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音と脳と心の関係・・・

音と脳と心の関係・・・

 

音と脳と心の関係

昨日は音、日本語が
脳にどのような影響を与えているのかでした。

 

西洋人との聴覚の違いが理解できたと思います。

今回は脳と心、そして音の影響を
見てみたいと思います。

 

音楽は耳から聴き、聴覚の情報として
大脳に送られます。

 

大脳は、左脳と右脳の2つに分けられ、
音の感覚は右脳に送られます。

 

右脳はイメージなどを司るといわれ、
左脳は言語などの考える力を司るといわれています。

 

よく、左利きの人は想像力が豊かである
といわれているのは、手の動きと、大脳の支配は
交叉しているので、左利きの人は右脳を
刺激しやすいといわれています。

 

会話をしている時は言語というものを
処理するため左脳を使い、他のことを
考えながら会話をすると、違うことを話したり、
会話のテンポがずれたりと、
普通に会話することが非常に困難になります。

 

しかし、音楽を聴いている時は
右脳を働かせるため、左脳は十分に
働くことができ、脳の働きを別々に使用すること
ができます。

 

音楽のない喫茶店では、人の歩く音や、
ガラスやコップの音などが気になり、
会話も弾まないということがあります。

 

また、喫茶店などのBGMの、
曲と曲の間の空白で会話が止まるという
経験は誰しもあると思います。

 

何が流れているか理解していなくても、
音の有無は大脳では把握されているのです。

 

だから、こういう現状が生まれてくると考えられます。

 

音楽を言葉という論理ではなくイメージ
という形で理解することは右脳を働かせることであり、
左脳を使えるようにサポートできるようです。

 

音というのは音波といわれる波のことです。

 

その波の振動が耳の鼓膜を振動させ、
音として情報が脳に伝わります。

 

その波が一秒間に来た山の数を
振動数または周波数と呼び、
物理の単位記号では
「f」と表します。

 

逆に、山から山までの時間を周期と呼びます。

この周期(山が来て、次の山が来るまでの時間)が、
一つの音波でも毎回毎回違うことを
ゆらぎが生じていると定義しています。

 

振動数の逆数が周期となり、f 分の1という
関数が周期を表す式である
と納得できるかもしれません。

 

具体的にいうと、電子音と呼ばれるブザーの音などは
音の波自体、機械的で振動数や周期が
固定されているため、ゆらぎを生じません。

 

しかし、人間が弾いたピアノやバイオリンなどは、
一定の音階を弾いていたとしても、
手の微妙なゆれなどにより、人間には聞き取れない
ゆらぎが生じます。

 

これが人間味のある気持ちの良い音と感じるわけです。

ではなぜ、1/fのゆらぎ が生体にとって良い
といわれているのでしょうか。

それは、人間の身体の中で一定のリズムで
動いている心臓の働きに関係しています。

運動をしているときは、心臓が激しく動き、
静かにしているときは心臓もゆっくり動きます。

 

しかし、平静時ゆっくり動いていると思われる心臓でも
実は気づかないレベルで微妙に変化しているのです。

 

それが微妙なずれを生じゆらぎを作っています。

つまり、人間の身体からはゆらぎが自然に生じてため、
外界からゆらぎの音の情報を取り入れるというこ

とは、
身体にとって安静できる環境になるのです。
ある実験によると、女性が赤ちゃんを抱くとき、
子供の頭を左胸に持ってくる人が9割近くいたそうです。

 

赤ちゃんが一番休まる環境は母胎の中だといわれています。

そして、その時聞いていた音は、唯一、お母さんの
心音なのです。

だからこそ、赤ちゃんはお母さんの心音を聞くことで
心が落ち着き、また母親である女性は
そのことを潜在的に知っていて、赤ちゃんは左胸に抱くそうです。

 

このように私たちは、ハンドルの遊びがあるように、
音の音波にゆらぎがあります。
この微妙なずれが気持ちの良い音として
私たちの心を穏やかにし、安静になるというとなのです。

脳と音と日本語との関係とは・・・

脳と音と日本語との関係とは・・・

 

脳と音と日本語との関係とは・・・

音楽や自然からの音など、私たちの耳から入ってきますね。

つまり聴覚という感覚なわけですが・・・

とても面白く、興味深いお話があります。

虫の音を西洋人は雑音として聞き、
日本人は虫の声として聞く
・・・ということです。

 

私たち日本人にとってはびっくりする内容ですね。

このことは受け止める左脳と右脳の違い
日本語の働きに関係あるようです。

 

ではこの興味深い内容を以下にご紹介します。

 

ー日本語が作る脳ー

虫の音や雨音などを日本人は左脳で受けとめ、
西洋人は右脳で聞く!?

