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脳と感情、そして身体の関係とは?!

脳と感情、そして身体の関係とは?!
 

脳と感情、そして身体の関係とは・・・

昨日は脳細胞が日々死んでいくのに対応して、
神経繊維を増やし回路を増やしていくことにより、
脳を活性化することができることをお話しました。

http://kioku.or.jp

脳にある神経細胞が生き続けるには、
アミノ酸の一種である『セリン』が必要である
という研究を理化学研究所のチームが発表しました。

 

脳の記憶に関係するという海馬の神経細胞に、
様々な物質を与えてどれだけ細胞が
生き続けられるかを調べました。

 

その結果、
セリンを与えた海馬の神経細胞は
1ヶ月近く生き続けました。

 

神経細胞への酸素供給が少なくなる前に
セリンを与えると、酸欠による神経細胞の死が
抑制出来ることも分かりました。

 

神経細胞は、成熟すると分裂したり
増殖したりしなくなります。

 

しかし、各細胞は長く生き続け、
神経の突起を延ばすなど活発に働きます。

 

その理由はこれまで謎でしたが、セリン
神経細胞を活発化させるものの1つであることが、
この実験から分かります。

 

セリンは体内で合成できるアミノ酸です。

 

脳では神経細胞を取り巻くグリア細胞が
作ってようです。

 

また、脳梗塞などで脳の血液の流れが悪くなり、
神経細胞が酸欠状態になったときに

セリンを補って、脳の機能を維持することも
考えられます。

 

脳が活動するには、たくさんの栄養が必要です。

アミノ酸もその一種。

動物性タンパク質を多く摂取する人は寿命が長く、
年を取っても知的活動が低下しないといいます。

 

脳と活性酸素

大脳辺縁系

  新皮質=知性脳 古皮質=情動脳 (感情)~活性酸素が発生

旧皮質=生命脳(生命の維持をしている、七情のコントロールが必要)
         ↓
         (例えば)よく怒る人は早くボケる

七情とは・・

中医学では人間の精神情志活動のことで
『 喜 ・ 怒 ・ 憂 ・ 思 ・ 悲 ・ 怒 ・ 驚 』
の七つ感情の事です。

 

嬉しい、悲しいなどの感情は、
人間らしく生きるためには欠かせないものです。

しかし度が過ぎて感情のバランスを崩すと
体調のバランスまで崩れてしまいます。

中医学では、
怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の7つの情緒変化を
『七情』とよび、
これらの感情が強すぎたり、
長期間続いたりするとさまざまな病気を
引き起こすと考えます。

 

これは言葉こそ違いますが、
現代医学のストレスに対する考え方とほぼ同じです。

 

ストレスとは、
七情のバランスが乱れた状態のことなのです。

 

これによって、活性酸素が発生して、
細胞に傷をつけることになり、さまざまな病気を引き起こすのです。

 

感情と脳、それによって起こる病気。

脳と心は切り離せないものですね。

感情の脳科学

生理学的には、
感情には身体感覚に関連した無意識な感情と
意識的な感情と分類されることが多いです。

 

意識的感情には、大脳皮質(大脳の表面)
とりわけ帯状回、前頭葉が関与しています。

 

無意識感情には、皮質下(脳の中心の方)の
扁桃体、視床下部、脳幹に加えて、自律神経系、内分泌系、
骨格筋などの末梢系が関与します。

 

しかし、感情も情動も、皮質と帯状回のみで成立する、
という反論もあります。

 

マグダ・アーノル感情理論では、
外界からの刺激に対して、
まず危険であるか有益であるかを
皮質下および帯状回で無意識に判断します。

 

次に皮質でどう行動するかを判断します。

 

その判断に基づいて末梢の反応
交感神経の興奮、骨格筋の緊張など)が起こり、
最後に皮質にてそれを意識的な感情として認識します。

 

この説の根拠となる実験的証拠は、
強い感情を惹起する視覚刺激を短時間(30ms以下)呈示すると、
意識上は認識できない(サブリミナル効果)にも関わらず
末梢では反応が見られるという事実です。

 

サブリミナル効果(サブリミナルこうか)とは、
意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで
表れるとされている効果のことです。

 

このように、意識的・無意識的感情が脳と関連して、
さまざまな私達の行動を左右し、さらに
ストレスや病気ということにも関連していくのです。

 

なるべく感情を穏やかに、バランスをとれるように
感性を豊かにしていきたいものです。

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脳細胞は死んだら再生しない?!

