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ストレスからくる下痢・便秘の改善には・・・

ストレスからくる下痢・便秘の改善には・・・
 
ストレスからくる下痢・便秘の症状改善には・・・
 
 
前回はストレスからくるお腹の症状の代表的的な
下痢や便秘の症状改善に、「プロバイオテクス効果」
があるものとして、乳酸菌やビフィズス菌を含む
ヨーグルトや乳酸菌飲料などがあることをお話ししました。
 
 
今回はこのヨーグルトなどに入っている、
たくさんの種類の乳酸菌が
どのような種類と効果があるのかを
お話ししていきます。
 
 
 
乳酸菌の働き
 
人間の腸の中には、約100兆個もの腸内細菌が存在し、
その種類は数百種類以上にのぼります。
 
 
その中でも人に有益な働きをするものは「善玉菌」
その反対で人に悪さをする菌は「悪玉菌」、
この2つのどちらにも属さず日和見的な
作用をするものを「中間菌(日和見菌)」と言います。
 
 
善玉菌
 
食べたものをエネルギーに替え、毒素・
有害物質を排泄・代謝するなど、
生きていくうえで必要不可欠な働きをしています。
酸菌やビフィズス菌は、善玉菌の代表格ですね。
 
 
悪玉菌
 
腸内のたんぱく質を腐敗させ、
発がん物質や有毒ガスを作り出します。
 
 
 
これにより腸の活動が低下し、
便の腸管通過時間の増加により
便秘が発生しやすくなります。
 
 
 
また、おならや便が普段より臭い時なども、
ウェルシュ菌などの
悪玉菌が増えてしまっているサインと言えます。
 
 
 
健康的な腸内環境を保つためには、
日常的に乳酸菌やビフィズス菌などの
善玉菌を摂取し、腸内細菌の
バランスを整える必要があります。
 
 
 
代表的な乳酸菌の種類と効果
 
 
腸内環境改善のために乳酸菌をとる場合、
プロバイオテクス効果を認められた
食品を選ぶことが大切です。
 
 
乳酸菌の研究成果は日進月歩、
自分の気になる症状に合った乳酸菌を
食生活に取り入れて、健康づくりに
役立てていきましょう。
 
 
BB536株
 
生きたまま腸に届き、消化活動を活発にして、
便秘の改善の他、腸内でBB536株がつくる
酢酸の殺菌パワーにより、免疫力の向上も期待できます。
 
 
また、腸管の免疫細胞の過剰反応によって
起きる花粉症の症状緩和にも、効果があるとされています。
 
 
 
BE80株
 
こちらも酸に強く、ほかのビフィズス菌に比べても
生命力のある菌です。
 
 
 
 
消化された食べ物が腸管を通過する時間が短縮され、
また食後の膨満感を改善する効果も認められています。
 
 
食後にお腹が膨らむのは、
 
腸の中の悪玉菌が食物を分解する際に
 
ガスを出すためですが、BE80株により腸内細菌の
 
バランスが改善されることにより、
 
上記の効果が表れると考えられています。
 
 
 
LB81乳酸菌
 
ヨーグルトの本場ブルガリア
伝統的に使われているサーモフィラス菌1131株と
ブルガリア菌2038株を組み合わせたものが
LB81乳酸菌と呼ばれています。
 
 
便秘を和らげ、また便秘と関係の深い肌荒れにも
効果が確認された例があります。
 
 
シロタ株
 
 
シロタ株は、高い整腸効果はもちろん、
病原性大腸菌O-157の定着を防いだり、
花粉症の症状を軽減させる効果も認められています。
 
 
さらに、大腸がんや膀胱がんの発がんリスクを
低減する可能性も示唆されています。
 
 
 
LGG菌
 
LGG菌は、胃酸や胆液に負けずに生きたまま腸に届き、
また菌の表面が繊毛の覆われていること
腸管に付着しやすいことが特徴です。
 
 
また、花粉症の鼻づまり症状を改善したり、
子どものアトピー性皮膚炎の発症率を
低下させる効果についても認められています。
 
 
 
SBT2928株
 
SBT2928株は、食べた後に人の腸内に
定着することが証明されており、
特に、病原性大腸菌O-157の感染リスクを
低下させる効果に注目されています。
 
 
以上いろいろな乳酸菌があることが
わかりました。
 
たぶんこの中で見たこと
食べたことがあるものもあったでしょう!
 