■虫の音に気がつかない!?

東京医科歯科大学の角田忠信教授が、
1987年1月にキューバのハバナで開かれた
第一回国際学会「中枢神経系の病態生理学とその代償」に
参加した時の事である。

開会式の前夜に歓迎会が開かれ、
東欧圏から大勢の科学者が参加していた。

キューバ人の男性が力強いスペイン語で熱弁をふるう。

しかし、教授は会場を覆う激しい「虫の音」に気をとられていた。

なるほど暑い国だな、と感心して、周囲の人に
何という虫かと尋ねてみたが、
だれも何も聞こえないという。

教授には「蝉しぐれ」のように聞こえるのに!

どうも日本人の耳と、外国人の耳は違いがあるようだ。

 

■左脳と右脳

こうした聴覚の違いを切り口に、
角田教授は日本人の脳が他の民族の脳と違う点を
生理学的に追求してきた。

その結果が驚くべき発見につながった。

人間の脳は右脳と左脳とに分かれ、それぞれ得意分野がある。

右脳は音楽脳とも呼ばれ、音楽や機械音、雑音を処理する。

左脳は言語脳と呼ばれ、人間の話す声の理解など、
論理的知的な処理を受け持つ。

ここまでは日本人も西洋人も一緒である。

ところが、虫の音をどちらの脳で聴くか
という点で違いが見つかった。

西洋人は虫の音を機械音や雑音と同様に
音楽脳で処理するのに対し、
日本人は言語脳で受けとめる、
ということが、
角田教授の実験であきらかになった。

日本人は虫の音を「虫の声」として聞いている
ということになる。

このような特徴は、世界でも日本人と
ポリネシア人だけに見られ、
中国人や韓国人も西洋型を示すという。

さらに興味深いことは、日本人でも
外国語を母語として育てられると西洋型となり、
外国人でも日本語を母語として育つと
日本人型になってしまう、
というのである。

脳の物理的構造というハードウェアの問題ではなく、
幼児期にまず母語としてどの言語を教わったのか、
というソフトウェアの問題らしい。

■左脳か、右脳かの実験

こういう実験で、いろいろな音で、
左脳と右脳の違いを調べると、

音楽、機械音、雑音は右脳、言語音は左脳というのは、
日本人も西洋人も共通であるが、違いが出るのは、

母音、泣き・笑い・嘆き、虫や動物の鳴き声、
波、風、雨の音、小川のせせらぎ、邦楽器音などは、
日本人は言語と同様の左脳で聴き、
西洋人は楽器や雑音と同じく右脳で聴いていること
が分かった。

■虫の音に聴き入る文化

松虫や鈴虫など、さまざまな虫がさまざまな声で
鳴いている。

それらの声に「生きとし生けるもの」の
さまざまな思いが知られる、というのである。

人も虫もともに「生きとし生けるもの」として、
等しく「声」や「思い」を持つという日本人の
自然観がうかがわれる。

虫の音も人の声と同様に言語脳で聞く、
という日本人の特性
は、この文化に見事に照応している。

■犬は「ワンワン」、猫は「ニャーニャー」

角田教授の発見では、虫の音だけでなく、
そのほかの動物の鳴き声、波、風、雨の音、
小川のせせらぎまで、日本人は言語脳で聞いているという。

 

これまた山や川や海まで、
ありとあらゆる自然物に神が宿り、
人間はその一員に過ぎないという
日本古来からの自然観に合致している。

 

