敏性を向上させます。
 
 
 
■ 特に注目すべき食品についてさらに詳しくみてみましょう!
 
 
★ ベリー類
 
 
ベリー類には抗酸化物質が多く含まれており、

特にブルーベリーは記憶力の改善に一役買っているそうです!
 
 
 
更に脳のバランス調整機能も改善することが
期待できるようですね。
 
 

ブルーベリー以外に脳に効果的なベリー類は以
下のベリーが良いようです。
 
 
いちご・ラズベリー・クランベリー・ブドウ・ブラックベリー 
 
 
★ 緑黄色野菜
 
 
緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチンとビタミンCには

記憶力と推測力を改善する効果があります。
 
 
 
また、ビタミンCは脳内の神経伝達物質の合成で
とても重要な役割をもっています。
 
 
 
特にやる気を起こさせる働きを持つノルアドレナリンの合成は、
ド-パミンが作られる過程においてビタミンCが必要に
なってくるのでビタミンCの欠乏はノルアドレナリンが
作らるのを妨げてしまうのです!
 
 
 
 
つまりビタミンCが不足してくると、
やる気が出てこないってことですね!
 
 
 

ベータカロチンとビタミンCがたくさん含まれている食品は
以下のようなものがあります。
 
 
 
 
トマト・マンゴー・オレンジ・ニンジン・ブロッコリ・唐辛子類
 
 
★青魚
 
 
青魚は頭にいいんだよ・・と良く言われたものですが、
少し詳しく説明すると青魚には必須脂肪酸というものを多く
含んでおりまして、脳の成長・発達に必要な栄養素となっているのです。
 
 
 
 
 
脳を最大限に活かすのにとても重要な役割を果たしており、
記憶力と学習力を向上させる効果も期待できるのです!!
 
 
 
オメガ3脂肪酸は特に青魚やナッツ類に多く含まれており、
代表的なものでは以下のような食品が挙げられます。
 
 
 
 
サケ・イワシ・サバ・ニシン・ブリ・カツオ・マグロ・ヤシ油 
 
 
 
★葉酸が多く含まれている食品
 
葉酸には脳が老化するのを防ぐ効果がある上に、
神経系を正常に働かせる効果があるそうです。
 
 
葉酸はレバーに多く含まれていますが、その他の食べ物として
以下のような食べ物が良いとされています。
 
 
・アスパラガス・ひらまめ・ほうれん草・オクラ・ヒマワリ種子 
 
 
 
その他ビタミン類
 
 
上記以外に脳のために何か栄養素を摂取したいと
考えるのであれば、ビタミンAなどのビタミンを
摂取すると脳の老化を予防して
記憶力と推理力を助ける効果が期待できます。
 
 
 
その他の栄養素としては、ビタミンE・ビタミンB
・マグネシウム も
良いとされています。
 
 
 
ぜひ生活の中に取り入れて食して頂きたいものですね。
 
 
 

記憶のメカニズム

 
 
記憶のメカニズム
 
 
 
前回、夜型の勉強と、睡眠とメラトニンの関係をお話しました。
 
 
夜中9時以降になると、メラトニンと言う眠気物質が分泌され、
脳が休息する体制に入るために記憶に影響があるということです。
 
 
では記憶はどのようにしてするのか、メカニズムをみてみましょう。
 
 
以前にも、記憶のプロセスと題して「記憶の玉手箱」に書いています。
 
 
 
 
 
 
 
脳には左脳と右脳があり、
左脳は言語的・論理的思考をし、
右脳はイメージする
という説は有名な話ですね。
 
 
 
記憶にはさまざまな種類があり、
視覚・聴覚・臭覚・味覚・感覚
の5感から入ってきて

情報は単体ではなく、全体の流れの中で処理されているのです。
 
 
 
■「2種類の記憶」のメカニズム
 
 
記憶のメカニズムには大きく分けると、2種類あるとされています。
 
 
① 頭で覚える
 
 
数学の公式や歴史上の人物、漢字や英単語を

覚えたりするのが陳述的記憶というものです。
 
 
 