脳細胞は死んだら再生しない?!
 
 

脳細胞は死んだら再生しない?!

 

人の脳細胞は、約150億個の数でできています。

その中身は1年で100%、アミノ酸が入れ替わっています。

150億個の脳細胞の、一つ一つから、
20本の神経線維が伸びて、20の神経細胞に
刺激を伝えることが出来ます。

一つ一つの脳細胞は、他の脳細胞から、
1000本の神経線維の刺激を受け取ります。

 

脳の記憶や、働きは、細胞の間に
電流の流れやすい回路を作ります。

回路の数は宇宙のすべての粒子の数を
足したものよりも多いと言われています。

 

一日にあった出来事を、海馬という古い脳の
記憶装置に回路として、溜め込みます。

 

夜、寝ているとき、海馬の電気回路を、
消えない記憶として、大脳皮質にコピーしています。

 

睡眠が、記憶を増やすのに大事です。

ところが、人の脳細胞は、25歳を過ぎた頃から、
動脈硬化などの血行不良などで、酸素と、
ブドウ糖の供給が途絶え、
毎日11万個の脳細胞が死ぬようになります。

 

脳細胞は溶かされて、失われていきます。

毎日脳細胞の数が減っても、人の寿命とされる128歳でも、
脳細胞はまだ100億個も残りますから、心配はいりません。

 

このように脳細胞は日々約10万以上死んでしまい、
再生しないのですが、
その一方で、

人間の体は一見いつも同じように見えますが、

実は体内では新陳代謝によって古い細胞は

常に新しい細胞へと作り替えられています

 

つまり細胞のリサイクルが行われているのです。

細胞の代謝は

小腸の粘膜上にある絨毛細胞・・・24時間で消えてしまう。
・熱いものを食べて口に中を火傷しても傷は2~3日で治るし、
・切開した皮膚の傷は・・・約1週間で癒合する。
・肝臓の細胞は・・・2~3週間、
・皮膚の細胞は・・・約1ヶ月で入れ替わり、
・赤血球の寿命は・・・4ヶ月、
・筋肉は・・・4ヶ月で半分が入れ替わる。

このような営みによって、
体の中の細胞は3年も経つとすべてが入れ替わってしまいますが、
それを支えるエネルギー源としてのアミノ酸が不可欠で、
それらが栄養上ふさわしい量と割合で供給されることが
望ましいのです。

 

実際には、
卵や肉や魚などの動物性タンパク質には
必須アミノ酸が過不足なく含まれているので、
その利用効率は良いです。

 

それに対して植物性タンパク質では、
リジン、メチオニン、シスチンなどが不足
しているので、
偏った個々の食品ばかり食べていると、
不足したアミノ酸(制限アミノ酸)の影響を
受けざるを得なくなります。

 

食事パターンに関しては、
動物性タンパク質の摂取割合=動蛋比が30%を越えると、
平均的には制限アミノ酸がなくなることが知られています。

 

現在の日本人の平均的な食生活では
1日当たりタンパク質摂取量は約80gと言われ、
動蛋比はおよそ50%を占めています。

タンパク質の過剰摂取による尿酸の増加があります。        

これについて最近、
人体に不要なものとされてきた尿酸は
体内で酸化防止作用を発揮し、
老化やガン化を予防していると言われ、
人類が他の哺乳動物より長生きなのは
尿酸のレベルが高いためだということから、
多からず少なからず適量の動物性タンパク質摂取が

大切なようです。

 

体重の18~20%はタンパク質で、
個体部分だけでみると75%がタンパク質で占められています。

 

又、タンパク質は脂肪や炭水化物と違って
体内に貯めておくことが出来ないため、
新陳代謝で消耗した分は毎日補給しなければなりません。

 

タンパク質を構成している単位成分のアミノ酸には
約20種類あり、それらが50個以上連なることによって
タンパク質が作られます。

 

