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夜型の勉強は・・・

夜型の勉強は・・・
 
 
夜型の勉強は・・・
 
 
前回は睡眠と脳、さらには記憶に及ぼす影響の
お話をしました。
 
 
 
眠くなる時間、夜の時間に勉強する
ということがどうなのか、みてみましょう。
 
 
 
夜の勉強は一般的には効率が落ちると言われています。
と言うのも・・・
 
 
 
夜中9時以降になると、
メラトニンと言う眠気物質が分泌され、
脳が休息する体制に入るということからです。
 
 
脳が休息する体制に入っているのに、
情報を送り込み続けても脳では受け止める能力が
低下しているため効率も上がらないというわけです。
 
 
 
それでも、
夜みんなが寝静まったときに勉強していると、
どんどんはかどってくると言う夜型人間の人もかなりいますが、
これは残念ながらご本人自身の錯覚によるところが多いのです。
 
 
 
仮に夜でも全然眠くない、
脳が冴えているように思えても、
 
昼間に比べて効率がはるかに落ちてしまっていることを
見落としてはなりません。
 
 
しかしながら、夜中の9時以降、
効率が落ちるから勉強はしない・・・というわけには
いかないでしょう。
 
 
 
 たとえば、こんな例もあります。
 
 
深夜12時近辺の時間帯に一番頭が数学向きの頭
なっていたということがあったそうです。
 
 

確かに科目ごとに勉強するのに向いた時間は
あるようです。



 
 
 
寝る前に勉強すると
よく記憶に残るそうですが、問題もあります。

 
 
 
寝る前に勉強のような頭が興奮することを
おこなうと寝つきが悪くなって最終的に
学習効率が下がります。


 
 
学習したことは寝ている間に整理されていきます。

 
 
この時 睡眠時間・睡眠の質が記憶に影響するようです。
 
 
 
 
昼間、又は朝の方が効率が良いのは
周知の事実ですが、夜の勉強は
効率は落ちるものの、
人によっては貴重な勉強時間とういう方も多くいることでしょう。
 
 
 
夜9時以降は思考力を中心とした勉強が良いとされます。
 
 
丸暗記したものに対して、疑うのもいいことです。
 
 
夜は「考える」「疑う」「迷う」という作業に
集中すればするほど、応用力が養われていきます。
 
 
 
 
暗記は深夜には向いているとは言えませんが、
寝る直前であれば、記憶の定着から考えると
良いのではないでしょうか。
 
 
 
ただし、深夜の勉強についても、睡眠時間を無理して
削ってまで勉強することは、早朝の勉強と同様
あまりお勧めしません。
 
 
 
 
必要な睡眠時間は確保できる時間まで
勉強するように留めておくことが最もよいでしょう。

 
 
 
良い睡眠が取れなければ昼間の勉強効率が
大きく低下してしまいますので、注意が必要です 。
 
 
 

睡眠とストレス、そして脳との関係は・・・

 
 
睡眠とストレス、そして脳との関係は・・・
 
 
ストレスホルモンと睡眠
 
 
人は起きている間に、さまざまなホルモンが分泌されますが、
これが睡眠と脳に関わっています。
 
 
私たちはストレスを感じると、2つのホルモンがでます。
 
 
アドレナリンコルチゾンというホルモンです。
 
 
これが出るとストレス反応として、
血圧を上昇させたり、体を闘争または逃避反応に備えます。
 
 
実はストレスがかかると、睡眠物質が作られ、
眠くなるのです。
 
 
 