この記憶は一度覚えても大部分のものを忘れてしまう傾向にあります。
 
 
② 体で覚える
 
例をとれば泳ぎ方や自転車の乗り方などを覚える記憶のことで

一度しっかり覚えれば、なかなか忘れることはありません。
 
 
これが「手続き記憶」というものです。
 
 
たとえ、水泳乗りを長年やってなかったとしても、
体が覚えているので、
ちゃんと乗ることができ
ますよね。
 
 
こうして体で覚えた手続き記憶は、消えることなく、

ずっと脳が覚えているものです。
 
 
私たちが真面目に体を動かし、
何度もくりかえしながら
トレーニングするうちに、
脳内ネットワークが
正しい動きを学んで記憶していくのです。
 
 
 
しかし、勉強をすすめる上では体で覚えることなど

ほとんどありませんのでこちらのメカニズムはとかく
試験勉強
では使われないメカニズムだと言えそうですね。
 
 
 
漢字や英単語を何回も書いているうちに手が覚えている

・・・と言った程度です。
 
 
 
■ 短期記憶と長期記憶
 
 
記憶のメカニズムも大きく分けると二種類ありますが、

記憶自体も大きく分けると
短期記憶」「長期記憶」と二種類あります。
 
 
 
 ① 短期記憶
 
 
 新しい情報が頭に入ってきたとすると
その情報は、
最初は短期記憶として蓄えられます。
 
 
 
しかし、短期記憶の保存は一時的に情報を保存するだけで、

しかも容量が小さく、それが短期記憶の保存庫にとどまる限りは、

すぐに忘れてしまうのです!
 
 
一回だけ感じを覚えたとしても、次の日には
半分程度しか思い出せない
ということですね。
 
 
②長期記憶
 
 
長期記憶はいったんここに保存されると容易に忘れることはなく、

しかも膨大な量の情報を保存することができます。
 
 
その容量は1000兆項目と計算する人もおり、

まさに無限に広がる「記憶の海」と言えます。
 
 
 
短期記憶と長期記憶はその保存される過程がことなりますが、

パソコンのメモリーとハードディスクのようなものと考えると
わかりやすいかもしれません。
 
 
 
■長期記憶への移行と定着
 
 
情報を長期的に保存し頭に定着させるためには、

短期の保存庫から長期の保存庫に移す必要があります。
 
 
 
記憶が存続していくためにはそれが短期記憶を経由して

固定されることが不可欠になってきます。
 
 
 
固定は 記憶が作られる際に、脳の構造が置き換わることで

移行されると考えられています。
 
 
 
この移行がうまくいかなければ、

せっかく覚えた記憶もすぐに忘れてしまうのですが、
 
では、どうすれば長期記憶の保存庫に
移行させることができるのでしょうか?
 
 
 
キーポイントは、「理解して覚える」ことですね!

 
 
なるほど、だからこうなるのか」というように内容を
理解して覚えたことは、
長期記憶の保存庫に移って
忘れにくくなるようです。
 
 
 
それに対して、意味も分からずとりあえず
丸暗記したことは、たとえその場では何となく
覚えたつもりになっていても、長期記憶の保存庫に
移っていない為
すぐ忘れてしまいます。
 
 
英単語など、とりあえず覚えただけの勉強は、

すぐ忘れてしまいますが、短期的に蓄えられた記憶を
何度も出し入れすることで、
記憶が定着しやすくなります。
 
 
 
このようにすることで、短期的に定着させて記憶できます。
 
 
 
日々の生活に取り入れていきましょう!
 
 

いびきと睡眠の関係とは

いびきと睡眠の関係とは
 
 
いびきと睡眠の関係とは
 
 
いびきは睡眠中の気道の閉塞
 
 
いびきは睡眠・快眠と、どういった関係があるのでしょうか?
 
