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頑張るという心は・・・

頑張るという心は・・・
 

 

頑張るという心は・・・

 

今回から心の動きについてみてみたいと思います。

 

私は記憶術協会を主催しているため、

記憶と脳ということに関連したことを中心に書いていますが、

脳は心と常にリンクしています。

 

http://kioku.or.jp

 

その心の動きを知ることも脳のしくみや

能力を知ることになると思います。

 

励ますときによく使う言葉は、「頑張って!」ですね。

この「頑張って」という言葉を聞いて、やる気になることもあります。

でも、「頑張って」という言葉を聞いて、重荷になることもあります。

同じことが、うつの方々にも言えるのです。

うつになりやすい性格の中に、
「まじめで几帳面」というものがあります。

 

まじめで几帳面であるからこそ、
きっちりとしている、という良い面があります。

 

でも、きっちりやりたいときに、
うまくいかないこともあるものです。

 

自分で
「一生懸命やっているのに、うまくいかないなぁ」
と悩んでいるときに、相手の人が気を遣って

「頑張ってね」というと、「ありがとう」と返事はするものの、
「一生懸命頑張っているのに、これ以上頑張れない…」と
心の中で思ったりするものです・・・

頑張る、という言葉は、励ましの言葉になるのですが、
相手の気持ちが弱っているときには、
「頑張って」という言葉を使うと、
大きなプレッシャーを与えてしまうことになるのです。

 

それでは、頑張るという言葉を使わずに、
励ますにはどうすればいいのでしょう?

 

新潟県中越地震のとき、
新潟県は、「元気だしていこー!新潟」という
スローガンを掲げました。

 

「被災してつらいけれど、一緒に元気だしていこー」
という意味がこめられていますね。

この「一緒」という感覚が大事なのです。

「一緒」という言葉を使うと、つらさが半分になります。

「頑張って」という言葉は、
相手に対して投げかけるだけですから、つらさを共有する
ことにはなりません。

 

実は、つらいときに大切なのは、
気持ちを共有することなのですね。

 

子供が転んでけがをして「痛いよ~!」
とさけんでいるときはお母さんが一緒になって
「痛いね~。痛いの痛いの飛んでいけー!」
痛いところに触りながら、痛い気持ちを共有することで、
子供が安心します。

 

「頑張って」という言葉は、
心が元気な人にはうってつけですが、
心が弱っているときには、違う表現を心がけてみましょう。

 

心が元気な人の場合は、自分が頑張っているのかどうか、
確かめることができます。

 

「達成感のある疲れ」を感じているかどうかです。

疲れは、
頭を使っているのなら、精神的な疲れを感じますし、
体を使っているのなら、肉体的な疲れを感じます。

 

よく行動しているから
達成感のある疲れを感じるのであって、これは、
きちんと頑張っている証拠です。

 

達成感のある疲れを感じているのなら、大丈夫です。

 

どんどん前に進み続けましょう。

でも、頭や体に疲れがあっても、達成感がないのなら、
要注意です。

 

「頑張ろう」という気持ちが、
空回りしているのではないでしょうか。

 

ちょっと見直してみましょう!

「頑張ろう」と繰り返し思うのも、
体力や精神力を消耗するものです。

 

達成感のない疲れを、感じるだけです。

この不安を打ち消すためには、
病気でやむをえない場合を除き、行動してみてはどうでしょう。

 

全力で行動して忙しくなれば、
不安を感じる時間すらなくなります。

 

没我という状態です。

行動した時に、達成感のある疲れを感じることでしょう。

それが「本当に頑張っている」という状態なのでしょう。

 

心を元気にするセロトニン!

心を元気にするセロトニン!
 
 
 
心を元気にするセロトニン!
 
 
前回に続いて、私たちを元気にしてくれる
セロトニンについてもう少しみてみましょう!
 
 
★ セロトニンの分泌を促してストレス解消!
 
 
セロトニンを増やすために,
口角を上げる練習をしたり、笑顔を作ったりしていると
だんだんと楽しい気分になってきませんか?
 
 
 
ストレスの多い日常生活の中で、
意識的に笑うことは決して簡単ではありません。
 
 
しかし、夜、今日一日を振り返った時に
「今日はよく笑った」と思える瞬間があったなら、
それだけで嫌なことを少し忘れられそうな気がします。
 
 
 
「よく笑った」瞬間にもセロトニンは分泌されて、
心は元気な方向に向かっているはずです。
 
 
★セロトニンは細胞の元気にしてくれる!
 