それは・・・
 
 
たとえばこのストレスホルモンである
「副腎皮質刺激ホルモン」ACTH(adrenocorticotropic hormone)。
 
 
これは脳下垂体前葉から分泌されます。
 
 
大脳辺縁系からの持続的なストレスを、
視床下部がキャッチするとACTHを分泌して、
副腎皮質に作用します。
 
 
そして、コルチゾール(糖質コルチコイド)を
分泌させます。
 
 
このコルチゾールは、ステロイドです。
 
 
この大脳辺縁系の働きは以前にも
脳の働きとしてお話ししました。
 
 
大脳辺縁系の働きは、
 
好きか嫌いかを過去の記憶から判断し、
好きと判断した場合は意欲を起こし、
嫌いと判断した場合は、それを避けるための信号を発します。
 
 
こういう一連のことで、
ストレスを感じる状況が生まれます。
 
 
そうした動物としての原初的な
行動の源となっている部位です。
 
 
 
コルチゾールが分泌されると、
血糖値や血圧、脈拍を上昇させ、炎症を抑制する作用もあります。
 
 
持続的なストレスに対処します。
 
 
ACTHはやがて分解され、睡眠物質となります。
 
 
 
ということで、この一連の流れから、
ストレスを受けた後は眠くなるわけですね。
 
 
 
この原理により、昼間を活動的に過ごすほど、
夜に睡眠物質が多く作られ、眠くなってくるのです。
 
 
 
昼間に家のなかでダラダラと過ごしてしまうと、
夜寝つきにくいというのは、
ACTHの産生が少ないため、睡眠物質に変化しないからです。
 
 
 
睡眠と脳は、日中にどう過ごすのかに
影響されるわけですね。
 
 
 
体内時計とメラトニン
 
 
人間にはサーカディアンリズムがあります。
 
 
これは概日リズムといわれます。
 
 
人の体内時計は約25時間であり、
自転周期よりやや長くなっています。
 
 
これは、
間脳視床下部にある視交叉上核から発信しています。
 
 
ここに体内時計があり、睡眠と脳を管理しています。
 
 
人が朝日を浴びると、
視交叉上核にある体内時計が24時間にリセットされます。
 
 
 
すると、
変更されたという情報は松果体に連絡が行き、
睡眠ホルモンであるメラトニンをストップさせます。
 
 
そして約14~16時間後に分泌を開始します。
 
 
朝8時に朝日を浴びると、
 
夜10時から12時ごろに眠くなる、
 
睡眠と脳のしくみがあるのです。
 
 
 
このように一定時間が来ると、
睡眠ホルモンが血液に乗って全身を回り始めます。
 
 
 
これは体内時計がある、
間脳の視交叉上核によってコントロールされているのです。
 
 
 
メラトニンは脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる
部分から分泌されるホルモンです。
 
 
 
体内時計に働きかけることで、
覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、
「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。 
 
 
 
メラトニンは、
 
血液の流れに乗って、全身の器官に
「寝る時間が来たよ」と知らせるわけですね。
 
 
具体的にいうと、メラトニンには
脈拍、体温、血圧を下げて眠気を誘い、
睡眠を持続させる働きがあります。
 
 
こういった一連の流れは、睡眠と脳にとって
不可欠な仕組みといえます。
 
 
また、注意が必要なのは、
 
夜中に強い照明の中にいるとメラトニンの分泌量が減って、
 
体内時計に休息の時刻が伝わらず、
 
睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。
 
 
 
夜間に強い光を浴びることが、
現代型不眠の原因の一つと考えられています。
 
 
 
 
神経伝達物質と睡眠・覚醒
 
 
普段はドーパミンやノルエピネフリン(ノルアドレナリン)、
アセチルコリン、ヒスタミンといった
興奮性神経伝達物質が前頭葉を刺激しています。
 
 
それによって起きていること(覚醒)ができているのです。
 
 
ところが体内時計に従って、夜に
 
睡眠中枢にあるGABA(ギャバ)が
ドーパミンやノルアドレナリンを抑制するようになると、
眠気が訪れるようになっています。
 
 
 
このように睡眠と脳は、つねに複雑なしくみで、
眠りと覚醒を繰り返しています。
 
 
 
深いノンレム睡眠時に大脳は全体的に休められますが、
成長ホルモンを分泌する時間帯でもあります。
 
 
 