 
 
何気なく食べているこの菌が生きていて
私たちの身体にいろいろな影響を及ぼしているのが
わかったと思います。
 
今後も意識して食べると、いろいろな変化がわかるかもしれませんね。
 
 

脳を活性化する食べ物とは・・・

脳を活性化する食べ物とは・・・
 
脳を活性化する食べ物とは
 
 
 
脳を活性化するには、
バランスの良い食事をしていれば
それが一番良いわけですが、
具体的にどんなものを、
どのように食すればよいのかが、
 
知りたいことですよね。
 
 
受験勉強や、資格試験を受ける場合は、
いつもより意識した方が良いでしょう!
 
 
私たちの身体は食べたもの、
食べ物でできているのですから・・・
 
 
 
まず、脳が必要としている栄養素と、
どのくらい必要なのかということからみてみましょう。
 
 
 
脳の重さは全体重の2.2パーセントしかありません。
 
 
人間の成人男性の脳  →  約1400g
人間の成人女性の脳  →  約1250g
 
知能の高さは 脳の重さではなく
神経細胞をつなぐ回路の緻密さによる
とされています。
 
 
重さと賢さは比例しませんので、ご安心下さい^^
 
 
 
そのエネルギー消費量は
20パーセント以上になります。
 
 
脳はその重さに対しては、だいぶ消費量が多いことが
わかります。
 
 
脳はブドウ糖のみをエネルギー源としていますが、
ブドウ糖は脳にわずかしか、貯蓄できません。
 
 
 
ですから、朝食(炭水化物中心)をしっかり摂ることは、
脳に栄養を十分与えて、効率的に一日の生活を送る
秘訣です。
 
 
血液中にあるブドウ糖の何と50%が、脳によって消費されています。さらに脳は安静にしている時でも1日120gもブドウ糖を消費しており、1時間に5g消費していきます。
 
 
何もしていなくても消費し続けるので、
1日3回の食事でしっかり補給してあげることが、
脳の働きを維持するために必要となってきます。
 
 
 
また、ブドウ糖と一緒に取らなければいけないのが、
酸素です。
 
 
 
これは食べ物ではありませんが、
脳にとっては、酸素がいかなくなると
大変なことになります。
 
 
 
そのためあくびがよくでることがありますね。
 
 
あくびは口を大きくあけて、
たくさんの酸素を取り込みやすいようになる
動作なのです。
 
 
 
現代人は特に呼吸が浅いと言われています。
 
 
ブドウ糖同様、なるべく深呼吸・深い呼吸に
意識をむけましょう!
 
 
 
脳にいい朝食メニューとしてはブドウ糖・果糖・
蜂蜜・でんぷんなどの糖類を食べることです。
 
 
 
朝必要なブトウ糖など栄養を摂って、
深呼吸しながら散歩する、
 
それによって頭の活性化が進んで記憶力も冴えてくる、
ということがおきてきます。
 
 
 
朝、散歩を習慣にしている皆さんは、
 
呼吸を深くすることを意識しながら、
 
散歩するようにするとさらに脳の活性化が
 
期待できます。
 
 
 
朝食を抜かない方が良いというのは、
脳はブトウ糖を常に消費しているためなのですね。
 
 
 
 
明日は
 
さらに詳しくこのブトウ糖など糖類について、
お話ししていきます。
 
 
お楽しみに・・・
 
 
 

ストレスによるお腹の症状の予防とは・・・

ストレスによるお腹の症状の予防とは・・・
 
 
ストレスによるお腹の症状の予防とは・・・
 
 
ストレスによる下痢や便秘の対応として、
プロバイオテクス効果のある
乳酸菌やビフィズス菌などを摂取するということを
前回お話しました。
 
 
今回はストレスによる
下痢や便秘などを予防する方法です。
 
 
 