 
はたから見るぶんには、
イビキをかいていると気持ちよさそうで、
深い眠りの最中といった印象をうけます。
 
 
 
しかし実際はというと、
気道(鼻、咽頭、喉頭、気管、気管支)のうち
上気道が狭いために、空気が通るときに
粘膜が振動しているのです。
 
 
 
気道が狭いということは、
それだけ空気の供給量が減るということであり、
これがひどくなると酸素不足へとつながっていきます。
 
 
 
つまり、いびきは「睡眠中の酸素供給量の減少」
という危険が潜んでいるかもしれないサインと
見ることができます。
 
 
もちろん軽度なものでは、健康上問題はありません。
 
 
ただ、ひどいイビキの場合、
後述する無呼吸を併発している可能性が
高くなります。
 
 
そうなると心臓や脳に酸素が不足して、
朝起きたときに寝不足感を覚えることが多くなります。
 
 
ひどい頭痛を伴うこともあります。
 
 
睡眠中のいびきは、
扁桃腺の肥大やアデノイドといった病気によって
引き起こされることがあります。
 
 
そのほか肥満体でも気道が狭まりがちです。
 
 
日本人の場合は肥満ではなくても、
 
首が短く下あごが小さいという特徴によって、
 
気道の閉塞が起こりやすいといわれています。
 
 
 
 
そのほか睡眠中のいびきは、
アルコールの飲みすぎでも発生します。
 
 
 
お酒の飲み過ぎが眠りを浅くするのは、
もちろん脳をまひさせるからですが、
気道の閉塞も関係しているかもしれません。
 
 
睡眠時無呼吸症候群とは?
 
 
このようにいびきは睡眠中に発生し、
酸素供給量を少なくする危険がありますが、
それが発展したものが睡眠時無呼吸症候群です。
 
 
この睡眠障害では、呼吸が浅くなったり、
完全に止まる状態が10秒以上続くものを
無呼吸と言います。
 
 
その無呼吸が1時間のうちに5回以上発生するようになると、
 
呼吸関連睡眠障害と診断されます。
 
 
多い人だと、1時間のうちに30~100回以上の
患者さんも存在するといいます。
 
 
無呼吸の間は、呼吸しなかったり呼吸が浅くなるので、
いびきがぴたっと止まります。
 
 
 
つまり激しいイビキが断続的に繰り返される
「エンスト型のいびき」の人は、
睡眠時無呼吸症候群の可能性が大きいといえます。
 
 
 
いびきの睡眠障害では、呼吸が止まっている間は、
 
心臓や脳に酸素が行かないので、
 
心臓や脳がダメージをうけます。
 
 
そのため重大な心疾患や脳疾患を
引き起こす危険があります。
 
 
また寝始めのノンレム睡眠の第3、第4段階の
深い眠りが激減するために、
日中の耐え難い眠気が現れます。
 
 
このいびきの睡眠障害は、ナルコレプシーと同様に
過眠症の一種なのです。
 
 
 
いびきによる睡眠障害を放置していると、
昼間に突然眠り込んでしまい、
重大な産業事故を起こすことになりかねません。
 
 
実際に過去に、新幹線の運転士が
居眠り運転をしてしまい、重大な事故になる
寸前で自動制御装置が作動した
という事件がありました。
 
 
この運転士も、睡眠時無呼吸症候群だったそうです。
 
 
いびきの睡眠障害は、脳と心臓にダメージを与えるため、
レム睡眠中に突然死する危険もあります。
 
 
レム睡眠のときは、自律神経のバランスが乱れ、
脈拍や呼吸が不規則になるからです。
 
 
いびきの睡眠障害の治療法
 
 
全国には約200万人の睡眠時無呼吸症候群の人がいるそうです。
 
 
 しかし、実際に睡眠障害の治療を受けている人は、
ごくわずかだといいます。
 
 
つまり約200万人もの人が、
睡眠中に突然死を起こす危険と隣りあわせで
生活しているわけです。
 
 
 
睡眠時無呼吸症候群の治療法としては、
軽度の場合は、マウスピースを着用して寝たりします。
 
 
 
これは歯科の範ちゅうですが、
気道が確保されるので、いびきを睡眠中に
かかなくなります。
 
 
 
そのほか1時間に無呼吸が20回以上ある人は、
CPAP(シーパップ)療法を健康保険で受
けることができます。
 
 
 
これは鼻から強制的に空気を送り込む装置。
 
CPAP療法によって重度の呼吸障害は改善され
、深い眠りを得られるようになります。装置は小型化してきているので、持ち運びも楽です。
 
 
 
原因となる肥満やアルコール依存を改善することが、
根本的な解決法となります。
 
 
 