日本の子供が「ワンワン」と答えるのは
当然である。

親が犬を指して「ワンワン」と教えるのであるから。

同様に猫は「ニャーニャー」、牛は「モーモー」、
豚は「ブウブウ」、小川は「サラサラ」、波は「ザブーン」、
雨は「シトシト」、風は「ビュウビュウ」。

まるで自然物はすべて「声」をもつかのようである。

 

■人種ではなく、母語の違い

こう考えると、西洋型か日本型かは人種の違いではなく、
育った母語の違いである可能性が高い。

「日本人の脳」というより、
「日本語の脳」と言うべきだろう。

角田教授の今までの調査では、
日本語と同じパターンは世界でも
ポリネシア語でしか 見つかっていない。

 

以上のように、日本語を使うということは、
そこには様々な擬音語、擬声語があり、
情緒的とも言われますが、日本語の持つ
自然観のようなものが、日本文化・日本人の持つ
本源性や調和、そして共感機能の深さを感じます。

 

あらためて、日本語の尊さや、
日本文化のすばらしさを感じずにはいられません。

現代社会の中では、国際化が進んで、
英語が必修になり、アメリカナイズされていく中、
日本人として、日本語や日本文化に
誇りを持っていてほしいと心から願います。

 

記憶がなくなるということ?!(4)

記憶がなくなるということ?!(4)

 

記憶がなくなるということ?!(4)

 —人と比較せずにやりたいことを楽しむ

前回は脳の活性化に
「速歩の散歩」が良いことをお話しました。

 

脳の働きは、すべて最高次機能である
脳全体の司令塔の前頭葉が
コントロールしています。

 

前頭葉が左脳、右脳、運動の脳と協力しながら
且つそれらを主導して、状況を判断し、
テーマを企画し、テーマの詳細な内容を組み立て、
どのように実行すべきかをケースワークした上で、
最終的な決断を行い、実行の指令を出しているのです。

 

 

しかし、その司令塔の前頭葉には、
加齢と共に老化していくという性質があり、
その上、不十分にしか使わないことにより、
高齢者の場合は、どんどん機能が異常なレベルに
低下していくのです。

 

機能が加速度的に低下していくその先に、
記憶がなくなる「アルツハイマー型認知症」
発病という事態が待っているのです。

 

この重要な「前頭葉」の高度な働きは
40以上もあるとされていますが、その中で
代表的な役割として「三本の柱」があります。

 

これは意欲、注意の集中力と注意の分配力
(異なったテーマを同時に平行して処理する脳機能)

というものです。

この力を衰えさせないために
毎日「速歩の散歩」をお勧めします。

 

とりあえず、「1日5000歩」
速歩での散歩をしてみましょう。

歩く速さは、「会話が楽しめるが、
軽く息がはずむ程度の速さ」です。

 

速歩で歩くことは、
「意欲」と「注意の集中力」という
前頭葉の機能を高めるのにとても効果があるのです。

 

一週間、二週間、一ヶ月、半年と、
歩く日が続く中で、自分でもはっきりと
意欲がわいてきたなと実感することが
出来るようになるはずです。

 

そして物忘れの回数も
減って来ていることに気づくことでしょう!

 

趣味や遊びや人づきあいといった
「右脳」重視の生活が、「前頭葉」の働きを
活性化させること
になり、脳全体の機能が
正常レベルに維持されることになるのです。

 

趣味や遊びや人付き合いが苦手な人は、
「運動の脳」を使うことが脳を
活性化させる上で意外と効果的です。

 

多芸多趣味は、理想的ではあるのですが、
誰にでも達成できる訳のものではありません。

 

そこで、「一芸を極める」
つまりやりたいことを一つやり抜いてみる・・・
ということを提案したいと思います。

 

道の追求とでもいいましょうか・・・

この時大事なのは、
「周りの人達とは比較しない」
ということなのです。

周りの人達と比べて、出来るとか、
出来ないとかを問題にしていると、
脳が活性化されることはないのです。

 

必ず、自分より優れた人が
周りに居ると思います。

周りと比較すると、肝心の「意欲」を
落としてしまうことになるのです。

 

それよりも楽しむことです。

それが前に言いました右脳を使う
ということに繋がっていきます。

 

自分のやり方で、自分なりにそのテーマを追求し、
それを楽しみ、その結果を受け入れるというやり方。

 

第一の人生でのそれとは本質的に異なる
「価値基準」が、ご自分の脳を活性化させ、
そのテーマを追求し続ける「意欲」を
拡大させ継続させてくれることになるのです。

 

その時、そのテーマは、
脳を活性化させる生活習慣になっている
ということになるはずなのです。

 

楽しみを見いだしていきましょう!