 
セロトニンの効果は
心を元気にしてくれるだけではありません。
 
 
私たちの体にもいい効果をもたらしてくれます。
 
 
「大笑い」はがん細胞をやっつけたり、
細胞を活性化してくれるのです。
 
 
 
「病は気から」と言う言葉もありますが、まさに
「笑うこと」によるセロトニンの分泌は心身ともに
健康な体作りには欠かせませんね。
 
 
 
★ 食生活からセロトニンを増やそう!
 
 
セロトニンの分泌を増やすためには
「笑うこと」が一番なのは言うまでもありません。
 
 
 
しかし、普段の食生活を改善することにより、
セロトニンの分泌量は増加するのです。
 
 
 
セロトニンの原料となるのはビタミンB6と、
トリプトファンです。
 
 
 
ですから、
この二つの栄養素を積極的に摂取することにより、
セロトニンは増加するんですね。
 
 
 
ピタミンB6を含む食材は、
 
赤身の魚、レバー(豚・鶏・牛)、豆類(大豆・小豆など)
果物(バナナ・プルーン)などです。
 
 
 
また、トリプトファンは、
 
チーズなどの乳製品、
納豆や肉類などに多く含まれています。
 
 
サプリメントから摂取するのもお勧めです。
 
 
★ セロトニンと太陽光!
 
 
実は太陽の光を浴びることによって、
セロトニンは活性化されると言われています。
 
 
夜はしっかりと寝て、
朝に起きて太陽光を浴びることは、
私たちが生活リズムを維持する上でとても大切です。
 
 
 
生活のリズムをしっかりと整えてることは
ストレス軽減にも繋がります。
 
 
 
心の健康を維持するためには、
やはり規則正しい生活が欠かせませんね。
 
 
 
★サプリメントでセロトニンを増やす 
 
 
セロトニンを増やすための栄養素は
「トリプトファン」と呼ばれるアミノ酸です。
 
 
 
なので、直接セロトニン、と書いてなくてもラベルなどを見て
「トリプトファン」と書かれていれば
 
それが不足している人には効果が期待できます。
 
 
 
それと、
トリプトファンを摂取してセロトニンを増やすためには
ビタミンBが必要になってきますので、
サプリメントを選ぶときは一緒に
ビタミンBのサプリを購入するか、
ビタミンBが含まれているタイプのものを
購入すればいいと思います。
 
 
 
マルチビタミンと一緒にとるかアミノ酸関連はいいですね。
 
 
もしくは食後など、栄養をとった後で
サプリメントを食べるのもいいと思います。
 
 
 
★ 呼吸法でセロトニンを増やす 
 
 
息を吐く時 
 
吸うときよりもなるべく時間をかけて吐くようにしてください。
 
またお腹をへこませ限界まで吐ききるようにします。
 
 
②息を吸う時 
 
吸うときよりは速くですが、それでもなるべく
ゆっくりと長い時間をかける事がポイントです。
 
 
なるべくリラックスしておこなってくださいね。 
 
 
これらはいわゆる複式呼吸と言われるもので、
セロトニン以外にも体にいい効果があります。
 
 
時間のある時や落ち着きたい時に
試してみてくださいね。 
 
 
 
以上、口角を上げるだけで元気になれる!
 
セロトニンを増やす方法をご紹介してきました。
 
 
口角の上がっている人は本当に幸せそうですよね。
 
 
見ている側にも元気を与えてくれます。
 
 
ですから、自分自身も笑顔を心掛けて、
周りの人を元気にしてあげましょう。
 
 
そうすれば自ずと、あなたのまわりには
人が集まってくるはずです。
 
 
そんな楽しい環境は、心身ともに健康に、
美しくなるためにとても大切な場と言えるでしょう。
 
 
 

口角を上げるとセロトニンが増える!?

口角を上げるとセロトニンが増える!?
 
 
口角を上げるとセロトニンが増える!?
 
 
 
いつも口角が上がっている人や笑顔の人は
本当に幸せそうで、誰からでも好かれる素敵な人です。
 
 
 
そんな素敵な笑顔は、
脳内物質のセロトニンと密接な関係があるようです。
 
 
私の速読のスクールでのレッスンの時に、
よく口角を上げることをお話ししています。
 
 
 
本を読む時や、人の話を聞くときに、
なるべく口角を上げるようにしましょう!
ということを実践してもらっているのです。
 
 
なぜ?
 
というのは次にお話しする脳内のホルモンの
セロトニンの分泌に影響があるからです。
 
 
★では・・・ セロトニンって何??
 