成長ホルモンは
脂肪の燃焼、免疫力のアップ、骨や筋肉を作る、
傷んだ皮膚を再生させるなど、主に
体のメンテナンスを担当しています。
 
 
睡眠中に大脳を深く休めている間に、
体の手入れをしているわけです。
 
 
 
成長ホルモンは大人でも子供でも、
寝始めの3時間(とくに90分)に多く分泌されます。
 
 
ということは、身体のメンテナンスをしている
成長ホルモンの恩恵を受けるためには、どんなに
寝る暇がなくても、3時間は睡眠をとった方が良いようですね。
 
 
なるべく意識して生活リズムを作ってみましょう!
 
 
 

睡眠で脳が浄化される?!

睡眠で脳が浄化される?!
 
睡眠で脳が浄化される?!
 
 
前回は睡眠と集中力の関係をお話ししました。
 
今回はとても興味深い記事の紹介をさせて頂きます。
 
睡眠が脳内の老廃物を掃除する効果がある!!
 
ということがわかったのです。
 
以下がその記事です。
 
 
 
睡眠によって頭がすっきりする仕組みを、
米ロチェスター大などの研究チームが明らかにした。
 
 
睡眠には脳内の老廃物を掃除する効果がある
ことを突き止めた。
 
 
脳の病気の原因になる
脳内にたまった老廃物の解明につながる可能性も
あるという。
 
 
米科学誌サイエンス電子版で発表した。
 
 
 
チームは、睡眠時と覚醒時のマウスの脳の体液の流れを
調べた。
 
 
脳内の隙間を流れる体液が
毒性のある老廃物を除去している。
 
 
睡眠中のマウスの脳は体液の流れる隙間が、
覚醒時より60%以上大きくなっていた。
 
 
老廃物の一つに、アルツハイマー病に関係している
とされるたんぱく質アミロイドベータがある。
 
 
睡眠中のマウスの脳内のアミロイドベータを
調べたところ、覚醒時に比べて2倍速く
脳から取り除かれていた。
 
 
睡眠不足になると、うまく決断できなかったり、
学習が困難になったりする。
 
 
睡眠は、
 
脳内の老廃物を除去する役割があったという。
 
     (朝日新聞デジタル  睡眠が脳の老廃物を掃除 より)
 
 
 
だから寝るとすっきり目覚めることができるのですね!
 
人間の脳は 睡眠中も活動しています。
 
 
記憶の面から言えば、
 
睡眠中の脳は日常の記憶を整理して短期記憶を
長期記憶に変換したりする作業を続けています。
 
 
 
ただし活動中とはいえ、脳は24時間同じ活動はできません。
 
 
睡眠することによって 効率的に
情報処理作業ができるのです。
 
 
 
以前にお話しましたが、
睡眠には2つのパターンがあります。
 
 
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があり、
一晩のうちに4~5回繰り返されています。
 
 
 
どちらも睡眠中に脳を休めるのですが、
休息のさせ方が違います。
 
 
浅いレム睡眠
 
「記憶の整理」や、うつ病の予防などの
「精神疲労の回復」を担当しています。
 
 
 
このときに夢を見ますから、
睡眠中に脳は完全には休まっていないわけです。
 
 
 
一方、深いノンレム睡眠は、
「大脳を全体的に深く休ませる役割」があります。
 
 
ノンレム睡眠のときに、
起きている間にヒートアップしていた脳の温度が、
ようやく下がっていくのです。
 
 
この時、夢はほとんど見ません。
 
 
 
