潜在記憶は実力に影響を及ぼす?!
記憶するプロセスというのは、
以前にも記憶の玉手箱でもお話ししていますが、
http://kioku-tamatebako.com/?p=798次のようになります。
① 最初に印象を受けたものが刻みこまれる → 記銘
② 次にそれが蓄積される → 保持
③ 第三にそれを思い出し、再現する → 想起
④ 第四に覚えたと意識する → 再固定化
このプロセスの中での 想起は、
頭の中から思い出すこと、
すなわちストックされている知識を想起することですので、
アウトプットできなければ意味がありません。
テストの前には、多くの人が
一夜漬けの経験があると思います。
一夜漬けの勉強で身につく力と,
実力との違いは顕在記憶と潜在記憶の違いがある
とも言われています。
一夜漬けの場合は、
ストックされている知識をアウトプットする
「想起する」ことです。
それは顕在記憶の定義でいうところの
「想起意識」が生じたことになり、
そのテストの成績が現れてくるのです。
それに対し実力テストでは,
いつ勉強したのか思い出せないような問題に
解答できた場合,それは潜在記憶に
影響を受けているのかもしれません。
普段,私たちが何気なくしている行動も,
成長の過程で経験により学習し,
記憶していることが,その行動のベースにあるのです。
このような記憶を潜在記憶といいます。
潜在記憶の研究は,
1980年代に入り本格的に始まり,
現在,多くの研究者の注目を浴びています。
通常の記憶は記憶想起のような
顕在記憶に関係しているので、
通常のテスト勉強には役立ちますが
それ以外に経験により深く記憶している潜在記憶を
使うことで、広くいろいろな影響を
受けるようになることでしょう。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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