運動をすると
脳が活性化すると
よく言われていますね。
それは特に有酸素運動の時に、
脳の前頭葉の機能が
活性化すると言われています。
前頭葉は
人間の運動と言語、
感情を司る器官です。
記憶やコミュニケーションにも
関係してきます。
筋肉を動かすことで
血流が促され、
脳に多くの酸素を送り込むことで、
脳が活性化するようです。
特に足は、
筋肉量が多く
感覚器が集中しているので、
走るということで、
大きな効果が得られます。
走ることで血流がよくなるのは、
前頭葉だけではなく、
記憶に関する海馬。
2010年のエリクソン博士らの
研究報告によると、
高齢者120名を対象に、
1年間有酸素運動をするグループと、
ストレッチをするグループに分け、
脳の容量を比較しました。
その結果、
有酸素運動を続けて行ったグループのみ、
海馬の容量が増え続けたことが
報告されました。
走ることで血流がよくなり、
脳に酸素が行き渡ると、
脳細胞が増えるという現象も起こります。
運動と大きく関係しているのが、
脳由来神経因子(BDNF)
という物質です。
脳内で作られるたんぱく質である
脳由来神経因子は、
脳細胞の成長に関係してきます。
脳由来神経因子が沢山あると、
脳全体にバイパスが増えていくので、
脳内でのネットワークが
広がっていきます。
さらに脳細胞が増えることで、
シナプスが太く、
強化されることで連結が強化され、
脳内の情報伝達のスピードが
早くなってきますね。
記憶の引き出しもそれによって、
スムーズになりそうです。
年齢を重ねることで、
だんだん記憶に自信がなくなってきたら、
脳細胞が減らないようにする努力が
必要ですね。
さらにストレスが多くかかり
精神的に安定しない場合にも、
走ること、
運動することで、
緩和されます。
ストレスがかかると、
視床下部の指令により、
コルチゾールというホルモンが出ます。
この抗炎症作用を持つ
コルチゾールホルモンが
多く体内に滞留することで、
脳の海馬や扁桃核にダメージを与え、
記憶力の低下、
集中力の欠如、
不快な気分を起こしてしまいます。
このようにストレスを回避するためにも、
走ることや運動をしていくことは
良いようです。
走ること以外でも
20分以上のウォーキングを続けて行うことで、
前頭葉の外側の部分や
側頭葉の厚みが増すと言われています。
前述したように
前頭葉は記憶にも関係が深いので、
認知症予防にも効果が期待できます。
ウォーキングなどの運動を
週3回以上やっていた人は、
やっていなかった人に比べて
認知症にかかる割合が少ない
という結果もでています。
走ることで脳の活性化や
ストレスの緩和などが期待できますね。
ぜひ日々の生活の中で取り入れたいものです。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■
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