睡眠不足で記憶力が落ちる
「寝る子は育つ」と昔から良く言われていますが、
子どもの成長のために睡眠は大切です。
現代では、
日々受験勉強や習い事などで時間に追われ、
睡眠不足になっている子どもたちが多くみられます。
心理学系の研究者たちによると、
睡眠時間の短い子どもは、
睡眠が足りている子どもに比べて
学業成績が低いそうです。
以前のメルマガに書かせて頂いたように、
私たちの脳は寝ている間に記憶の整理をしています。
90分間隔のレム睡眠・ノンレム睡眠があるわけですが、
このレム睡眠で記憶を確立させているわけです。
学習には記憶が書かせないわけですが、
記憶は脳の中心部にある
「海馬」で処理されています。
子どもの睡眠と海馬の成長の関係について調べると
睡眠時間が少ない子は睡眠時間が長い子よりも
海馬の成長が芳しくなく、体積が小さいことが
分かりました。
海馬とは、脳の左右に分かれている部分
(側頭葉)の中心部の両側にあります。
ギリシャ神話の海神ポセイドンが駆る
馬車を引く半馬半魚の想像上の動物や、
タツノオトシゴを横にしたような姿に
その形が似ているので、「海馬」と
名付けられました。
海馬の働きには、
短期記憶と長期記憶の処理があります。
短期記憶とは数十秒程度の新しい記憶で、
長期記憶とは数年以上覚えている記憶のことです。
そのうちの、勉強や仕事などの言葉や
視覚で覚える記憶を海馬が担当しているのです。
以下が海馬の大きさと睡眠との関係の記事です。
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