人はタンパク質を食物として摂取しますが、
それは消化管でアミノ酸に分解され、
体内に吸収された後再び体のタンパク質となります。

この際、どれか1つでも足りないアミノ酸があると
体に必要なタンパク質は形成されません。

このようにして作られたタンパク質は、
酵素や免疫抗体から血液・筋肉・爪・毛髪に至るまで、
その種類は何千に及びます。

 

【記憶情報伝達を指示する物質】

記憶や感情などの情報伝達にかかわる物質を、
脳の神経細胞内のどこへ届けるかを
決めている司令塔になるタンパク質を、
東京大学の広川信隆教授らが発見しました。

 

このタンパク質がうまく働かないと
アルツハイマー病などの神経変性疾患や老化に伴う
記憶障害を起こすとみられます。

 

神経細胞は軸索という細長い手を持ち、
そこから他の神経細胞の枝状の突起部分に情報を伝えます。

 

情報の受け渡しに必要な物質(受容体)を
突起部分に向かわせる指令タンパク質は

これまで不明でしたが、
広川教授らは『GRIP1』というタンパク質が
その指令を出していることを突き止めました。

 

とても画期的なことです。

脳細胞の数が日々減っていく中、忘れる、
記憶がなくなるという不安を払拭するためには、
神経繊維の数を増やして脳の刺激、活性化を計る必要があります。

五感を鍛えて前頭前野を活性化する記憶術はこちらを参考に!

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アルツハイマーを助長するものとは・・・

アルツハイマーを助長するものとは・・・
 

 

アルツハイマーを助長するものとは・・・

 

★ お酒に弱い人がアルツハイマー病に罹りやすい

国立長寿医療研究センターのグループは2003年1/29、
お酒に弱い人がアルツハイマー病に罹りやすい原因を解明した。

 

アルコールの分解過程で働く酵素が
脳に溜まる有害物質の解毒にも関わっており、

この酵素の働きが弱いと
神経細胞が死滅しやすくなると言う。

そこで注目されたのが、
体内でアルコール分解にかかわる『アルデヒド脱水素酵素2』。

 

この酵素の働きが弱いと
アルツハイマー病になる危険性が高まるという
疫学調査をもとに、酵素と細胞死の関係を調べた。

 

約2400人を対象に酵素の遺伝子タイプを分析。

酵素の働きが弱い人では、
アルツハイマー病患者の脳に溜まる
『4ヒドロキシノネナール』という有毒物質の
もとになる過酸化物質が多かった。

 

酵素が普通に働いている培養細胞に
この有毒物質を加えても大きな影響は無かったが、
酵素の働きが弱い人では、次々と細胞が死んだ。

 

酵素が有害物質も持つことを示す成果という。
この細胞死をビタミンEで抑制できることも確認した。

アルツハイマー病を予防・治療する手がかりを得たようだ。

この酵素は体の様々な細胞で働く。

成果は国際神経化学誌2月号に掲載された。

★    糖尿病とアルツハイマー病

2010年、糖尿病とアルツハイマー病は
お互いに影響されあって発症を早めたり、
症状を悪化させることが、
大阪大学のチームがマウス実験で突き止めた。

 

2つの病気を発症したモデルマウスは
アルツハイマー病マウスより脳血管に
炎症が起きやすかった。

 

アミロイドβの量はアルツハイマー病マウスと
同じだったが、アミロイドβの脳血管への沈着が強く起きた。

 

糖尿病で増えるタンパク質(RAGE)も、
アルツハイマー病マウスの約2倍、
脳血管にたまり炎症も見られた。

糖尿病になるとアルツハイマー病を発症する
危険性が2倍以上になる
ことは、
国内外の疫学研究から知られていた。

 

★ アルツハイマー病患者の脳は、糖尿病と同じ

2013年、九州大学の生体防御医学研究所は、
亡くなった人の脳を解剖した結果、

脳内の遺伝子が糖尿病と同じ状態に
変化することが判明した。

 

同研究所の中別府雄作教授によると、
血糖値を調節するインスリンが脳内で働く仕組みを解明し、
糖尿病状態から回復させる方法が分かれば、
アルツハイマー病の進行を防ぐことができる
可能性があるという。

 