腸を健康に保つ生活の工夫
 
 
便秘や下痢を予防するためには、
腸の健康を維持することが何より肝心です。
 
 
腸に良い生活習慣をご紹介します。
 
 
ストレスの解消
 
ストレスは腸の本来の動きを乱し、血液の流れを乱して
腸内の環境を悪化させるので、十分な睡眠や入浴など、
より自然な形で発散させる方法を工夫しましょう。
 
 
規則正しい排便
 
規則正しく排便することは、
規則正しく腸内細菌を入れ替え、腸内細菌叢の
バランスを保つことでもあります。
 
 
余計な菌の発生するチャンスを少なくするためにも
重要なので、毎日決まった時刻に排便するよう心がけましょう。
 
 
適度な運動
 
適度な運動は血液の循環をよくし、消化を助け、
ストレス解消にもなります。
 
 
週に1回プールで泳ぐ、買い物に行くときは急ぎ足で歩く、
階段を使うなど、自分に合った方法で、
できるだけ楽しく行なうことがポイントです。
 
 
 
酒、タバコを控える
 
お酒は1日お銚子半分くらいなら、
毎日飲んでもかまいません。
 
 
 
ビールなら小瓶1本くらい、
ワインならワイングラス2杯くらいです。
 
 
 
ワインには余計な菌の繁殖を防ぐ働きがある
という報告もされています。
 
 
しかし、それ以上の量は腸の健康のためにも
よくありません。
 
 
タバコはもちろん禁物です。
 
 
加齢と腸内環境のバランス
 
前回は乳酸菌の種類と効果についてお話しましたが、
年齢による善玉菌と悪玉菌のバランスが
どのようになるのか、みてみましょう。
 
 
 
お母さんの子宮の中には細菌がいないので、
胎児の腸内は無菌状態です。
 
 
しかし、生後、指をしゃぶったりお乳を飲んだりすることで、
 
口から入った細菌が24時間後には
 
またたく間に腸に住みつき始めます。
 
 
 
その際、善玉菌も悪玉菌も同時入ってきますが、
誕生後、最初に住みつくのは
悪玉菌の大腸菌やブドウ球菌です。
 
 
 
しかし、3・4日目になると善玉菌のビフィズス菌が
圧倒的に増えます。
 
 
そして、間もなくすると腸内細菌のバランスが
保たれた状態になり、新生児では
ビフィズス菌が腸内細菌の9割を占めています。
 
 
 
ビフィズス菌は離乳期から急激に減り始め、
乳児期になると10%程度に安定維持されます。
 
 
 
そしてウエルシュ菌などの悪玉菌が
ごく微量ですが増えてくるのです。
 
 
 
腸内細菌叢は加齢とともにどんどん変化し、
善玉菌と悪玉菌のバランスが逆転して、
60歳ぐらいになるとビフィズス菌は
1%程度にまで減少します。
 
 
 
便秘の対処法
 
 
便秘はすぐには治りません。
 
とくに、子どものときから常習的に悩んでいる
という場合はなおさらです。
 
 
食事の改善などによって3カ月から半年程度かけて
じっくり治していくのが最も良いでしょう。
 
 
 
すぐに便秘薬で、というのはあまり好ましくありません。
 
 
腸が最も活発に動いて、便を出し易いのは朝食の後です。
 
 
ですから、朝食を食べてしばらく時間をおいて
トイレに行くという余裕と習慣とが必要です。
 
 
 
 
腸の働きと肌の美しさ
 
綺麗になるかどうかは別にして、
善玉菌が多ければ、悪玉菌がつくる毒素も少なくなります。
 
 
 
毒素が少なければ、それが皮膚に与える悪影響も減る、
ということは考えられます
 
 
 
肌の健康を維持するためには
、腸の働きも無関係ではありません。
 
 
 
牛乳でお腹がゴロゴロするのは…
 
 
牛乳を飲む習慣が少なくなると、
牛乳に含まれている乳糖を
腸が分解する能力が落ちてきます。
 
 
 
このため乳糖が入ってきても分解、
吸収することができず、腸内の水分が増加し、
腸が早く動いてゴロゴロと鳴るという仕組みです。
 
 
病気などの心配はありません。
 
 
お腹の弱い方はぜひ参考して頂ければと思います^^
 
 
 

ストレスによるお腹の影響とは・・

ストレスによるお腹の影響とは・・
 
ストレスによるお腹の影響とは・・・
 
 
ストレスによって起こるお腹の症状はやはり、
便秘や下痢の症状でしょう。
 
 
 
自律神経は微妙なバランスを取る役目をしています。
 
 
 
食物が小腸から大腸に移ったときはまだ
おかゆのようにドロドロの状態です。
 
 
 