睡眠で脳の熱を冷ます
 
 
人は起きているときは、
ものを見て、聞いて、味わったり、嗅いだり、
触れたりして五感が働きます。
 
 
また自分の頭のなかで、思考を巡らすこともあるでしょう。
 
 
歩いたり運動しているときも、大脳を使っています。
 
 
一見ボーッとしているようでも、大脳は働いています。
 
 
そうなると、どこかで大脳の熱を冷ましてあげないと、
ヒートアップしてしまいます。
 
 
それこそ睡眠の役割なのです。
 
 
睡眠で脳は、初めて休まります。
 
 
脳が疲れたとき、ちょっと居眠りをするだけでも、
頭がスッキリ晴れ渡ったという経験は
誰にでもあるでしょう。
 
 
これは居眠りが、
大脳を休めるノンレム睡眠に通じるためですね。
 
 
もちろん15分程度の居眠りでは、
ノンレム睡眠の第3、第4段階までは到達しませんが、
浅いノンレム睡眠なら現われます。
 
 
 
ちょっとした仮眠でもすっきりするのは、
この大脳を休めるノンレム睡眠になる
ことからなのですね。
 
 
忙しい方は、なかなか睡眠時間を取れないのが
悩みなのではないでしょうか。
 
 
そんな中にも15分程度の仮眠、もっと平たく言えば、居眠り
有効ですので、試してみて下さいね。
 
 
 

集中力と睡眠の関係は・・・ 

集中力と睡眠の関係は・・・ 
 
 
集中力と睡眠の関係
 
 
 
勉強する上で、集中力と結果は比例すると思われます。
 
 
ですので、集中力を向上する方法を
前回までいろいろお話ししてきました。
 
 
 
今回はこの集中力と睡眠の関係を考えてみたいと思います。
 
 
 
睡眠に関しては、頭の回転の良し悪しとの関係でも
お話ししてあります。
 
 ▼
 
記憶の玉手箱
 
 
 
睡眠時間を削るとどうなるでしょうか?
 
 
勉強効率が落ち、時間は増えても結果は悪くなる、
ということがいえるでしょう。
 
 
 
一昔前は「四当五落」
(=4時間睡眠なら合格できるが、5時間睡眠だと落ちる)
と言われたものですが・・・
 
 
 
今は適切な睡眠の重要性が認識されており、
 
「睡眠不足」が、勉強の集中力・記憶力を低下させ、
 
勉強の効率にとって、何一つメリットがないのは
今や常識となっています。
 
 
 
一般的に睡眠不足とよく言っていますが、
睡眠不足には2種類あります。
 
 
 
①【慢性的睡眠不足】
 
 
1週間、2週間、1ヶ月と、中長期にわたって、
睡眠不足が続く状態です。
 
 
②【急性的睡眠不足】
 
 
たとえばある日徹夜をして、
「24時間連続で起きてます」というような、
突発的な超睡眠不足の状態。
 
 
この「慢性的」と「急性的」、どちらが危険かというと、
圧倒的に【慢性的睡眠不足】の方なのです。
 
 
 
慢性的な睡眠不足が続いた場合、その後、
まとめて長時間(たとえば10時間ぐらい)寝ても、
起床直後だけ、いったん正常に回復したかのように
思えるのですが実のところは、集中力・注意力といった
脳の機能は完全には回復しないというのです。
 
 
 
正常に回復したように感じてしまうのは、危険です。
 
 
 
実は慢性定期な睡眠不足で脳の機能が低下して、
勉強効率が低下しているのもかかわらず
それに気づけないのです。
 
 
 
慢性的睡眠不足の場合は、
1日長時間寝た程度では回復できず、その後、
長期間に渡ってしっかり睡眠をとり続けないことには
脳の機能は、なかなか元に戻らないようです。
 
 
 
睡眠不足は判断、注意維持、集中力、作業能力
および記憶の確実な想起などの脳機能に悪影響を及ぼし、
睡眠不足が連続することで生じる
睡眠負債の蓄積量に応じて、その悪影響の度合いは増加します。
 
 
 
集中力と注意力を高めようと思うならば、
 
適切な時間と質の良い睡眠を取ることが
 
その基本であることを、多くの科学研究の成果が示しています。
 
 
 
次に一つの実験結果を示しておきます。
 
 
 