 
まず知っておきたいのはセロトニンのことです。
 
 
セロトニンとは・・・
 
精神面に大きな影響を及ぼす脳内伝達物質であり、
 
有名なノルアドレナリンやドーパミンと並んで、
 
神経伝達系に重要な働きをします。
 
 
 
 
セロトニンが不足すると、精神面によくない影響が現れます。
 
良くない影響??
 
 
★では・・・ セロトニンが不足すると??
 
 
1.セロトニンは睡眠時に分泌される
 
メラトニンと深い関係があり、不足することで
メラトニンが分泌されなくなってしまうため、
寝つきが悪くなってしまいます。
 
 
そのため鬱病の人はほぼ全員不眠症を合併します。 
 
 
2.やる気、集中力の低下
 
 
何もやる気が起こらず、ダラダラと過ごしてしまう場合は
疑ってみてください。 
 
 
3.脳機能の低下
 
 
セロトニン自体が脳機能に影響するというより
不足が起こると脳機能に関連の高い
ドーパミンが少なくなってしまいそれにより
思考能力の低下、注意力欠陥などになってしまう
可能性があります。
 
 
4.うつ病
 
 
セロトニン不足のもっとも重症化したタイプが
うつ病だといわれています。 
 
 
5.もの忘れの増加
 
昔から覚えていることを忘れたりはしませんが、
一時記憶が落ちてさっき置いたものがどこにあるか
わからない、なんてことが増えるようです。 
 
 
 
★ 笑って脳を騙す?!
 
 
実は、笑顔を作ること、笑うことによって
セロトニンは分泌されるそうです。
 
 
とは言え、ストレスの多い現代社会で
無理に笑うこと、作り笑いを浮かべることは
簡単ではありません。
 
 
ですから、まずは口角を上げることを
意識してみてください。
 
 
 
そうすることにより、脳が勘違いを起こし
セロトニンの分泌量が増えるのです!
 
 
セロトニンが増えることにより、精神が安定するので、
自然に笑える機会も増えてくるでしょう。
 
 
 
★ 表情筋のトレーニングが大切
 
 
セロトニンを増やすためにはまず、
口角を上げることが大切です。
 
 
そのために毎日鏡に向かって
表情筋のトレーニングをしてみましょう。
 
 
 
実は日常生活で実際に使われている表情筋は
全体の30%くらいだそうです。
 
 
 
ですから、
意識的に表情筋を鍛えることがとても大切なんです。
 
 
では、表情筋のトレーニング法を簡単にご紹介します。
 
 
1、顔を縦に伸ばしましょう。上下に引っ張られているように、伸ばします。
 
2、顔を縦に縮めましょう。上下から押しつぶされるように縮めます。
 
3、顔を横に伸ばしましょう。左右に引っ張られるように、伸ばします。
 
4、顔を横に縮めましょう。左右から押しつぶされたように、縮めます。
 
 
また、口輪筋の動作には、
 
 
1、「あいうえお」と大きな口を開けて発音しましょう。
 
 
2、口を閉じて笑顔を作り、ゆっくり戻しましょう。
 
 
これらのトレーニングを毎日鏡の前で繰り返せば
口角がしっかりと上がり、今よりももっと
輝いた表情を手に入れることが出来そうですね。
 
 
 
そして連鎖的にセロトニンも増え、精神が安定し、
元気な笑顔美人が実現できます。
 
 
さあ、鏡に向かって、口角が上がって元気になるかどうか、
チェックしてみてみましょう!
 
 
元気になったらセロトニンが増えていることかもしれません^^
 
 
 
 

いびきと睡眠の関係とは

いびきと睡眠の関係とは
 
 
いびきと睡眠の関係とは
 
 
いびきは睡眠中の気道の閉塞
 
 
いびきは睡眠・快眠と、どういった関係があるのでしょうか?
 