大腸ではそこから水分を吸収して
排便に適した状態にして排泄します。
 
 
その間、大腸ではセンサーが働いていて、
内容物の固さを自動的に判断、調節しながら
作業をしています。
 
 
この調節を行っているのが自律神経です。
 
 
しかし、この自律神経は外部からのストレスに
強い影響を受けます。
 
 
 
そして、ストレスが加わることによって、
人によっては、腸の運動が盛んになり、
水分が十分に吸収されないうちに運ばれて下痢をしたり、
あるいは内容物が長く留まり、水分が吸収され過ぎて
固まってしまうために便秘になったりします。
 
 
 
 
便秘と下痢を繰り返したり、
すぐにトイレに行きたくなる
過敏性腸症候群も同じストレスが原因です。
 
 
 
■過敏性腸症候群
 
 
精神的ストレスや不規則な生活によって、
腸の働きをコントロールしている
自律神経が不安定になり、腹痛や下痢、
便秘を起こすもので、腸のトラブルの3分の1が
この病気といわれています。
 
 
忙しいサラリーマンやOL、頭脳労働者に多く、
通勤途中で、駅ごとに下車して
トイレに駆け込んだりすることから
“各駅停車症候群”ともいわれています。
 
 
 
このような、症状の改善、つまり腸内の環境を
よくして下痢、便秘などの症状を防ぐ方法として、
よく皆さんがご存じのものがありますね。
 
 
 
そう、乳酸菌やビフィズス菌などの
「プロバイオテクス効果」があるものです。
 
 
 
プロバイオテクスというのは、
「人体に良い影響を与える微生物。
または、それらを含む製品、食品のこと」をいいます。
 
 
 
例えば、乳酸菌やビフィズス菌を含む
ヨーグルトや乳酸菌飲料などがそれにあたります。
 
 
 
また、みそやぬか漬け、納豆などの発酵食品も、プロバイオテクス食品とされています。
和食の良さはこんなところにも表れていますね。
 
乳酸菌は、食中毒や腸管感染、下痢などを
引き起こす病原菌の増殖・繁殖及び腸内に
定着することを防ぎ、腐敗菌の増殖を抑え、
腸内の環境をよくして下痢、便秘などの症状を防ぎます。
 
 
 
また、ストレスや抗生物質などによる
善玉菌の減少を抑制し、下痢などを防ぐ働きもあります。
 
 
 
そのため、腸内の乳酸菌の数が減少し、
悪玉菌の割合が高まってしまうと、
下痢などを引き起こす危険性が高まります。
 
 
 
 
このように、乳酸菌など、プロバイオテクス効果を
認められた菌や食品は多数あります。
 
 
 
そして、腸内環境を整えるだけでなく、
実は私たちに以下のような、
嬉しい効果をもたらすものもあります。
 
 
・免疫力強化
 
・花粉症予防
 
・アレルギー症状改善
 
・肌荒れ改善
 
すでにヨーグルトや乳酸菌飲料を
花粉症を治すためなどの理由や、
健康のために食べているという方も多いと思いますが、
選んだものにどんな菌が使用されているかを
意識して選んだことはありますでしょうか?
 
 
 
せっかくなら、その菌がどんな健康効果を
もたらしてくれるのかを知って選びたいと思いませんか?
 
 
ヨーグルトでもいろいろな菌があって、
何がどんな働きなのか、よくわからず買って食べていることが
多いですよね。
 
 
 
次回は、ヨーグルトや乳酸菌飲料に含まれる
乳酸菌の種類や効果についてみてみましょう!
 
 
 
 

心からくる体重減少疾患とは・・・その2 

心からくる体重減少疾患とは・・・その2 
 
体重減少をともなう疾患
 
 
前回に引き続いて体重減少を伴う疾患について、
みていきましょう。
 
 
1、神経性食欲不振症(拒食症)
 
肥満に対する恐怖心から極度のカロリー制限をしたり、
指でのどを刺激して食べたものを吐いたり、
下剤の乱用などによって20%以上も
体重が減少することがあります。
 
 
 
女性の場合は3カ月以上無月経が続くこともあります。
 
 
思春期の女性に多く、やせていくことを喜び、
元気で活動的なのが特徴ですが不整脈を起こして
突然死することもあります。
 
 
 