 

記憶がなくなるということ?!(3)

記憶がなくなるということ?!(3)

記憶がなくなるということ?!(3)

予防のための二つ目の「テーマ」となるものとは・・・

アルツハイマー型認知症」の症状は、
「前頭葉」を含む脳の機能が異常なレベルに
衰えてきたことの現れと思われます。

 

なので、「前頭葉」をどんどん使う「生活習慣」を
維持することによりその機能が正常なレベルに
保つことができると思います。

 

つまり、「アルツハイマー型認知症」を
発病するリスクが少なくなると思われます。

 

そうした視点から言えば、
第二の人生では右脳が中心となる、
仕事以外の趣味や遊びや人付き合いなど
自分なりのやり方で実行し、
そして楽しむという生活を「習慣化」することが、
「アルツハイマー型認知症」の発病を
予防することになるのです。

 

やることが楽しくて、意欲が自然と湧いて来て、
熱中できるような生活習慣の中で、
自分らしい「生き方」、自分らしい「生活の楽しみ方」を追及し、
そうした暮らし方、生活習慣が、
「アルツハイマー型認知症」の発病を
「予防」してくれることになるのです。

 

それはすなわち、
「アルツハイマー型認知症」の発病を予防するには、
脳をしっかり使う自分なりの「生活習慣」の
構築と維持が不可欠だということになるのです。

 

「アルツハイマー型認知症」を予防するには、
日常生活のいろいろな場面で、「前頭葉」を含む
脳全体をしっかりと使うことが必要不可欠です。

 

なぜなら脳全体の司令塔の役割をしている
「前頭葉」には、そもそも、加齢とともに
働きが衰えていくという性質があるからです。

 

「アルツハイマー型認知症」を発病しないためには、
老化のカーブを支えていくことが必要です。

 

自分なりの「目標」がある生活、
その「目標」を達成することで「生き甲斐」や
「喜び」や「感動」が得られること
が、前頭葉の三本柱の
「意欲」や「注意の集中力」や「注意の分配力」を使うことになり、
「脳を活性化」させ、老化を防止することになるのです。

 

そうした「前頭葉」の三本柱を使う「生活習慣」の下では、
発想、創意、企画、構成、観察などなど、高度な諸機能が、
それなりに働く機会が与えられることで、
「年齢相応」の「正常な機能のレベル」を
維持することが出来ることになるのです。

 

脳を活性化させる生活習慣としての
2つ目の「テーマ」は、「速歩の散歩」なのです。

ところで、「脳を使う」と言うと直ぐに
「左脳」を使う(仕事や勉強をする)イメージを
お持ちだと思います。

 

「アルツハイマー型認知症」を予防するための
「脳を活性化」させるエース・ピッチャーは、
実は「右脳」なのです。

 

「時間が、あっという間に経ってしまう、楽しい体験」を
お持ちでしょうね。

 

こんな時間こそ、脳全体が極めて活性化している、
イキイキと働いている時間なのです。

 

脳全体の司令塔の役割をしている
「前頭葉」の働きを活発にするのに
最も効果的な方法は、「右脳」をしっかり使う生活、
趣味や遊びや人づきあいをしっかり「楽しむ生活」を
送ることが不可欠になるのです。

 

「趣味や遊びや人づきあい」などを
楽しむことで、自分なりに目標や喜びや
生き甲斐があり、意欲が湧いてくるようになるのです。

 

趣味や遊びや人づきあいといった
「右脳」重視の生活が、「前頭葉」の出番を増やし
働きを活性化させることになり、脳全体の機能が
正常レベルに維持されることになるのです。

 