 
はたから見るぶんには、
イビキをかいていると気持ちよさそうで、
深い眠りの最中といった印象をうけます。
 
 
 
しかし実際はというと、
気道(鼻、咽頭、喉頭、気管、気管支)のうち
上気道が狭いために、空気が通るときに
粘膜が振動しているのです。
 
 
 
気道が狭いということは、
それだけ空気の供給量が減るということであり、
これがひどくなると酸素不足へとつながっていきます。
 
 
 
つまり、いびきは「睡眠中の酸素供給量の減少」
という危険が潜んでいるかもしれないサインと
見ることができます。
 
 
もちろん軽度なものでは、健康上問題はありません。
 
 
ただ、ひどいイビキの場合、
後述する無呼吸を併発している可能性が
高くなります。
 
 
そうなると心臓や脳に酸素が不足して、
朝起きたときに寝不足感を覚えることが多くなります。
 
 
ひどい頭痛を伴うこともあります。
 
 
睡眠中のいびきは、
扁桃腺の肥大やアデノイドといった病気によって
引き起こされることがあります。
 
 
そのほか肥満体でも気道が狭まりがちです。
 
 
日本人の場合は肥満ではなくても、
 
首が短く下あごが小さいという特徴によって、
 
気道の閉塞が起こりやすいといわれています。
 
 
 
 
そのほか睡眠中のいびきは、
アルコールの飲みすぎでも発生します。
 
 
 
お酒の飲み過ぎが眠りを浅くするのは、
もちろん脳をまひさせるからですが、
気道の閉塞も関係しているかもしれません。
 
 
睡眠時無呼吸症候群とは?
 
 
このようにいびきは睡眠中に発生し、
酸素供給量を少なくする危険がありますが、
それが発展したものが睡眠時無呼吸症候群です。
 
 
この睡眠障害では、呼吸が浅くなったり、
完全に止まる状態が10秒以上続くものを
無呼吸と言います。
 
 
その無呼吸が1時間のうちに5回以上発生するようになると、
 
呼吸関連睡眠障害と診断されます。
 
 
多い人だと、1時間のうちに30~100回以上の
患者さんも存在するといいます。
 
 
無呼吸の間は、呼吸しなかったり呼吸が浅くなるので、
いびきがぴたっと止まります。
 
 
 
つまり激しいイビキが断続的に繰り返される
「エンスト型のいびき」の人は、
睡眠時無呼吸症候群の可能性が大きいといえます。
 
 
 
いびきの睡眠障害では、呼吸が止まっている間は、
 
心臓や脳に酸素が行かないので、
 
心臓や脳がダメージをうけます。
 
 
そのため重大な心疾患や脳疾患を
引き起こす危険があります。
 
 
また寝始めのノンレム睡眠の第3、第4段階の
深い眠りが激減するために、
日中の耐え難い眠気が現れます。
 
 
このいびきの睡眠障害は、ナルコレプシーと同様に
過眠症の一種なのです。
 
 
 
いびきによる睡眠障害を放置していると、
昼間に突然眠り込んでしまい、
重大な産業事故を起こすことになりかねません。
 
 
実際に過去に、新幹線の運転士が
居眠り運転をしてしまい、重大な事故になる
寸前で自動制御装置が作動した
という事件がありました。
 
 
この運転士も、睡眠時無呼吸症候群だったそうです。
 
 
いびきの睡眠障害は、脳と心臓にダメージを与えるため、
レム睡眠中に突然死する危険もあります。
 
 
レム睡眠のときは、自律神経のバランスが乱れ、
脈拍や呼吸が不規則になるからです。
 
 
いびきの睡眠障害の治療法
 
 
全国には約200万人の睡眠時無呼吸症候群の人がいるそうです。
 
 
 しかし、実際に睡眠障害の治療を受けている人は、
ごくわずかだといいます。
 
 
つまり約200万人もの人が、
睡眠中に突然死を起こす危険と隣りあわせで
生活しているわけです。
 
 
 
睡眠時無呼吸症候群の治療法としては、
軽度の場合は、マウスピースを着用して寝たりします。
 
 
 
これは歯科の範ちゅうですが、
気道が確保されるので、いびきを睡眠中に
かかなくなります。
 
 
 
そのほか1時間に無呼吸が20回以上ある人は、
CPAP(シーパップ)療法を健康保険で受
けることができます。
 
 
 
これは鼻から強制的に空気を送り込む装置。
 
CPAP療法によって重度の呼吸障害は改善され
、深い眠りを得られるようになります。装置は小型化してきているので、持ち運びも楽です。
 
 
 
原因となる肥満やアルコール依存を改善することが、
根本的な解決法となります。
 
 
 
そのほか、いびきは睡眠時に横向きに寝ることで、
押さえることができます。
 
 
たて中央部を高くしたシーツが販売されていて、
これを使用すると仰向けになれないので、
必然的にいびきが解消されます。
 
 
いびきでお悩みがありましたら、やってみて下さいね。
 
 
 
 

睡眠とストレス、そして脳との関係は・・・

 
 