そのほか、いびきは睡眠時に横向きに寝ることで、
押さえることができます。
 
 
たて中央部を高くしたシーツが販売されていて、
これを使用すると仰向けになれないので、
必然的にいびきが解消されます。
 
 
いびきでお悩みがありましたら、やってみて下さいね。
 
 
 
 

夜型の勉強は・・・

夜型の勉強は・・・
 
 
夜型の勉強は・・・
 
 
前回は睡眠と脳、さらには記憶に及ぼす影響の
お話をしました。
 
 
 
眠くなる時間、夜の時間に勉強する
ということがどうなのか、みてみましょう。
 
 
 
夜の勉強は一般的には効率が落ちると言われています。
と言うのも・・・
 
 
 
夜中9時以降になると、
メラトニンと言う眠気物質が分泌され、
脳が休息する体制に入るということからです。
 
 
脳が休息する体制に入っているのに、
情報を送り込み続けても脳では受け止める能力が
低下しているため効率も上がらないというわけです。
 
 
 
それでも、
夜みんなが寝静まったときに勉強していると、
どんどんはかどってくると言う夜型人間の人もかなりいますが、
これは残念ながらご本人自身の錯覚によるところが多いのです。
 
 
 
仮に夜でも全然眠くない、
脳が冴えているように思えても、
 
昼間に比べて効率がはるかに落ちてしまっていることを
見落としてはなりません。
 
 
しかしながら、夜中の9時以降、
効率が落ちるから勉強はしない・・・というわけには
いかないでしょう。
 
 
 
 たとえば、こんな例もあります。
 
 
深夜12時近辺の時間帯に一番頭が数学向きの頭
なっていたということがあったそうです。
 
 

確かに科目ごとに勉強するのに向いた時間は
あるようです。



 
 
 
寝る前に勉強すると
よく記憶に残るそうですが、問題もあります。

 
 
 
寝る前に勉強のような頭が興奮することを
おこなうと寝つきが悪くなって最終的に
学習効率が下がります。


 
 
学習したことは寝ている間に整理されていきます。

 
 
この時 睡眠時間・睡眠の質が記憶に影響するようです。
 
 
 
 
昼間、又は朝の方が効率が良いのは
周知の事実ですが、夜の勉強は
効率は落ちるものの、
人によっては貴重な勉強時間とういう方も多くいることでしょう。
 
 
 
夜9時以降は思考力を中心とした勉強が良いとされます。
 
 
丸暗記したものに対して、疑うのもいいことです。
 
 
夜は「考える」「疑う」「迷う」という作業に
集中すればするほど、応用力が養われていきます。
 
 
 
 
暗記は深夜には向いているとは言えませんが、
寝る直前であれば、記憶の定着から考えると
良いのではないでしょうか。
 
 
 
ただし、深夜の勉強についても、睡眠時間を無理して
削ってまで勉強することは、早朝の勉強と同様
あまりお勧めしません。
 
 
 
 
必要な睡眠時間は確保できる時間まで
勉強するように留めておくことが最もよいでしょう。

 
 
 
良い睡眠が取れなければ昼間の勉強効率が
大きく低下してしまいますので、注意が必要です 。
 
 
 

睡眠とストレス、そして脳との関係は・・・

 
 
睡眠とストレス、そして脳との関係は・・・
 
 
ストレスホルモンと睡眠
 
 
人は起きている間に、さまざまなホルモンが分泌されますが、
これが睡眠と脳に関わっています。
 
 
私たちはストレスを感じると、2つのホルモンがでます。
 
 
アドレナリンコルチゾンというホルモンです。
 
 
これが出るとストレス反応として、
血圧を上昇させたり、体を闘争または逃避反応に備えます。
 
 
実はストレスがかかると、睡眠物質が作られ、
眠くなるのです。
 
 
 