中別府教授らのチームは、
福岡県久山町と協力し調査した結果、
糖尿病になるとアルツハイマー病発症率が
3~4倍に高まる点に着目した。

65歳以上の88人を解剖すると、
脳が萎縮するアルツハイマーを発症した人が26人いた。

 

さらに40人の脳の遺伝子解析にも成功。

 

アルツハイマー発症者は、糖代謝を制御する遺伝子や、
インスリンを作る遺伝子が激減し、
脳内が糖尿病状態になっていた。

 

また、糖尿病患者は脳内の代謝が悪いため、
神経細胞が死んでアルツハイマーの発症や進行の
危険因子になることも判明した。

 

以前は原因不明と言われていたアルツハイマーの
原因が解明されてきている。

 

運動と記憶を関連させて前頭葉を活発にすること、
これにより、脳の活性化を計りたいものです。

活性化したい方はこちら

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アルツハイマーを予防する食べ物は?!

アルツハイマーを予防する食べ物は?!
 
 
 

アルツハイマーを予防する食べ物は?!

昨日はアルツハイマーとはどういうものか、
またアルツハイマーになっていく脳のプロセスは
どのようになっているのかをお話しました。

 

アルツハイマーは日本人の場合、
認知症の70%を占めていて、とても多いわけです。

 

それも最近はとても多くうなぎ上りに
上がっています。

 

日本ではアルツハイマーと診断されている人が、
おおよそ462万人といわれていますが、
30年後には1,000万人を超えるだろうと
いわれています。

 

食生活でも少しでも予防できればいいですよね。

 

アルツハイマーと食習慣

アルツハイマー病の発症に
食習慣が深く関係していること
自治医科大学大宮医療センターの
植木彰教授らの研究チームが疫学調査で突き止めました。

 

患者の多くが脂肪酸などの摂取バランスが
崩れていました。

 

植木教授は
「バランスのとれた食事を摂ることが予防につながる」と
話しています。

 

アルツハイマー病患者51人と、
同年齢の健康な人が、食べている食事の中身を分析しました。

 

男性患者は摂取するエネルギー量が健康な人に比べて
約3割り多い結果でした。

 

穀類・肉類・植物油の摂取量が特に目立ちました。

一方、女性患者は
1日に必要なエネルギーをとっていない人が多く、
海草や緑黄色野菜の摂取量が著しく低い結果になりました。

 

また、男女の患者に共通した傾向として、
青魚に多い不飽和脂肪酸である
ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)の
摂取割合が低い結果になりました。

 

植木教授は「1日80gの青魚、
最低2回の緑黄色野菜を摂る
ことが痴呆の予防には大切」と
指摘しています。

 

偏食で増えるリスク

自治医科大学大宮医療医センター神経内科の
植木彰教授らのグループは、
アルツハイマー病患者の生活習慣の
聞き取りを続けるうちに、
患者の食事内容に偏りがあることに気づきました。

 

痴呆のない家族に比べ、
魚と緑黄色野菜の摂取量が少なかったのです。

 

「痴呆が進行すると、
食事量が極端に増えたり、味覚が変わることは
知られています。

 

しかし、発症前の食事については、
これまで詳細には調べられていませんでした。

 

研究グループの大塚美恵子講師は、
こう語る。 48人の患者と、その家族77人を
比較したところ、1000kcal当たりの換算で
家族が平均59.3gの魚を食べていたのに対し、
患者は39.0gしかなかった。

 

緑黄色野菜の摂取量も
家族は69.9gだったが、患者は45.9g。

全体の食事内容でも、
家族はおおむねバランスがとれていたのに対し、
患者は偏食傾向が見られました。

 

さらに調べると、摂取している栄養素のうち
多価不飽和脂肪酸と呼ばれる脂肪の一種で
バランスの悪さが目立ちました。

 

多価不飽和脂肪酸には
肉に多く含まれる[n6系(リノール酸)]と
魚に多い[n3系(αリノレン酸)]があります。

 

厚生省がまとめた栄養指針『日本人の栄養所要量』では、
[n6]と[n3]の比率は[n6]が4に対し、
[n3]が1程度を目安としています(n6:n3=4:1)。

 

研究グループの調査では、
患者は[n6]が[n3]の平均4.3倍と高く、
逆に家族は同3.4倍と低い傾向が出ました。

 

