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記憶するプロセスとは 

記憶するプロセスとは 
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記憶するプロセスとは
 
 
記憶の原理からすると、
記憶するプロセスは次のようになります。
 
 
最初に印象を受けたものが刻みこまれる → 記銘
 
次にそれが蓄積される → 保持
 
第三にそれを思い出し、再現する → 想起
 
第四に覚えたと意識する → 再固定化
 
 
① 記銘
 
一時的に覚えることです。
 
聞いた電話番号を、とりあえず記憶するときのように、
すぐに忘れられてしまう記憶です。
 
つまり短期記憶の段階です。
 
 
② 保持
 
短期記憶を長期記憶にすることです。
 
ただ1度見ただけでは数分で忘れてしまうので、
何度も脳内で反復して繰り返します。
 
 
これによって長期記憶になります。
 
この段階では、まだ「長期記憶の初期段階」のため、
1日もすれば半分以上を忘れてしまいます。
 
 
エビングハウスの忘却曲線によると
記憶は、20分で約47%、
1時間で約56%、9時間で約67%
忘れると言われています。
 
つまり半日で30%くらいしか
覚えていないということになります。
 
これが忘れる脳を言われるゆえんかもしれませんね・・・
 
 
③ 想起
 
頭の中から思い出すこと、
すなわちストックされている知識を想起することです。
 
 
一度は長期記憶として保管できても、
それを「想起」、つまり思い出し、
アウトプットできなければ意味がありません。
 
 
記憶は、インプットしたことを、アウトプットできてこそ
意味があるということを忘れないようにしましょう。
 
 
 
④ 再固定化
 
人は何かを思い出すと、
その記憶が不安定になるという現象です。
 
 
ですから思い出すということは、
記憶にとって不可欠ではありますが、
思い出した瞬間に「記憶の干渉」をうけて
記憶が薄まってしまう危険がともないます。
 
 
このことから、一度は長期記憶にできた知識でも、
たえず復習によって磨き続ける必要があるわけです。
 
 
短期記憶とは「記銘」の段階であり、
人が外界から情報を取り入れるさいに、
はじめに通過する入り口になります。
 
 
外界からの情報は、
視覚(目)、聴覚(耳)、嗅覚(鼻)、触覚(肌、筋肉など)、
味覚(舌)という五感から入ってきます。
 
 
まずこの五感をフルに使って
いかに印象深く残すかが記憶につながる要素になります。
 
 
 
通常勉強している時は、ほぼ視覚と聴覚がほとんどです。
 
 
 
記憶術では覚える時に、視覚と聴覚だけではなく、
すべての五感を鍛えて関連づけることを
トレーニングするわけです。
 
 
 
外部の情報に対して、まずは「感覚記憶」
が使われます。
 
 
目を閉じたとしても1秒間くらいは、
目をあけていたときの光景が残るはずです。
 
 
また耳にした言葉や音も、
5秒間くらいは耳朶に残っているはずです。
 
 
たった数秒間の記憶の保持ですが、
この感覚記憶がなければ、さらなる短期記憶も、
ましてや長期記憶もありえません。
 
 
たとえば耳をふさいで目を閉じてしまえば、
外界からの情報が遮断されます。
 
 
情報自体入ってこなくなります。
 
これほど、感覚器官自体での記憶というものは重要です。
 
 
この感覚記憶は、
イメージ力や右脳の能力にも通じるものがあります。
 
 
一度見たものを写真記憶のように覚えていられる人は、
記憶力も抜群ということです。
 
 
もともと狭い「記憶の入り口」を、
できるだけ広くするトレーニングを積むことによって、
記憶力を高めることができます。
 
 
 
これは後で述べるワーキングメモリや海馬でも同様です。
 
 
狭い間口を広げることが、
記憶力増強のポイントということです。
 
 
 
ちなみに人が風景を楽しめるのも、
音楽を連続した音律として感じられるのも、
感覚記憶があればこそです。
 
 
一瞬前の光景や音律を記憶しているからこそ、
「連続したもの」として捉えられるわけですね。
 
 
 
次回はさらに短期記憶についてです。
 
 
 

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