趣味や遊びや人付き合いが苦手な人は、
「運動の脳」を使うことが脳を活性化させる上で効果的です。

次回は3つ目の「テーマ」についてです。

 

記憶がなくなるということ?!(2)

記憶がなくなるということ?!(2)

 

記憶がなくなるということ?!(2)
認知症(2)

前回、脳の記憶がなくなる認知症の中で、
大部分占める「アルツハイマー」についてお話しました。

 

今回は、その大きな根本を占める脳の中でも
「前頭葉」と一つ目の予防のテーマとは・・・
についてです。

脳の司令塔は「前頭葉」です。

その「前頭葉」の三本柱の機能が
加齢と共に働きが衰えていくことで、
「アルツハイマー型認知症」発病のプロセスがあり、
そのメカニズムを解明することが重要になるのです。

 

それには、この「前頭葉」の三本柱の機能、

これは「意欲」、「注意の集中力」

及び「注意の分配力」

ということになります。

 

この特徴として、20歳を過ぎると、
年をとるにつれて緩やかではありますが、
徐々に働きが衰えていくということがあります。

 

つまり、老化曲線、言い換えると
「正常老化曲線」
があることなのです。

それというのは、「前頭葉」のはたらきで
「生活習慣」を維持していても、加齢とともに
機能が緩やかに衰えて行くという性質があるのです。

 

これは加齢というシステムの中では
全員の方に起こることでしょう!

 

高齢者」と言われる65歳頃には、
「前頭葉」の「三本柱」の機能レベルが最も高い
20歳頃に比べて何と半分くらいにまで衰えてしまう・・・

このことが注目すべき要因なのです。

アルツハイマー型認知症」は、
「高齢者」になれば発病の割合が高くなり、
70歳代、80歳代、90歳代、100歳代と
高齢になればなるほど、発病する人の年齢別の割合が、
どんどん増えて行くのです。

 

この「前頭葉」の老化曲線のカーブの傾きの度合いは、
60歳を過ぎた高齢者と言われる年齢になると、
脳の使い方、つまり常にどのくらい
脳を使っているかという「生活習慣」に
大きく左右されるようになります。

 

脳の左脳、右脳及び運動の脳から送られてくる
情報の質と量次第で、「前頭葉」の老化の曲線は、

「緩やかに低下するカーブ」(正常な老化)を描くのか、
或いは、
「加速度的に低下するカーブ」(異常な老化)を
描くことになるのか、決定してきます。

 

たくさんの量と質のよい情報が送られてくるような
「生活習慣」が継続されている高齢者においては、
老化の曲線は緩やかなものとなり、
身体が保つ限り脳も保てる状態になります。

 

生き甲斐なく、趣味なく、交友なく、運動もせず、
目標もない、ナイナイ尽くしの「単調な生活」により、
量も質も劣る情報しか送られてこない
「生活習慣」になります。

 

それが継続されていくと高齢者にとっては、
老化の曲線が加速度的な低下の曲線を描いて、
急速に低空飛行になっていくことになります。

 

その行き着く先には、「アルツハイマー型認知症」の
発病が待っているのです。

 

このことからも予防のための重要なことは
「アルツハイマー型認知症」の発病を予防するには、
脳をしっかり使う自分なりの「生活習慣」の
構築と維持が不可欠だと言うことになるのです。

 

予防のための二つ目の「テーマ」となるものとは・・・

次回はこれについて考えてみます。

 

記憶がなくなるということ?!

記憶がなくなるということ?!

 

記憶がなくなるということ

認知症(1)

記憶って何でしょう?

私は「人生は記憶の連続」と思っています。

記憶をなくすということは、
人生の一部をなくすことと同じなのではないか・・・

 

日本において、記憶をなくしていく病気、
つまり認知症がどんどん増えてきています。

その多くの割合を占めるのが・・・

「アルツハイマー」という認知症です。

 

約800万人が認知症だと言われています。

これは予備軍400万人を含めた数字です。

この認知症は、
いつからかかっていると自分が自覚できる
通常の病気とは違って、次第に蝕まれていくものなので、
多くの方々が不安に思っていることは周知の通りです。

 

この予防をどうしたら良いかが
今後大事になると思われます。

 