偏食がアルツハイマー病に結びつくのか、
本格的な研究はこれからだが、
この比率が高くなるほど細胞膜が弱くなり、
多くの病気の引き金となると考えられています。

 

脳で起きる慢性の炎症が
アルツハイマー病の引き金になっている
との説もあります。

 

[n6・n3比]は炎症の抑制にも関係しており、
痴呆に関する研究のすそ野は広いです。

 

若いときから肉類が好きで、
多いときには週に3回以上焼き肉や豚カツを

食べていた患者に、魚を中心にしたメニューに
切り替えさせ、[n3系]のドコサヘキサエン酸製剤も服用させた結果、

簡便な脳機能テスト(MMSE)で初診時19点だったのが
最大で25点まで回復しました。

 

治療をしないと通常は2年で5~6点は下がります。

 

★DHA

魚を食べていた「ギンさん」は
アミロイド斑が出来ていたにも関わらず、
アルツハイマー病を発症しませんでした。

アルツハイマー病は老人斑が出来ると
それを処理しようと免疫細胞が働き始めるのだが、

老人斑だけでなく正常な神経細胞も攻撃することで
脳の神経細胞が炎症を起こす。

それをDHAが修復することが分かりました。

魚を1日80g食べていた人は発症し、
1日120g食べていた人は発症していない。

発症しても1/5だった。
必要量:

マグロのトロ→(2切れ)
タイの刺身→(5切れ)
イワシ→2匹
サンマ→1匹

★適量ワインで予防?

1日グラス3杯のワインで
アルツハイマー病を予防する?

フランスのボルドー大学の研究グループは、
一定量のワインを毎日の飲み続けることが
老人性痴呆症のアルツハイマー病の予防に
効き目が在るとする疫学調査結果をまとめました。

 

★ビタミンE

米国立老化研究所は、エーザイなどの協力を得て、
全米でアルツハイマー症の大規模な予防実験を行う。

相違に兆候をつかめばビタミンEなどによって
発症を1年以上先延ばし出来ることが分かってきたため。

★ビタミンE・C

米ジョンズホプキンス大学の研究チームは
抗酸化効果のあるビタミンEとビタミンCを
一緒に摂取し続けることでアルツハイマー病に
なりにくくなるという疫学調査の結果をまとめました。

 

このように、認知症にならないために
日常多く食べて頂きたい、食品について
お話ししました。

アルツハイマーは25歳前から始まっている?!

アルツハイマーは25歳前から始まっている?!
 

 

アルツハイマーは25歳前から始まっている?!

 

昨日はアルツハイマーとは、

脳の中で何が起こっているか、簡単にお話しました。

 

アルツハイマー病は、1907年ドイツの精神科医、

A.アルツハイマー博士が初めて報告した病気です。

アルツハイマー型痴呆は、
脳の中に特殊な変化が起こって次第に脳が萎縮し、
ひどい痴呆になってしまう病気です。

 

早い人は40歳代後半に始まり、5年で重症化します。

 

糖尿病の人は
アルツハイマーになりやすいという結果がでています。

アルツハイマー病患者の脳では
タウタンパク質が繊維化して集まり、神経細胞死を招いています。

 

タウタンパク質はすばやく折りたたまれるために、
これまでその立体構造の観察が難しかったようです。

 

2009年ドイツのマックスプランク研究所が
立体構造の観察に成功しました。

 

■ アルツハイマー病が発症する過程

①アミロイドβというベータータンパクが増えます。
            

②ベータータンパクは「中性エンドペプチド(酵素)」
が分解します。

・患者は、この酵素量が少ない
    
③タウタンパクが増加する「脳脊髄液中で確認できる

④神経細胞死が起きる

・アルツハイマー病が発症する

 

■アルツハイマー病の症状

脳内で特殊なタンパク質異常が起こり、
脳内のニューロンが消失する痴呆症です。

1.    早い時期から診断可能

2.    進行すると家族の顔も分からなくなる

3.    40歳代からの発症があり、しかも進行が早い

4.    患者は、紙に立体図形が描けない
  ごく初期から嗅覚に異常があらわれる。

 

■アルツハイマー病の進行度

1.    物忘れする:加齢による痴呆は、この段階で止まる。
2.    自分のことが出来ない。
3.    徘徊する。
4.    介護が必要な段階

 

