記憶力は頭の良さと関係ない??!
「記憶力がいい人」=「頭のよい人」、
という印象がありますが
実際のところはどうなのでしょう?
専門家たちによれば、
記憶力も筋肉と同じように
毎日トレーニングをして鍛えれば高まるし、
それを怠れば記憶力も下がると言います。
つまり“私は記憶力が低いし、頭もよくないから…”
という言い訳はあまり意味がないということになります。
意識してトレーニングすれば、
明らかに記憶力を向上させることができるのです。
日々脳に刺激を与え、活性化することが大事ですね。
では実際に日常でできる
記憶力トレーニングにはどんなものがあるでしょうか。
■ 人の名前を覚えるときは
“3L”-Look、 Listen 、Link
初対面の人の名前を
すばやく覚えることが苦手という方は
多いと思います。
でもこれが結構大切になってきます。
名前を憶えていてもらえたら嬉しいですよね!
そんなときは3つのL :
Look(見る)、 Listen (聞く)、Link(関連付ける)を
覚えておきましょう。
これはうちの日本記憶術協会「記憶術」では
ノウハウとして教えています。
http://kioku.or.jp
初対面の人を紹介されたら、
まず相手をよく見て、名前を聞いて、
その名前をなにか記憶しやすいものと
関連付けます。
芸能人の名前や漫画のキャラの名前などと
似ていたらしめたものです。
または、自分の知っている人と似ていたり、
名前が同じだったりしたら、
これもリンクできますね。
無意識に聞き流すのではなく、
覚えるためのヒントとなるようなものとセットで
名前を覚えるようにしましょう。
いつもより覚えられるように感じられるのでは
ないでしょうか。
■ 「忘れる前に」ではなく
「覚えている間に」と意識する
「忘れる前に~しよう」と考える時点で
、あなたの脳は「忘れる」ことを意識し始めます。
そのかわりに「~を覚えていよう」と
自分に言い聞かせてみましょう!
それによって、「覚える、記憶する」という
脳のコマンドを使うことで、脳は
「記憶する」ことにフォーカスするようになります。
人は意識する対象が変わることにより、
大きく変化するのです。
■ ビジュアルは文字より記憶に残りやすい
テレビや映画のワンシーンが
ずっと記憶に残っていることって
よくありますよね。
それは視覚に訴える部分が大きいからです。
同じことでもただ文字で書かれているより、
図表やマップなど“ビジュアル化”
されたことのほうがはるかに記憶に
残りやすいのです。
「百聞は一見にしかず」ですから、
大事な情報や忘れたくないことは、
考えを整理するためにも自分なりに
図表やマップ化して覚えやすくすると、
効果がありますよ。
イメージは文字よりもとてもスピーディーなので、
このイメージ力をアップしていくことが
必要です。
さらに記憶に残りやすくすること、
つまり記憶力をあげることに繋がっていきます。
http;//kioku.or.jp
■ 音読する
音読というと、古い習慣のように
感じられるかもしれませんが、
記憶力向上にはとても効果的です。
なぜなら、情報は読むことで
目(視覚)から吸収され、それが脳に達し、
次に口を動かして音読するという指令が、
脳から発せられます。
脳内の機能をフルに活用するプロセスだから
記憶にも残りやすいのです。
脳をフルに活用することは、
脳のシナプスを増やし、脳の中で
どんどんネットワークが
広がって連合野が形成されてくるのです。
声に出してみることの大切さ、
ぜひもう一度体験してみて下さい。