睡眠とストレス、そして脳との関係は・・・
 
 
ストレスホルモンと睡眠
 
 
人は起きている間に、さまざまなホルモンが分泌されますが、
これが睡眠と脳に関わっています。
 
 
私たちはストレスを感じると、2つのホルモンがでます。
 
 
アドレナリンコルチゾンというホルモンです。
 
 
これが出るとストレス反応として、
血圧を上昇させたり、体を闘争または逃避反応に備えます。
 
 
実はストレスがかかると、睡眠物質が作られ、
眠くなるのです。
 
 
 
それは・・・
 
 
たとえばこのストレスホルモンである
「副腎皮質刺激ホルモン」ACTH(adrenocorticotropic hormone)。
 
 
これは脳下垂体前葉から分泌されます。
 
 
大脳辺縁系からの持続的なストレスを、
視床下部がキャッチするとACTHを分泌して、
副腎皮質に作用します。
 
 
そして、コルチゾール(糖質コルチコイド)を
分泌させます。
 
 
このコルチゾールは、ステロイドです。
 
 
この大脳辺縁系の働きは以前にも
脳の働きとしてお話ししました。
 
 
大脳辺縁系の働きは、
 
好きか嫌いかを過去の記憶から判断し、
好きと判断した場合は意欲を起こし、
嫌いと判断した場合は、それを避けるための信号を発します。
 
 
こういう一連のことで、
ストレスを感じる状況が生まれます。
 
 
そうした動物としての原初的な
行動の源となっている部位です。
 
 
 
コルチゾールが分泌されると、
血糖値や血圧、脈拍を上昇させ、炎症を抑制する作用もあります。
 
 
持続的なストレスに対処します。
 
 
ACTHはやがて分解され、睡眠物質となります。
 
 
 
ということで、この一連の流れから、
ストレスを受けた後は眠くなるわけですね。
 
 
 
この原理により、昼間を活動的に過ごすほど、
夜に睡眠物質が多く作られ、眠くなってくるのです。
 
 
 
昼間に家のなかでダラダラと過ごしてしまうと、
夜寝つきにくいというのは、
ACTHの産生が少ないため、睡眠物質に変化しないからです。
 
 
 
睡眠と脳は、日中にどう過ごすのかに
影響されるわけですね。
 
 
 
体内時計とメラトニン
 
 
人間にはサーカディアンリズムがあります。
 
 
これは概日リズムといわれます。
 
 
人の体内時計は約25時間であり、
自転周期よりやや長くなっています。
 
 
これは、
間脳視床下部にある視交叉上核から発信しています。
 
 
ここに体内時計があり、睡眠と脳を管理しています。
 
 
人が朝日を浴びると、
視交叉上核にある体内時計が24時間にリセットされます。
 
 
 
すると、
変更されたという情報は松果体に連絡が行き、
睡眠ホルモンであるメラトニンをストップさせます。
 
 
そして約14~16時間後に分泌を開始します。
 
 
朝8時に朝日を浴びると、
 
夜10時から12時ごろに眠くなる、
 
睡眠と脳のしくみがあるのです。
 
 
 
このように一定時間が来ると、
睡眠ホルモンが血液に乗って全身を回り始めます。
 
 
 
これは体内時計がある、
間脳の視交叉上核によってコントロールされているのです。
 
 
 
メラトニンは脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる
部分から分泌されるホルモンです。
 
 
 
体内時計に働きかけることで、
覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、
「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。 
 
 
 
メラトニンは、
 
血液の流れに乗って、全身の器官に
「寝る時間が来たよ」と知らせるわけですね。
 
 
具体的にいうと、メラトニンには
脈拍、体温、血圧を下げて眠気を誘い、
睡眠を持続させる働きがあります。
 
 
こういった一連の流れは、睡眠と脳にとって
不可欠な仕組みといえます。
 
 
また、注意が必要なのは、
 
夜中に強い照明の中にいるとメラトニンの分泌量が減って、
 
体内時計に休息の時刻が伝わらず、
 
睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。
 
 
 
夜間に強い光を浴びることが、
現代型不眠の原因の一つと考えられています。
 
 
 
 
神経伝達物質と睡眠・覚醒
 
 
普段はドーパミンやノルエピネフリン(ノルアドレナリン)、
アセチルコリン、ヒスタミンといった
興奮性神経伝達物質が前頭葉を刺激しています。
 
 
それによって起きていること(覚醒)ができているのです。
 
 
ところが体内時計に従って、夜に
 
睡眠中枢にあるGABA(ギャバ)が
ドーパミンやノルアドレナリンを抑制するようになると、
眠気が訪れるようになっています。
 
 
 