■アルツハイマー病の発症過程

2つの現象が見つかっています。

①    まず神経細胞の周辺で
「アミロイドベータ」(タンパク質)が蓄積し、

② 次いで、神経細胞内に「リン酸化」という

化学反応を受けたタンパク質が増加する。

 

■サルはアルツハイマーにならない

チンパンジーはアルツハイマー病に
かからないとされています。

 

チンパンジーの染色体数は、

ヒトより2本多い48本。

遺伝子配列の違いはわずかに1.23%。

 

アルツハイマー病の発症過程では、
2つの現象が見つかっています。

サルやチンパンジーでもアミロイドベータの蓄積を
観察した報告例がいくつもあります

高齢のサルやチンパンジーは
記憶の能力が落ち、
脳機能の低下することはハッキリしています。

 

“高齢サルの脳も人と同様に、

シワが増え脳室(空洞部)が拡大するなどの
変化が起きています。

 

 しかし、サルやチンパンジーで、
アルツハイマー病のように神経細胞の30~70%が死滅し
脳全体が萎縮するような現象は見つかっていません。

■女性に多い
    
物を置き忘れてしまう。

顔を見ても名前がなかなか思い出せない

 

50歳を過ぎるとこんなことがたびたび起きます。

こんな「ど忘れ」ではなく、
脳そのものが萎縮して発病するのがアルツハイマー病です。

原因は、脳で記憶を担当する海馬と、
情報の整理や論理的な思考を担当する
大脳新皮質の神経細胞の死です。

 

この結果、
記憶力の低下や方向感覚の喪失、
言葉やコミュニケーション能力の低下などの
症状が現れます。

海馬という重要な場所で神経細胞が減っていけば、
新しいことを記憶できなくなり、
日常生活に支障を来します。

 

アルツハイマー病は65歳以上で急激に発症しやすくなります。

この病気の患者数は、女性が男性の約2倍と多いようです。

 

次回はアルツハイマーと食との関係についてです。

脳の発達は年齢に関係ない?!

脳の発達は年齢に関係ない?!
 

脳の発達は年齢に関係ない?!

老いとともに頭の働きは衰える・・・・。

そんな社会通念を覆す研究発表が、最近相次いでいます。

記憶や計算の能力は落ちても、
経験に基づく発想や高度な判断力は、
60歳代でも発達し続けるといいます。

 

脳生理学からもそれを裏付ける成果が
出始めています。

通常私達の脳細胞は日々約10万くらい
死滅していると言われ、他の身体の細胞は
再生するのに対して、この脳細胞は
再生しないということです。

 

脳研究の第一人者、
伊藤正男東京大学名誉教授も
「老化で神経細胞が減るのと、知能の関係を問い直すおもしろい成果」
関心を寄せています。


新しい商品やサービスの開発に必要なひらめきは、
70歳を超えても20歳代と変わらない・・・。

 

「新しい用途を考え出す」
「既存のものを改良して使い勝手をよくする」
という能力を測定すると、70歳くらいまで
保たれることが分かりました。

 

米心理学者のR・キャッテル博士は80年代、
積み重ねた経験や思索が生む能力を
『結晶性知能』

無から何かを創造するような能力を
『流動性知能』
 と名付けました。

結晶性知能は
30歳くらいからゆっくりと培われ、

流動性知能
40歳くらいから落ち始めると提唱しました。

再診の観察装置を使った脳研究から、
こうした主張が間違いでないことが分かってきました。


米アーカンソー大学のグループは5月、
高度な判断や連想を司る
前頭葉や側頭葉という部分が、
50歳近くまで発達するとの結果を発表しました。

20歳を過ぎる神経細胞は減り、
脳の衰えが始まるというのが定説だけに、
意外な結果です。

研究グループは、数よりも、
神経細胞が樹状突起を伸ばし
回路を複雑に張り巡らすことが大きく影響、
前頭葉などの成長につながった、とみている。

 

■ 前頭葉が成長

人間の脳のうち、
記憶や高度な推理などをつかさどる前頭葉、
側頭葉の『白質』部分は、50歳近くまで
発達を続ける
との研究結果を
バーツォキス博士のチームがまとめ、
米国の精神医学専門誌に発表しました。

 

■ アルツハイマーは何が原因か?!

