集中力と音楽との関係は
私たちの頭の脳波には、α波・β波・θ波・δ波があります。
以前に、この脳波については詳しくお話ししてありますが
覚えておられますか?
お忘れになった方は、
記憶の玉手箱の中に入ってますので、開いてみて下さいね。
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私たちは、リラックスしている時、
集中力が高まっている時に
α波(アルファ波)が脳内に出ています。
クラシック音楽を聞くことにより、
脳内のアルファ波の割合が増え集中力が
増すことがわかっています。
モーツァルトはアルファ波をだせる音楽で有名です。
妊婦さんが胎教音楽として
このモーツァルトを聴くといいと言われている所以ですね。
参考に以下関連記事です。
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実際に最新の研究で、モーツァルトの音楽は
集中力を高めるのに最高のBGMであることが
証明された。
★ 子どもと高齢者に「ストループテスト」を実施
今回の研究は、京都大学と米ハーバード大学の共同で行われた。
8歳、9歳の男の子25名と、65歳から75歳の25名に
研究に参加してもらった。
研究チームは、参加者に対して「ストループテスト」を実施。
ストループテストとは、
例えば青色のインクで書かれている「赤」という文字を見て、
その文字の色を回答するというテストだ。
2つの情報「文字」と「色」が干渉し合うため、
正確な色を答えるには集中力を要するというわけだ。
★ 協和音のモーツァルトを聴くと、
回答速度が速まり正解率が高くなる
参加者には、このストループテストを3回、
受けてもらった。
最初はモーツァルトの「メヌエット」をBGMに、
2度目は同じメヌエットだが、
不協和音が途中で入るバージョンをBGMに、そして
3度目は音楽を流さない静かな状態で、
テストを実施した。
その結果、両年齢グループにおいて、
初回の不協和音のないモーツァルトを聴いたときが、
最もテストの回答速度が速く、
正解率も高いという結果になった。
一方、不協和音が途中で入るバーションを聴いた際には、
回答速度がとても遅くなり、誤答率も高まる
という結果になった。
★ 研究チーム「協和音は脳の認識機能を高め、
集中力を高める」
研究チームは「協和音は脳の認識機能を高め、
雑音を排除して集中力を高める効果がある」と説明している。
「元々音楽というのは、
矛盾した情報を認識することから生ずるストレスを排除し、
知識を蓄積し、人間の文化が進化していくために
発展していった」という。
モーツァルトの音楽が、
時代を超えて人々に愛される背景には、
こうした人間の進化に関連する理由があるからなのかもしれない!
このように具体的にモーツァルトの音楽が
集中力を上げるということが実証されています。
これはひとつに脳波の関係、
つまりα波と集中力の関係によるものが大きいと思います。
集中力をあげるのに音楽を聴くのはお勧めです。
それもα波音楽の方が集中力にはいいようです。
また雨の音やさざ波のBGM等も
気持ちをリラックスさせ、集中力をあげるのに効果的です。
このように、α波音楽を生活の中に取り入れて
集中力をあげてみましょう!