脳の判断能力が睡眠不足により低下していた
30歳代の男性サラリーマンに15分の短時間仮眠を取らせ、
前後の脳機能を脳波で測定し比較した例です。
 
 
脳波(事象関連電位)で調べると、
脳内の情報処理に要する時間が計測できます。
 
 
 
2種類の音をランダムに聞かせ、
ターゲットの音が聞こえた時だけ
ボタンを押すというものです。
 
 
これは、判断するのに注意を持続的に保つ必要があります。
 
 
 
仮眠前は、音を聞き判断するまでの脳の
情報処理時間は0.35秒(350ミリ秒)超でしたが、
 
仮眠後には0.3秒(300ミリ秒)にまで
判断に要する時間が短縮しています。
 
 
 
15%近く時間が短縮し、脳の働きが
回復していることがわかります。
 
 
注意の維持も仮眠後には2倍近く改善しています。
 
 
 
このように、睡眠不足を補う仮眠することにより、
情報処理能力がアップするということが
結果としてでていることがわかりました。
 
 
 
日々、睡眠時間の確保をしっかり意識すること。
 
また、もし睡眠不足になってしまったら、
できるだけ「慢性化」する前に、遅くとも2~3日以内に、
一度しっかり睡眠をとるようにすることを心がけましょう!
 
 
これだけで、脳の機能が低下することを防ぐことができます。
 
 
生活の中でぜひ意識してみて下さいね。
 
 
 

うつ病の症状は・・・

 
 
 
うつ病の症状は・・・
 
 
日常生活の中で、嫌なことやがっかりすることがあれば、
気持ちが沈んで元気も出なくなる、
 
ということは誰もが経験することです。
 
 
 
しかし多くの場合、たとえ気分が落ち込んだとしても、
何か楽しいことがあればその時だけでも気が紛れたり、
時間が経ってがっかりさせられた原因が
解消されたりすると、自然に気が晴れてくるものです。
 
 
 
こういった誰もが経験する、
“一時的で、日常生活に支障を来さない気分の落ち込み”は、
『うつ病』とはいいません。
 
 
ではどういう症状が出てくるのでしょうか。
 
 
うつ病での『うつ状態』というのは、
 
”物事に対する関心や取り組む意欲が失せて
何もする気が起こらない状態が一日中ずっと、
ほとんど毎日、2週間以上にわたって続いた状態”
をさします。
 
 
 
また、「眠れない」「食べられない」など
さまざまなつらい症状も伴うため、
日常生活に大きな支障を来したりするようになります。
 
 
 
このように、うつ病は、妙に暗くなる、
 
考え方が悲観的になる、やる気が出なくなる、
 
よく眠れなくなる、などの症状が現れます。
 
 
 
それ以外にも、食欲がなくなる、
 
頻脈・頻尿、吐き気、過呼吸など、
 
身体的な症状が出る人も多いので、
 
本人もうつだと自覚するケースが多いです。
 
 
 
うつの症状が出てくると、はたから見て
「最近話しなくなったなー」くらいの
印象しか受けませんが、うつ状態の人の中は
悲観的な考え方が支配しているので、
ある日突然取り返しの付かない行動に出ることもあります。
 
 
 
 
厚生労働省の調査(平成14年度)によれば、
わが国では20歳以上の人の約7.5%
( およそ13人に1人)が、その調査の時点までに、
一度はうつ病を経験したことがある、
と報告されています。
 
 
 
世界でも人口の3~5%の人がうつ病だといわれており、
この数字をあてはめると日本でも600万人以上の人が
うつ病にかかっていると考えられます。
 
 
 
■ うつ病と不眠
 
 
うつ病において、不眠は必ずといっていいほど
みられる症状です。
 
 
 
うつ病での睡眠障害のパターンとしては、
夜ゆっくりと眠れなかったり、朝目覚めても
 
気分がスッキリしなかったりする【熟眠障害】、
 
あるいはもっと長く寝ていたいのに、
 
なぜか午前3時や4時に目が覚めてしまって、
 
それからは眠れずに悶々とする【早期覚醒】
 
といった状態になることが多いようです。
 
 
 