まずアルツハイマーとは、
原因不明の脳の萎縮により、記憶ができなくなっていくこと、
記憶を忘れていくことです。

 

先日もNHKでアルツハイマーは
脳の中で何が起こっているのか・・・

を長年研究してきたワシントン大学の
研究者達がDIAN研究の結果を発表しました。

 

この放送を見ていた方もいらっしゃる方も
多くおられるかもしれません。

 

遺伝的なもの、家族性のアルツハイマーは
発症する以前、25年前から
始まっているということです。

70歳で発症すると、45歳から徐々に
その傾向、脳の萎縮が始まっているということです。

何とまだまだ働き盛りの時に発症し始まるのですね。

 

家族性アルツハイマー病
遺伝で発症するということですが、
まず30代から黒い真珠のような丸い形のものが
発生してきます。

これがアミロイドβというものです。

これが脳のシナプスを傷つけて、
それがたまってきます。

それが記憶の中枢である海馬にたまり、
海馬が死滅していくということになるのです。

 

このように、脳に関しては、
年齢に関係なく脳が発達することや、
逆に脳が萎縮することの原因も
明らかになってきています。

 

現代病として恐れられている
物忘れ・認知症にならないために
日々脳活性化をする必要があるようですね!

脳を活性化する方法はこちら
     ▼
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1/f (エフ分のイチ)ゆらぎ とは

1/f (エフ分のイチ)ゆらぎ とは
 

1/f (エフ分のイチ)ゆらぎ とは

 

前回まで音楽による心、α波と身体の影響について、
お話しました。

 

この音の理解にあたって、
まず「音波」とは何かについてお話していきます。

 

一般に、超音波という言葉がありますが、
これは、人間の耳に聞こえる音より高い音
(人の耳には聞こえない音)のことです。

 

自然界においては、これがみられます。

たとえば

・コウモリが障害物との距離を測るのに超音波利用

・イルカはコミニュケーションの手段として、超音波利用

・キノコ類やサボテンが危機回避に超音波を発している

等々、自然界の動植物は超音波を利用しています。

 

また、超音波を利用した現代の機器類として、
メガネの汚れをとるために使っている
メガネ洗浄機や魚群探知機や海底探査機などがあります。

 

人の耳に聞こえる音は、音波と言います。

 

これは20Hz(ヘルツ=1秒間に振動する周波数)~20.000Hz(=20kHz)
です。

ヘルツとは何かというと、
1秒間に振動する回数を振動数といい、
単位はヘルツ(Hz)と言います。

 

1秒間に10回振動したら、10Hzとなります。

よって、1秒間の振動回数が多くなれば、音は高く聞こえます。

先ほどお話した超音波というのは、2万Hz以上です。

超音波検査で使われる音は、

2M(メガ)Hz(=2000kHz=20.000.000Hz)
~10MHz(=10.000KHz=10.000.00Hz)です。

私たちが聞きとれる音の何百倍もの周波数を
もっているということになります。

 

また、雅楽器には高周波帯域を表現できるものが多く、
笙や横笛などがあります。

 

では1/f ゆらぎ、とは何か・・・

 

この「1/f」 ゆらぎの言葉は、もともと
電子回路内での雑音現象から発見されたものです。

 

規則性のない、かといって
全くのランダムでもない、奇妙な周期性
(揺らぎの程度が周波数<f>に

ほぼ反比例するような分布になっている)

を持つゆらぎの現象をいいます。

 

波形で言えばα(アルファ)波が脳波に出ていると、
大脳の働きを抑えます。

 

いわゆる、頭を使わないで休ませた状態です。

これが、癒しと係わっています。

自然界では海・森等でもα波が出ています。

 そして、α波の正体は、「1/f」 ゆらぎというものです。

 

  1. 1/f ゆらぎ を解りやすく表現すると
  2. ・規則正しい
  3. ・不規則
  4. の混合した状態ということです。

 

音楽で言えば、まず基音(基本となる音)これが規則性を生み、
そこを振幅する形で不規則音が絡む、
というのがベストな状態です。

 

そして、基音と一口に言っても
「音色・テンポ・回数」の3種類があります。

 