アルツハイマーを含む認知症の原因は、不明です。

でも今いわれている
「アルツハイマー型認知症」の発病原因については、
学者達が主張している主要な説で3つあります。

以前にもこのことは、「記憶の玉手箱」でもお話してあります。

http://kioku-tamatebako.com/

それは、「アミロイドベータ説」、「タウ蛋白説」
及び「脳の萎縮説」の3つの説です。

でもまだ「仮説」にすぎないのです。

 

いろいろな種類がある認知症のうちの大多数、
90%以上を占めているにもかかわらず、
「アルツハイマー型認知症」は、原因不明で治らないし、
発病を予防することもできない病気と、
世界中の医学会での定説となっているのです。

 

「アルツハイマー型認知症」の発病の原因についても
上述した三つの学説が世界中の定説です。

「アルツハイマー型認知症」は、
脳全体の司令塔の役割を担っている
「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルの症状として
現れてくる病気です。

 

言い換えると、
「前頭葉」を含む脳を使う機会が極端に少ない、
「単調な生活」の継続が原因で
「前頭葉」を含む脳の機能レベルが
異常に衰えた直接の結果
として、認知症の症状が
発現してくる病気ともいえます。

 

ここで、脳全体の司令塔の役割を担っている
「前頭葉」の機能、「意識的な世界」を支配している
「前頭葉」の働き方とは何なのか。

 

私達人間だけが有する「前頭葉」の機能を中核として、
私たち人間は、意識的に何かの「テーマ」を考え、
「前頭葉」を働かせて、決定をし、
左脳や右脳や運動の脳に対し指令を出して実行しています。

 

私たちが意識的に何かのテーマを思いつき
実行しようとするときに、必要とされるのは、
「前頭葉の三本柱」とも言うべき、

「意欲」、「注意の集中力」及び

「注意の分配力」です。

 

それには、加齢とともにその働きが衰えていく
「正常老化曲線」の性質が内在されているのです。

次回は人ごとではない、認知症、アルツハイマーに関する
脳の司令塔の「前頭葉」についてです。

 

右脳を働かせるためには(2)

右脳を働かせるためには(2)

 

右脳を働かせるためには(2)・・・

 

前回お話した内容をさらに詳しく見ていきましょう!

■左手

左手は右脳に直結し、右手は左脳に直結しています。

なので右脳を開発しようと思えば、
左手を重点的に使うようにすればいいわけです。

 

左手を使う方法としては、左手で箸をもったり、
文字を書く方法が考えられます。

ただ何かとストレスを感じるのあれば、
スプーンやフォークなど、お箸よりも
ざっくり使えるものから始めるといいでしょう。

 

またドアノブとかも、右手から左手で
あけるようにしたりして、今まで、
右手で何でもかんでもやっていたことを、
簡単なことから左手でするようにするといいでしょう。

 

もちろん左手だけにこだわる必要はなく、
右手と左手を両方一緒に動かしてもいいのです。

 

たとえばパソコンのブラインドタッチのように、
自動的に一緒に動かすものをいれるといいですね。

 

右脳と左脳をバランスよくトレーニングすることができます。

 

頭頂葉にある体性感覚野では、左右の指からの
情報を担当する領域がかなり広いので、
右脳に関係している左手だけではなく、
右手もいっしょに動かしたほうがトレーニングになるでしょう!

 

■    読書

イメージや想像力を刺激する物語文や
エッセーを読むことにより、右脳を強烈に刺激し、
右脳開発を促すようにします。

 

有酸素運動でも一定時間以上続けてこそ、
脂肪燃焼の効果が現れるように、読書においても、
5分とか10分で切り上げるのではなく、
ある程度の時間(20分以上)、読み続けましょう。

 

そのさいゆっくりと読むのではなく、
できるだけスピーディーに読むことで、
イメージの瞬発力」を鍛えることができます。

 

ゆっくり熟読してしまうと、細かい部分に
目が行って左脳が優位になるので、
できるだけ速読して、だいたいの内容を
追っていくことが右脳開発のコツになります。

http://sokudoku-yokohama.com

また音読をすることにより、
右脳の活性化をはかれます。
1日10分程度でもよいので、継続してみましょう!

