物忘れには瞑想?!
最近では瞑想が身体にいい、
ということが言われています。
特に脳の前頭葉や大脳辺縁系にある海馬、
脳の血流や酸素が
増えることがわかっています。
実際に息を吐くことで副交感神経になり、
脳内ホルモンのセロトニンがでます。
これは鎮静作用があるので、
不安や心配、
怒りなどのネガティブな感情を
抑えることができるのです。
瞑想が物忘れに対して
どのような効果があるのか、
音楽と比較して
実験した研究発表がありますので、
参考にしてください。
▼ ▼ ▼
アメリカのウェストバージニア大学の
Innes博士らのグループは、
自覚的記憶障害の方を対象に
「瞑想」と「音楽」の効果を調べ、
2016年に発表しました。
認知症予防には、
食生活の改善や定期的な運動、
さらにストレスの軽減が
効果的だとされています。
ストレスを効果的に減らすための
方法はいくつかありますが、
「瞑想」もその一つです。
実験の参加者は、
最近物忘れが激しいと感じている
50歳以上の方60人で、
一般から募集されました。
参加者をランダムに
2つのグループに分け、
一つ目のグループは瞑想レッスンを、
もう一方のグループは
音楽レッスンを行いました。
最初のレッスンで
インストラクターから説明があり、
翌日からは自宅でCDを利用して
12分間のレッスンを毎日、
12週間行いました。
レッスン期間に入る前と
12週間のレッスン期間後、
そしてレッスン期間が終わってから
3か月後に、
「記憶力測定」と
「睡眠や気分に関する調査」を行い、
結果を比較しました。
どちらのグループも
著しい記憶力の改善は見られませんでしたが、
「物忘れ」などの自覚症状が
減ることがわかりました。
また、どちらのグループでも
睡眠の質(長さや深さ)が
上がっていることがわかりました。
さらに、ストレスが減り、
不安感や気分が落ち込むことが
減ったと感じていることもわかりました。
また、睡眠やストレスは
瞑想グループのほうが、
音楽グループよりも、
改善の程度が大きいこともわかりました。
興味深いことに、
気分や不安感、
ストレスが改善されている人ほど、
「物忘れ」が減ったと感じる度合いが
大きいことがわかりました。
以上の結果は、
レッスン期間終了から
3カ月経った後も持続していました。
今回の研究から、
物忘れの自覚症状がある方が
音楽や瞑想を毎日取り入れることで、
不安やストレスが減ったり、
睡眠の質が上がったりすることが
わかりました。
また、「物忘れ」を感じることが
減ることがわかりました。
▲ ▲ ▲
瞑想によって、
脳の血流がよくなり、
活性化することで、
物忘れが軽減していくのかもしれません。
日々、時間を決めて
継続することが大切ですね。
興味のある方はぜひやってみて下さいね。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■
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