モーツァルトの音楽が癒し効果が高い

などと言われますが
結局、規則性と不規則生の整合した音楽ということができ、
そこが癒しに通じていると言えます。

 

統計的には単位時間当たりの平均をとろうとしても
一定にならない、いわば統計平均から生じる独特なズレです。

■    地球は24時間で1回転しますが、
精密な測定ではズレがあり、5日以上の周期でゆらいでいます。

■    私たちは、時計のように厳密なリズムで生活していると退屈し、
マンネリとなって、元気をなくしてしまいます。

しかし、まったくデタラメなリズムでもストレスが生じ、
やはり神経がまいってしまいます。

 

1/fゆらぎは、滝の流れる音のように、
生命力がもっとも生き生きしてくるリズムであり、
魂と共鳴する魂自身のリズムということがいえます。

 

これらのことからわかるように、
この1/fゆらぎ により、私たちはストレスを解消することが
出来るのです。

疲れたら自然に触れて、この1/fゆらぎ を感じてみましょう!

 

クラシック音楽と身体への影響

クラシック音楽と身体への影響
 

クラシック音楽と身体への影響

昨日は癒しと音楽、
特にオルゴール音楽との関係をお話しました。

今回はクラシック音楽が
どのように心に作用するか、みてみましょう。

モーツァルトの音楽が
精神的なヒーリング効果が高いと
言われています。

免疫音楽医療が専門の和合教授の解説では・・・

”モーツァルトの音楽には、3500ヘルツから
4500ヘルツの周波数帯の音が
豊富にバランスよく組み込まれている
と同時に、

それらがシンプルな一定の音の波形で繰り返され、
規則性と不規則性の調和がとれたゆらぎ効果があり、
さらに高周波音と高周波音がぶつかりあって、
さらに高い周波数になるという
倍音効果
もみられるのです。

 

ある曲には 20000ヘルツという
非常に高い周波数も存在して、
大脳を刺激しエネルギーを与える曲もあるほどです。
(出典:労働者の健康と音楽療法)

 

研究によると、
脳内エネルギーの90%は聴覚から送られており、
聴覚シグナルを送る蝸牛管内の
コルチ細胞の分布は、低周波音1 に対し、
高周波音は240 倍の分布率があるため、
高周波音により脳活性が行われると言われています。

 

音が耳や脳に与える影響について、
音の周波数と背骨の関係をあらわした
「トマティス理論」というものがあります。

 

これはフランスの耳鼻咽喉科医
アルフレッド・A・トマティス博士の研究で
明らかになったものです。

 

「トマティス理論」では、
音の周波数と脊髄の対応関係を以下のように
表しています。

 

頭頂 8000ヘルツ
延髄 4000~6000ヘルツ
頚椎 2000~3000ヘルツ
胸椎 750~2000ヘルツ(胸:1500、胃:1000)

腰椎 250~500ヘルツ
仙椎 250ヘルツ

 

クラシック音楽で
モーツァルトの曲に含まれる
3000ヘルツの高周波音は、基本的には、
頚椎から上の延髄を非常によく
刺激すると言われています。

 

例えば、耳鳴りに関して言えば
延髄を効果的に刺激して、
副交感神経を活性化し、
血液の流れとリンパの状態を改善したり、
内耳の膜にある有毛の働きを回復したと
考えられています。

トマティス博士によれば、モーツァルト以外に、
グレゴリオ聖歌や童謡にも同じ効果があるといいいます。

楽器別の周波数帯域は、
最も周波数が高域なのがパイプオルガン
(1/fゆらぎも多い楽器)、次にピアノ。

周波数域が狭くても、周波数が高いのは、
ヴァイオリン、ピッコロ、フルート。

 

2KHz~5KHzが耳につく帯域で、
音のシャープさが出るということです。

楽器としては、
ピアノ、ヴァイオリン、ピッコロ、フルートの高音域。

聴覚過敏の場合には、
この音域はかなり耳にキンキンと響くため、
3000Hz以上の周波数が耳に良いとは限らないようです。

 

このように、音楽によって、
音の周波数によって身体に及ぼす影響が
違ってくるようです。

 

次回は、自然界にあまねく存在する
基本のリズムである1/fゆらぎについてです。