 

■    芸術

絵画を鑑賞したり、モーツァルトやシューベルト、
ベートーベンといった作曲家のつくったクラシック音楽を
堪能することも、右脳のトレーニングとしては有効です。

 

静止画を鑑賞すると、想像力が刺激されます。

 

それにたいしてテレビやDVDなどの動画ばかり
観ていると右脳が鈍ってきます。

 

読書であれ、絵画や写真(=静止画)であれ、
自分で「想像」する余地があるもののほうが
右脳が鍛えられるわけですね。

 

気軽に、楽しむように芸術を鑑賞するのがよいでしょうね。

 

今日一日みなまさまが幸せでありますように・・・

 

♦♦♦ 編集後記 ♦♦♦

最近ニュースでは、日本の痴呆症の現状が
よく報道されていますね。

現在4人に一人が痴呆症と言われています。

原因不明であることが治すことが難しい問題ではあります。

 

発症25年間から、徐々に脳細胞が変化しているのです。

これからは自分で予防することがとても大事なことになります。

 

自分の能力を最大限に伸ばすために、そして未来に
痴呆症にならないためにも準備が必要ですね!

右脳を働かせるためには・・・

右脳を働かせるためには・・・

 

右脳を働かせるためには・・・

前回は脳活性化のために、
右脳の活性化が必要であることをお話しました。

それでは再度、右脳と左脳の働きの違いについて
復習してみましょう。

 

大脳は中央にある大脳縦裂によって、
左脳と右脳に分かたれています。

左脳は論理的な思考や文字、言葉を
担当しているのにたいして、
右脳はイメージ、想像、直観といったものを
担当しています。

 

右脳は幼少のころのほうが優位であり、
年齢とともに左脳が発達していくと考えられます。

 

右脳は

イメージを司っているので、
毎日に彩りをあたえ、楽しいものにしてくれます。

 

それにたいして

左脳は、

論理的なことは得意なのですが、
そればかりに偏っているとストレスがたまって、
毎日を味気ないものにしてしまいます。

 

もちろん左脳だけとか右脳だけというように、
どちらか片方だけを使う芸当など誰にもできません。

 

中央では脳梁という連絡管によって、
お互いにつねに連携しあっているからです。

 

試験勉強ばかりをやっていると、
どうしても左脳偏重になってしまい、
気づいてみるとストレスがかなり
たまってしまうことになります。

 

もちろん試験勉強などでは、英文や古文、
現代文を読むときにイメージを使いますから、
まったく右脳を使わないわけではないでしょう。

 

しかし、どちらかというと左脳に偏った学習になります。

右脳がさび付いている可能性があるわけですね。

 

そこで毎日、短時間でもいいので右脳を開発する
トレーニングをすれば、眠っていた右脳の領域が
活性化して、鍛えられます。

 

人の脳というものは、
放置していると鈍ってきて衰えますが、
鍛えることによって脳細胞が増殖したり、
連携が強化されるものです。

 

これは筋肉トレーニングといっしょですね。

 

右脳開発を毎日、短時間でも続けていくことによって、
ふだんのイメージ的な思考ができるようになります。

たとえば数学においてでも、数式をパッとみただけで、
それを映像的に記憶するなどですね。

 

ふだんは論理的に記憶したり、何度も繰り返して、
ようやく暗記できるものです。で

 

も右脳をトレーニングによって活性化すると、
あたかも「写真記憶」のように、一瞬見ただけで
脳裏に焼き付けることができるわけです。

 

もちろん右脳開発の訓練をしたからといって、
すぐにこのようなことが可能になるわけではありません。

 

でもトレーニングしなければ、絶対にこのような
記憶術は会得できません。

 

トレーニングさえ続けていれば、
いつかはそのような暗記法も可能になるかもしれない
ということです。

 

では考えられる右脳開発のトレーニングには
どんなものがあるでしょう?

•    できるだけ左手を使う習慣をつける
•    読書をする
•    芸術作品を楽しむ
・    クラシック音楽を聴く

では次回は詳しくみていきましょう。