2、糖尿病
 
膵臓でつくられるインスリンの分泌や作用が低下し、
血糖値が慢性的に高い状態になる生活習慣病です。
 
 
 
食事から摂取した糖質をエネルギーとして
利用できなくなり、かわりに脂肪や筋肉中の
たんぱく質が分解されてエネルギー源として
利用されるため、体重が減っていきます。
 
 
 
肥満や老化、遺伝が発症に関係していると
考えられています。
 
 
 
3、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
 
 
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。
 
 
代謝が促進されるために、
食欲があってたくさん食べているにも
かかわらずやせていきます。
 
 
甲状腺の腫れや眼球の突出、手のふるえ、
動悸などの症状もあらわれます。
 
 
自己免疫の異常や遺伝が関係していると考えられ、
多くは20~30代の女性に発症しますが、
男性の発症もめずらしくありません。
 
 
 
4、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍
 
胃痛や胃もたれ、吐き気、食欲不振などの
症状により食事の量が低下し、体重が減少します。
 
 
慢性胃炎は、ストレス、食べすぎ飲みすぎで
起こると考えられ、繰り返されると
胃潰瘍に進行することがあります。
 
 
胃潰瘍の場合は食事中から食後にみぞおち周辺が
痛みますが、十二指腸潰瘍では早朝や
空腹時にみぞおち周辺が痛み、食事をとると
治まるのが特徴です。
 
 
これらの疾患は、ピロリ菌の感染
主な原因になります。
 
 
5、潰瘍性大腸炎
 
大腸の粘膜に潰瘍やただれができる炎症性の疾患で、
ここ数年患者数が急増しています。
 
 
20代の若い人に多く発症し、
非常に再発しやすいという特徴があります。
 
 
主な症状として、
下痢にともなう粘血便があらわれます。
 
 
重症になると発熱や腹痛が生じます。
 
長期間下痢が続くため、体重の減少が
みられることが多くあります。
 
 
6、吸収不良症候群
 
 
体に必要な栄養素と水を吸収できない障害が
あるために、栄養が不足して体重が減少します。
 
 
その他、慢性的な下痢、全身のむくみ、貧血、
口内炎などを引き起こします。
 
 
また、脂肪が多く含まれる脂肪便が排出されます。
 
 
通常の便は便器の水の中に沈みますが、
脂肪便は浮くのが特徴です。
 
 
 
7、胃がん
 
 
発症に塩分の過剰摂取やピロリ菌が関与している
とされる胃がんは、初期にはほとんど症状が
あらわれません。
 
 
 
進行すると、胃痛や胸やけ、嘔吐、吐血などがみられ、
それにともなう食欲不振や体重減少が
起こります。
 
 
胃がんにかかる日本人は非常に多く、
男女ともにがんによる死亡原因の第2位となっています。
 
 
 
これには、塩辛い食べ物を好む日本人の
食生活が関係していると考えられています。
 
 
 
8、大腸がん
 
食物繊維が少なく動物性脂肪の多い食生活と
関連があるとみられている大腸がんは
初期には検査でわかる血便以外、
ほとんど症状があらわれません。
 
 
進行すると肉眼でわかる血便が出たり、
さらに腹部にしこりを感じたり、
便が細くなったり、便秘や下痢、腹痛といった
便通異常などの症状があらわれることがあります。
 
 
これらの便通障害や食欲不振によって体重が減少します。
 
 
9、肺結核
 
 
結核菌という細菌に肺が感染して起こります。
 
 
せき、たんや肉眼では確認できない
微量の血が混じったたん、微熱などの症状が
2週間以上続くと同時に、食欲不振や倦怠感、
体重減少などが起こる場合があります。
 
 
結核菌は、せきなどによって感染が
広がる可能性がありますが、
初期症状が軽いため、感染に気付かないことも
あります。
 
 
感染者数は一時減少したものの、
最近では療養施設等でのお年寄りの集団感染や、
新しい結核菌の登場によって再び増加しています。
 
 
10、うつ病
 
 
特別な疾患がないのに、
だるさや疲れがとれず気力が低下したり、
落ち込んだりして興味や楽しい気持ちを失い、
それを自分の力で回復するのが難しくなる疾患です。
 
 
多くの場合、食欲が減退し、食事の量が低下して
体重が減少します。
 
 
 