それは・・・
 
 
たとえばこのストレスホルモンである
「副腎皮質刺激ホルモン」ACTH(adrenocorticotropic hormone)。
 
 
これは脳下垂体前葉から分泌されます。
 
 
大脳辺縁系からの持続的なストレスを、
視床下部がキャッチするとACTHを分泌して、
副腎皮質に作用します。
 
 
そして、コルチゾール(糖質コルチコイド)を
分泌させます。
 
 
このコルチゾールは、ステロイドです。
 
 
この大脳辺縁系の働きは以前にも
脳の働きとしてお話ししました。
 
 
大脳辺縁系の働きは、
 
好きか嫌いかを過去の記憶から判断し、
好きと判断した場合は意欲を起こし、
嫌いと判断した場合は、それを避けるための信号を発します。
 
 
こういう一連のことで、
ストレスを感じる状況が生まれます。
 
 
そうした動物としての原初的な
行動の源となっている部位です。
 
 
 
コルチゾールが分泌されると、
血糖値や血圧、脈拍を上昇させ、炎症を抑制する作用もあります。
 
 
持続的なストレスに対処します。
 
 
ACTHはやがて分解され、睡眠物質となります。
 
 
 
ということで、この一連の流れから、
ストレスを受けた後は眠くなるわけですね。
 
 
 
この原理により、昼間を活動的に過ごすほど、
夜に睡眠物質が多く作られ、眠くなってくるのです。
 
 
 
昼間に家のなかでダラダラと過ごしてしまうと、
夜寝つきにくいというのは、
ACTHの産生が少ないため、睡眠物質に変化しないからです。
 
 
 
睡眠と脳は、日中にどう過ごすのかに
影響されるわけですね。
 
 
 
体内時計とメラトニン
 
 
人間にはサーカディアンリズムがあります。
 
 
これは概日リズムといわれます。
 
 
人の体内時計は約25時間であり、
自転周期よりやや長くなっています。
 
 
これは、
間脳視床下部にある視交叉上核から発信しています。
 
 
ここに体内時計があり、睡眠と脳を管理しています。
 
 
人が朝日を浴びると、
視交叉上核にある体内時計が24時間にリセットされます。
 
 
 
すると、
変更されたという情報は松果体に連絡が行き、
睡眠ホルモンであるメラトニンをストップさせます。
 
 
そして約14~16時間後に分泌を開始します。
 
 
朝8時に朝日を浴びると、
 
夜10時から12時ごろに眠くなる、
 
睡眠と脳のしくみがあるのです。
 
 
 
このように一定時間が来ると、
睡眠ホルモンが血液に乗って全身を回り始めます。
 
 
 
これは体内時計がある、
間脳の視交叉上核によってコントロールされているのです。
 
 
 
メラトニンは脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる
部分から分泌されるホルモンです。
 
 
 
体内時計に働きかけることで、
覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、
「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。 
 
 
 
メラトニンは、
 
血液の流れに乗って、全身の器官に
「寝る時間が来たよ」と知らせるわけですね。
 
 
具体的にいうと、メラトニンには
脈拍、体温、血圧を下げて眠気を誘い、
睡眠を持続させる働きがあります。
 
 
こういった一連の流れは、睡眠と脳にとって
不可欠な仕組みといえます。
 
 
また、注意が必要なのは、
 
夜中に強い照明の中にいるとメラトニンの分泌量が減って、
 
体内時計に休息の時刻が伝わらず、
 
睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。
 
 
 
夜間に強い光を浴びることが、
現代型不眠の原因の一つと考えられています。
 
 
 
 
神経伝達物質と睡眠・覚醒
 
 
普段はドーパミンやノルエピネフリン(ノルアドレナリン)、
アセチルコリン、ヒスタミンといった
興奮性神経伝達物質が前頭葉を刺激しています。
 
 
それによって起きていること(覚醒)ができているのです。
 
 
ところが体内時計に従って、夜に
 
睡眠中枢にあるGABA(ギャバ)が
ドーパミンやノルアドレナリンを抑制するようになると、
眠気が訪れるようになっています。
 
 
 
このように睡眠と脳は、つねに複雑なしくみで、
眠りと覚醒を繰り返しています。
 
 
 
深いノンレム睡眠時に大脳は全体的に休められますが、
成長ホルモンを分泌する時間帯でもあります。
 
 
 
成長ホルモンは
脂肪の燃焼、免疫力のアップ、骨や筋肉を作る、
傷んだ皮膚を再生させるなど、主に
体のメンテナンスを担当しています。
 
 
睡眠中に大脳を深く休めている間に、
体の手入れをしているわけです。
 
 
 
成長ホルモンは大人でも子供でも、
寝始めの3時間(とくに90分)に多く分泌されます。
 
 
ということは、身体のメンテナンスをしている
成長ホルモンの恩恵を受けるためには、どんなに
寝る暇がなくても、3時間は睡眠をとった方が良いようですね。
 
 
なるべく意識して生活リズムを作ってみましょう!
 