うつ状態・うつ病になると
あらゆる機能・能力が低下し、また不安な気持ちが
強くなって悲観的な考えから抜け出せなくなるため、
いくら考えても進むべき正しい道が
見出せなくなります。
 
 
うつ病の時は本来の自分ではない状態なのです。
 
 
うつ病の時にはできないと思うことでも、
回復すればできるようになることが多いものです。
 
 
 
したがって、このような時に人生の上での
大きな決断は避けた方が賢明です。
 
 
うつ病の時の悩み事はいったん棚上げにして、
回復してから考えるようにしましよう。
 
 
 
今回はうつの症状がどのようなものなのか、
みてみました。
 
 
 
明日はその原因の最新情報をみてみたいと思います。
 
 
 
 

うつ病とは・・・

 
うつ病とは・・・
 
 
最近の社会現象として、
うつ的な症状を訴える方が、すごい勢いで増加しています。
 
 
 
このうつ病は「心のカゼ」とも言われており、
特殊な病気でもなんでもなく、
誰でもなってしまう可能性がある病気となっています。
 
 
また、それと正反対の症状を引き起こす躁病、
躁とうつを交互に繰り返す躁うつ病もあります。
 
 
 
これは一体、脳の中で何が起こっているのでしょうか。
 
 
もともとの性格や考え方の傾向、
環境(ストレスなど)に加え
体質・脳内にある物質の変化も関係しているといわれています。
 
 
 
うつ病がなぜ起こるのかという、
その原因や発症メカニズムについては、
まだはっきりしたことはわかっていません。
 
 
しかし、これまでの研究から
脳の中で
感情をコントロールしている物質(神経伝達物質)の
バランスが崩れてしまうことが原因のひとつ
だと考えられています。
 
 
 
私たちの脳は、無数の神経細胞で構成されています。
 
 
これらの神経細胞は、『神経伝達物質』
という物質を介してさまざまな情報を伝え合い、
複雑な働きを担っています。
 
 
ところが、ストレスを抱えていたり、
心身ともに疲れている状態が続いたりすると、
この神経伝達物質の量や働きも十分ではなくなってきます。
 
 
 
なかでも、意欲や気分を調整する
 
「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった
 
神経伝達物質が十分に機能しなくなると、
 
感情をうまくコントロールできなくなって、
 
うつ状態に陥ってしまうといわれています。
 
 
 
つまり、うつ病とは“精神的・肉体的疲労が
続いていくうちに脳の中の
「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった
神経伝達物質の働きに異常を来してしまい、
そのためにさまざまな症状が出現する病気”なのです。
 
 
 
 
また、うつ病の発症には、
もともとの性格や考え方の傾向、あるいは環境(ストレスの状態)
なども深く関わっているといわれています。
 
 
 
■ うつ病になりやすい性格とはあるのでしょうか?
 
 生真面目で仕事熱心。
 
 責任感が強く、完璧主義。
 
 社交的で明るい面と、淋しがり屋な面の両方を兼ねている。
 
いかがでしょうか?
 
持ってるなぁ~と思われる方、いらっしゃると思います。
 
 
■ では今度はうつ病になる主なきっかけは
  どんなことが考えられるでしょうか?
 
 
男性と女性、違いがあるようです。
 
 
これは、前回、男性と女性の脳の違いを
3回にわたってお話ししましたが、その中で、
 
脳の構造上、
 
男性は読字障害や、その他の言語の問題を持ちやすく、
また、自閉症やADHD(注意欠陥・多動障害)、
トゥレット症候群の診断を受けるのも
男性の方が多いという調査があることをお話ししました。
 
 
では、女性の方はというと、どちらかというと、
うつ病や不安といった、気分障害に
なる傾向性があることをお話ししました。
 
 
では具体的にどのようなきっかけがあるのでしょう?
 