その他睡眠障害、集中力の低下をはじめ、
体の動きが鈍ったり、逆にイライラして
焦る気持ちが強くなったり、疲れが激しくなるなど、
心と体の双方に症状があらわれます。
 
 
11、アジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)
 
結核や自己免疫の異常などにより、
副腎皮質ホルモンの分泌が低下する疾患です。
 
 
疲労感、食欲不振、体重減少などがあらわれ、
皮膚に色素沈着が起きて顔や手の甲などが黒くなったり、
口の粘膜に黒いしみができるのが特徴です。
 
 
頭痛、めまい、下痢、吐き気や嘔吐
などをもたらすこともあります。
 
 
 
日常生活でできる予防法
 
1、極端な偏食や無理なダイエットをしない
 
極端な偏食や無理なダイエットを避け、
たんぱく質、脂質、炭水化物(糖類)、
ビタミン、ミネラルを毎日の食事の中で
バランス良くとりましょう。
 
 
 
カロリーの過剰摂取は生活習慣病の
原因になりますが、不足するとエネルギー不足になり、
抵抗力の低下などさまざまな障害が
引き起こされるので注意が必要です。
 
 
 
2、ストレスを溜めない
 
休日は仕事のことを忘れる、
悩みごとは早めに人に相談するなど、
ストレスを溜めないようにしましょう。
 
 
スポーツや趣味など、自分に合ったストレス解消法を
見つけることも大切です。
 
 
また、質の良い眠りは、
ストレスに強い心身をはぐくみます。
 
 
40℃以下のぬるめのお湯にゆったりと
つかってリラックスしたり、寝る前に軽い
ストレッチを行うなど、
なるべく深い眠りが得られるように工夫をしましょう。
 
 
 
 
今回は心が影響する体重減少疾患についてお話ししました。
 
極端なダイエットではなく、身体に無理のない
ダイエットに心がけましょう!
 
 
 

心からくる体重減少疾患とは・・・

心からくる体重減少疾患とは・・・
心からくる体重減少とは・・・
 
 
体重が減る原因は、大きく分けて、
・食事の量の減少
・エネルギー消費の増大、
・栄養分の吸収不良の3つがあり、
 
それらが絡み合っていることも少なくありません。
 
 
 
ダイエットなどの意図的な体重減少を伴わずに、
1年で10%以上か半年で5%以上の体重減少がある場合、
または標準体重より20%以上体重が減少した場合は、
疾患による可能性があります。
 
 
 
原因
 
1、ダイエットのための食事量の減少
 
ダイエットのために食事の量を減らしたり、
低カロリーの食品しかとらない場合、
体の脂肪や筋肉が減るため体重は減少します。
 
 
しかし、極端なダイエットは
体にさまざまな障害を引き起こし、
神経性食欲不振症(拒食症)に繋がる場合も
あります。
 
 
また、栄養バランスが著しく偏った
食事を続けていると、体の機能を正常に
働かせるために必要なビタミンやミネラルの
バランスが乱れ、健康を維持するのに
必要な体重が維持できなくなることもあります。
 
 
 
2、エネルギーの過剰消費
 
激しいスポーツでエネルギーを
過剰に消費したり、仕事で体を酷使していると、
栄養分を体のエネルギーとして利用するために
必要な栄養素であるビタミンB1,B6ミネラルなどが
不足気味となり、消耗して体重が
減少することがあります。
 
 
 
3、精神的なストレス
 
緊張や不安など精神的なストレスが続くと、
交感神経が興奮状態になり、
消化吸収を促進する副交感神経の働きが
抑えられて食欲を感じなくなります。
 
 
また、ストレスが原因で胃炎や胃潰瘍、
慢性的な下痢が起こる場合も多く、
食事の量が減ったり、消化吸収力が低下したり
することによって体重が減少します。
 
 
 
4、体重減少の原因となる主な疾患
 
食事量が増加しているのに体重が
減少する疾患には、糖尿病、甲状腺機能亢進症
などがあります。
 
 
また、食事の量が正常、または低下して体重が
減少する場合には、悪性腫瘍、感染症、腎疾患、
心疾患、消化器疾患、精神疾患、甲状腺機能亢進症、
アジソン病などの内分泌系疾患が考えられます。
 
 
 
高齢者では、認知症や味覚・嗅覚の異常なども
原因となります。