 
 

睡眠で脳が浄化される?!

睡眠で脳が浄化される?!
 
睡眠で脳が浄化される?!
 
 
前回は睡眠と集中力の関係をお話ししました。
 
今回はとても興味深い記事の紹介をさせて頂きます。
 
睡眠が脳内の老廃物を掃除する効果がある!!
 
ということがわかったのです。
 
以下がその記事です。
 
 
 
睡眠によって頭がすっきりする仕組みを、
米ロチェスター大などの研究チームが明らかにした。
 
 
睡眠には脳内の老廃物を掃除する効果がある
ことを突き止めた。
 
 
脳の病気の原因になる
脳内にたまった老廃物の解明につながる可能性も
あるという。
 
 
米科学誌サイエンス電子版で発表した。
 
 
 
チームは、睡眠時と覚醒時のマウスの脳の体液の流れを
調べた。
 
 
脳内の隙間を流れる体液が
毒性のある老廃物を除去している。
 
 
睡眠中のマウスの脳は体液の流れる隙間が、
覚醒時より60%以上大きくなっていた。
 
 
老廃物の一つに、アルツハイマー病に関係している
とされるたんぱく質アミロイドベータがある。
 
 
睡眠中のマウスの脳内のアミロイドベータを
調べたところ、覚醒時に比べて2倍速く
脳から取り除かれていた。
 
 
睡眠不足になると、うまく決断できなかったり、
学習が困難になったりする。
 
 
睡眠は、
 
脳内の老廃物を除去する役割があったという。
 
     (朝日新聞デジタル  睡眠が脳の老廃物を掃除 より)
 
 
 
だから寝るとすっきり目覚めることができるのですね!
 
人間の脳は 睡眠中も活動しています。
 
 
記憶の面から言えば、
 
睡眠中の脳は日常の記憶を整理して短期記憶を
長期記憶に変換したりする作業を続けています。
 
 
 
ただし活動中とはいえ、脳は24時間同じ活動はできません。
 
 
睡眠することによって 効率的に
情報処理作業ができるのです。
 
 
 
以前にお話しましたが、
睡眠には2つのパターンがあります。
 
 
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があり、
一晩のうちに4~5回繰り返されています。
 
 
 
どちらも睡眠中に脳を休めるのですが、
休息のさせ方が違います。
 
 
浅いレム睡眠
 
「記憶の整理」や、うつ病の予防などの
「精神疲労の回復」を担当しています。
 
 
 
このときに夢を見ますから、
睡眠中に脳は完全には休まっていないわけです。
 
 
 
一方、深いノンレム睡眠は、
「大脳を全体的に深く休ませる役割」があります。
 
 
ノンレム睡眠のときに、
起きている間にヒートアップしていた脳の温度が、
ようやく下がっていくのです。
 
 
この時、夢はほとんど見ません。
 
 
 
睡眠で脳の熱を冷ます
 
 
人は起きているときは、
ものを見て、聞いて、味わったり、嗅いだり、
触れたりして五感が働きます。
 
 
また自分の頭のなかで、思考を巡らすこともあるでしょう。
 
 
歩いたり運動しているときも、大脳を使っています。
 
 
一見ボーッとしているようでも、大脳は働いています。
 
 
そうなると、どこかで大脳の熱を冷ましてあげないと、
ヒートアップしてしまいます。
 
 
それこそ睡眠の役割なのです。
 
 
睡眠で脳は、初めて休まります。
 
 
脳が疲れたとき、ちょっと居眠りをするだけでも、
頭がスッキリ晴れ渡ったという経験は
誰にでもあるでしょう。
 
 
これは居眠りが、
大脳を休めるノンレム睡眠に通じるためですね。
 
 
もちろん15分程度の居眠りでは、
ノンレム睡眠の第3、第4段階までは到達しませんが、
浅いノンレム睡眠なら現われます。
 
 
 
