睡眠が認知症に影響する?!
私たちは通常夜になると眠くなりますが、
それは、
脳の中の松果体というところから分泌される
「メラトニン」という
ホルモンがでるからです。
このメラトニンは、
夜間に多く放出され
昼間は少しずつ出ます。
そして、
体内時計(サーカディアンリズム)に
関係していて、
睡眠に導きます。
朝、光を浴びると、
体内時計がリセットされて
メラトニンの分泌が止まり、
活動状態に導かれます。
メラトニンは目覚めてから
14~16時間ぐらい経過すると
体内時計からの指令が出て
再び分泌されます。
徐々にメラトニンの分泌が高まり、
その作用で深部体温が低下して、
休息に適した状態に導かれ
眠気を感じるようになります。
実はこのメラトニンに
アルツハイマー病の
アミロイドベータ沈着を
防ぐ効果もあることが示されています。
アミロイドベータとは、
脳が活動したときに生まれる
老廃物・アミロイドβ、
通称“脳のゴミ”です。
このアミロイドβの
“排出力の低下”が
アルツハイマー病と関係が
あるということです。
寝ることでアミロイドβを
脳から洗い流す能力が
高まることがわかってきました。
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岡山大の松原 悦朗教授らが
2003年に発表したデータでは、
加齢で脳にアミロイドベータが
沈着するマウスに
メラトニンを投与すると、
脳アミロイドベータ沈着が減少し、
タンパクの酸化が低減し、
寿命が延びることを示しました。
メラトニンは、
ビタミンE やβカロテンのような
抗酸化物質でもあり、
老化を引き起こす活性酸素の害を
弱める働きがあります。
また、
フランス国立保健医学研究機構が
2007年に発表した論文では、
メラトニンが海馬の神経細胞を
新しく作る神経細胞新生を
促進する効果があると報告されています。
nounow 2016.07.04
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昼夜が逆転するような生活を送っていると
メラトニンが分泌されにくくなり、
自律神経や免疫機能も
低下するといわれています。
睡眠をしっかりとって、
メラトニンをきちんと分泌させて、
アミロイドβを脳から洗い流す能力を
つけるようにしましょう。
そのことが、
認知症予防になるようです。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■
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