このように睡眠と脳は、つねに複雑なしくみで、
眠りと覚醒を繰り返しています。
 
 
 
深いノンレム睡眠時に大脳は全体的に休められますが、
成長ホルモンを分泌する時間帯でもあります。
 
 
 
成長ホルモンは
脂肪の燃焼、免疫力のアップ、骨や筋肉を作る、
傷んだ皮膚を再生させるなど、主に
体のメンテナンスを担当しています。
 
 
睡眠中に大脳を深く休めている間に、
体の手入れをしているわけです。
 
 
 
成長ホルモンは大人でも子供でも、
寝始めの3時間(とくに90分)に多く分泌されます。
 
 
ということは、身体のメンテナンスをしている
成長ホルモンの恩恵を受けるためには、どんなに
寝る暇がなくても、3時間は睡眠をとった方が良いようですね。
 
 
なるべく意識して生活リズムを作ってみましょう!
 
 
 

うつ病の症状は・・・

 
 
 
うつ病の症状は・・・
 
 
日常生活の中で、嫌なことやがっかりすることがあれば、
気持ちが沈んで元気も出なくなる、
 
ということは誰もが経験することです。
 
 
 
しかし多くの場合、たとえ気分が落ち込んだとしても、
何か楽しいことがあればその時だけでも気が紛れたり、
時間が経ってがっかりさせられた原因が
解消されたりすると、自然に気が晴れてくるものです。
 
 
 
こういった誰もが経験する、
“一時的で、日常生活に支障を来さない気分の落ち込み”は、
『うつ病』とはいいません。
 
 
ではどういう症状が出てくるのでしょうか。
 
 
うつ病での『うつ状態』というのは、
 
”物事に対する関心や取り組む意欲が失せて
何もする気が起こらない状態が一日中ずっと、
ほとんど毎日、2週間以上にわたって続いた状態”
をさします。
 
 
 
また、「眠れない」「食べられない」など
さまざまなつらい症状も伴うため、
日常生活に大きな支障を来したりするようになります。
 
 
 
このように、うつ病は、妙に暗くなる、
 
考え方が悲観的になる、やる気が出なくなる、
 
よく眠れなくなる、などの症状が現れます。
 
 
 
それ以外にも、食欲がなくなる、
 
頻脈・頻尿、吐き気、過呼吸など、
 
身体的な症状が出る人も多いので、
 
本人もうつだと自覚するケースが多いです。
 
 
 
うつの症状が出てくると、はたから見て
「最近話しなくなったなー」くらいの
印象しか受けませんが、うつ状態の人の中は
悲観的な考え方が支配しているので、
ある日突然取り返しの付かない行動に出ることもあります。
 
 
 
 
厚生労働省の調査(平成14年度)によれば、
わが国では20歳以上の人の約7.5%
( およそ13人に1人)が、その調査の時点までに、
一度はうつ病を経験したことがある、
と報告されています。
 
 
 
世界でも人口の3~5%の人がうつ病だといわれており、
この数字をあてはめると日本でも600万人以上の人が
うつ病にかかっていると考えられます。
 
 
 
■ うつ病と不眠
 
 
うつ病において、不眠は必ずといっていいほど
みられる症状です。
 
 
 
うつ病での睡眠障害のパターンとしては、
夜ゆっくりと眠れなかったり、朝目覚めても
 
気分がスッキリしなかったりする【熟眠障害】、
 
あるいはもっと長く寝ていたいのに、
 
なぜか午前3時や4時に目が覚めてしまって、
 
それからは眠れずに悶々とする【早期覚醒】
 
といった状態になることが多いようです。
 
 
 
うつ状態・うつ病になると
あらゆる機能・能力が低下し、また不安な気持ちが
強くなって悲観的な考えから抜け出せなくなるため、
いくら考えても進むべき正しい道が
見出せなくなります。
 
 
うつ病の時は本来の自分ではない状態なのです。
 
 
うつ病の時にはできないと思うことでも、
回復すればできるようになることが多いものです。
 
 
 
したがって、このような時に人生の上での
大きな決断は避けた方が賢明です。
 
 
うつ病の時の悩み事はいったん棚上げにして、
回復してから考えるようにしましよう。
 
 
 
今回はうつの症状がどのようなものなのか、
みてみました。
 
 
 
明日はその原因の最新情報をみてみたいと思います。