ちょっとした仮眠でもすっきりするのは、
この大脳を休めるノンレム睡眠になる
ことからなのですね。
 
 
忙しい方は、なかなか睡眠時間を取れないのが
悩みなのではないでしょうか。
 
 
そんな中にも15分程度の仮眠、もっと平たく言えば、居眠り
有効ですので、試してみて下さいね。
 
 
 

集中力と睡眠の関係は・・・ 

集中力と睡眠の関係は・・・ 
 
 
集中力と睡眠の関係
 
 
 
勉強する上で、集中力と結果は比例すると思われます。
 
 
ですので、集中力を向上する方法を
前回までいろいろお話ししてきました。
 
 
 
今回はこの集中力と睡眠の関係を考えてみたいと思います。
 
 
 
睡眠に関しては、頭の回転の良し悪しとの関係でも
お話ししてあります。
 
 ▼
 
記憶の玉手箱
 
 
 
睡眠時間を削るとどうなるでしょうか?
 
 
勉強効率が落ち、時間は増えても結果は悪くなる、
ということがいえるでしょう。
 
 
 
一昔前は「四当五落」
(=4時間睡眠なら合格できるが、5時間睡眠だと落ちる)
と言われたものですが・・・
 
 
 
今は適切な睡眠の重要性が認識されており、
 
「睡眠不足」が、勉強の集中力・記憶力を低下させ、
 
勉強の効率にとって、何一つメリットがないのは
今や常識となっています。
 
 
 
一般的に睡眠不足とよく言っていますが、
睡眠不足には2種類あります。
 
 
 
①【慢性的睡眠不足】
 
 
1週間、2週間、1ヶ月と、中長期にわたって、
睡眠不足が続く状態です。
 
 
②【急性的睡眠不足】
 
 
たとえばある日徹夜をして、
「24時間連続で起きてます」というような、
突発的な超睡眠不足の状態。
 
 
この「慢性的」と「急性的」、どちらが危険かというと、
圧倒的に【慢性的睡眠不足】の方なのです。
 
 
 
慢性的な睡眠不足が続いた場合、その後、
まとめて長時間(たとえば10時間ぐらい)寝ても、
起床直後だけ、いったん正常に回復したかのように
思えるのですが実のところは、集中力・注意力といった
脳の機能は完全には回復しないというのです。
 
 
 
正常に回復したように感じてしまうのは、危険です。
 
 
 
実は慢性定期な睡眠不足で脳の機能が低下して、
勉強効率が低下しているのもかかわらず
それに気づけないのです。
 
 
 
慢性的睡眠不足の場合は、
1日長時間寝た程度では回復できず、その後、
長期間に渡ってしっかり睡眠をとり続けないことには
脳の機能は、なかなか元に戻らないようです。
 
 
 
睡眠不足は判断、注意維持、集中力、作業能力
および記憶の確実な想起などの脳機能に悪影響を及ぼし、
睡眠不足が連続することで生じる
睡眠負債の蓄積量に応じて、その悪影響の度合いは増加します。
 
 
 
集中力と注意力を高めようと思うならば、
 
適切な時間と質の良い睡眠を取ることが
 
その基本であることを、多くの科学研究の成果が示しています。
 
 
 
次に一つの実験結果を示しておきます。
 
 
 
脳の判断能力が睡眠不足により低下していた
30歳代の男性サラリーマンに15分の短時間仮眠を取らせ、
前後の脳機能を脳波で測定し比較した例です。
 
 
脳波(事象関連電位)で調べると、
脳内の情報処理に要する時間が計測できます。
 
 
 
2種類の音をランダムに聞かせ、
ターゲットの音が聞こえた時だけ
ボタンを押すというものです。
 
 
これは、判断するのに注意を持続的に保つ必要があります。
 
 
 
仮眠前は、音を聞き判断するまでの脳の
情報処理時間は0.35秒(350ミリ秒)超でしたが、
 
仮眠後には0.3秒(300ミリ秒)にまで
判断に要する時間が短縮しています。
 
 
 
15%近く時間が短縮し、脳の働きが
回復していることがわかります。
 
 
注意の維持も仮眠後には2倍近く改善しています。
 
 
 
このように、睡眠不足を補う仮眠することにより、
情報処理能力がアップするということが
結果としてでていることがわかりました。
 
 
 
日々、睡眠時間の確保をしっかり意識すること。
 
また、もし睡眠不足になってしまったら、
できるだけ「慢性化」する前に、遅くとも2~3日以内に、
一度しっかり睡眠をとるようにすることを心がけましょう!
 