 
■ 女性の場合
 
・妊娠・出産・月経
・家庭内の葛藤
・近親者の病気・死
・精神的打撃
・身体の病気
 
 
 
■ 男性の場合
 
・仕事の疲労
・職場移動
・精神的打撃
・経済問題
・近親者の病気・死
 
 
などがあります。
 
 
うつ病の自己チェックシート
 
以下のようなチェックシートがあります。
 
自己セルフチェック表
 
 
 
参考までに載せておきますが、
あくまでも参考になさる程度で結構かと思います。
 
 
いかがでしたでしょうか?
 
社会現象になっている「うつ病」、増加している「自殺」など、
現代社会ならではの傾向があると思います。
 
 
何とか減少させたいものです・・・
 
 
明日は、このうつ病の原因、対処法についてです。
 
 
 
今日一日皆さまが幸せでありますように・・・
 
 
 
 
 
…☆ 編集後記 ★…
 
うつ病に関しては・・・
 
これには心の問題がとても多いと感じます。
 
 
私自身、薬剤師でありカウンセラーでありますが、
このような症状を訴えるクライアントさんが多く、
お会いすることが多いです。
 
 
でも今までの私の経験では、ほとんどが改善の方向をたどっています。
 
 
なぜ?!
 
うつ病や、躁鬱や、パニック症候群等々、
いろいろな精神的病名がありますが、
 
これは心で起こっている感情、ストレスなどが原因になって、
脳の状態、神経伝達系などに変化がおこり、
結果としてうつ病などと病名が診断されていくわけです。
 
 
ということは、やはりこころで起こっていること、
ずっとトラウマになっていたこと、
育てられた環境、
親子との関係
 
などの、こころに受けた傷だったり、
自分を信じる事ができなくなったことだったり、
こころの問題がとても多いと思います。
 
 
そこで、私たちの心の無意識の部分、深層心理
これは心理学ではフロイトが説いたものですが、
 
これをユングが精神を意識と無意識に区別しています。
 
 
精神的なものをわかりやすく体系化したのです。
 
 
この無意識の部分が、全体を100%として97%も
あるということです。
 
ご存じでしたか?
 
学者によっては99%が無意識としています。
 
 
 
ということは自分のことはわからないことだらけ・・・
ということですね。
 
 
よくみなさんが仰る、自分のことがわからなくて・・・
というのはしごく当たり前なのかもしれませんね。
 
 
 
そこで、私は、心の潜在意識がどのような状態になっているのか
なにがその方のこころを閉じ込めているか、
 
を読み取り、それを解放してあげます。
それにより、本当に自然にその人本来の状態に
戻ってくるようになります。
 
 
病気・元気とか、漢字そのものに、「気の流れ」を示していますね。
 
 
気とは「エネルギー」です。
 
 
気が病むと、病気になり、気が元に戻ると、元気になりますよね!
 
そうです!
 
その人の気を元に戻してあげればいいんですね^^
 
 
先日、ずっと何年もうつ病と診断されていた若い女性のクライアントさんが、
いらして、2回目で本来のご自分の気に戻ってきています。
 
 
特に目が変化しました。
 
ご本人もおっしゃるように、トロンとした目が、キラキラ輝いて
生きる希望で満ち溢れています。
 
病院の定期診療の時に、ドクターからも
目がかわったねぇー。
 
何か変化あったの?
 
 
と聞かれたそうです^^
 
 
 
本人も驚いておりますが、周りの方々も当然びっくりですよね!
 
 
ですので、本来の自分の自然の気に戻してあげれば、
元気になっていくのです。
 
 
精神面で悩んでいる方は、どうぞ自分に失望せず、
自分の本来の持っている気を取り戻して
元気に復活して頂きたいと心から思います。
 
 
少しでもお手伝いができたら、幸いです^^
 
 
 
 
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