 
これだけで、脳の機能が低下することを防ぐことができます。
 
 
生活の中でぜひ意識してみて下さいね。
 
 
 

うつ病の症状は・・・

 
 
 
うつ病の症状は・・・
 
 
日常生活の中で、嫌なことやがっかりすることがあれば、
気持ちが沈んで元気も出なくなる、
 
ということは誰もが経験することです。
 
 
 
しかし多くの場合、たとえ気分が落ち込んだとしても、
何か楽しいことがあればその時だけでも気が紛れたり、
時間が経ってがっかりさせられた原因が
解消されたりすると、自然に気が晴れてくるものです。
 
 
 
こういった誰もが経験する、
“一時的で、日常生活に支障を来さない気分の落ち込み”は、
『うつ病』とはいいません。
 
 
ではどういう症状が出てくるのでしょうか。
 
 
うつ病での『うつ状態』というのは、
 
”物事に対する関心や取り組む意欲が失せて
何もする気が起こらない状態が一日中ずっと、
ほとんど毎日、2週間以上にわたって続いた状態”
をさします。
 
 
 
また、「眠れない」「食べられない」など
さまざまなつらい症状も伴うため、
日常生活に大きな支障を来したりするようになります。
 
 
 
このように、うつ病は、妙に暗くなる、
 
考え方が悲観的になる、やる気が出なくなる、
 
よく眠れなくなる、などの症状が現れます。
 
 
 
それ以外にも、食欲がなくなる、
 
頻脈・頻尿、吐き気、過呼吸など、
 
身体的な症状が出る人も多いので、
 
本人もうつだと自覚するケースが多いです。
 
 
 
うつの症状が出てくると、はたから見て
「最近話しなくなったなー」くらいの
印象しか受けませんが、うつ状態の人の中は
悲観的な考え方が支配しているので、
ある日突然取り返しの付かない行動に出ることもあります。
 
 
 
 
厚生労働省の調査(平成14年度)によれば、
わが国では20歳以上の人の約7.5%
( およそ13人に1人)が、その調査の時点までに、
一度はうつ病を経験したことがある、
と報告されています。
 
 
 
世界でも人口の3~5%の人がうつ病だといわれており、
この数字をあてはめると日本でも600万人以上の人が
うつ病にかかっていると考えられます。
 
 
 
■ うつ病と不眠
 
 
うつ病において、不眠は必ずといっていいほど
みられる症状です。
 
 
 
うつ病での睡眠障害のパターンとしては、
夜ゆっくりと眠れなかったり、朝目覚めても
 
気分がスッキリしなかったりする【熟眠障害】、
 
あるいはもっと長く寝ていたいのに、
 
なぜか午前3時や4時に目が覚めてしまって、
 
それからは眠れずに悶々とする【早期覚醒】
 
といった状態になることが多いようです。
 
 
 
うつ状態・うつ病になると
あらゆる機能・能力が低下し、また不安な気持ちが
強くなって悲観的な考えから抜け出せなくなるため、
いくら考えても進むべき正しい道が
見出せなくなります。
 
 
うつ病の時は本来の自分ではない状態なのです。
 
 
うつ病の時にはできないと思うことでも、
回復すればできるようになることが多いものです。
 
 
 
したがって、このような時に人生の上での
大きな決断は避けた方が賢明です。
 
 
うつ病の時の悩み事はいったん棚上げにして、
回復してから考えるようにしましよう。
 
 
 
今回はうつの症状がどのようなものなのか、
みてみました。
 
 
 
明日はその原因の最新情報をみてみたいと思います。