もの忘れを伴う疾患として
8種類の疾患を前回紹介致しました。
今回はその中での8、うつ病について
お話していきます。
うつ病については、
私の365日配信している「記憶の玉手箱」の
無料メールマガジン講座であります
★【記憶のまめ知識】vol.109「うつ病の症状は」
https://www.agentmail.jp/usr/?m=stepmailcontents&r=detail&p=287&s=136&i=108
★【記憶のまめ知識】vol.110「うつ病の原因は」
https://www.agentmail.jp/usr/?m=stepmailcontents&r=detail&p=287&s=136&i=109
を参考にして下さいね。
うつ状態でみられる症状
1) 自分で感じる症状
・憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、不安である、
・イライラする、元気がない、集中力がない、好きなこともやりたくない、
・細かいことが気になる、悪いことをしたように感じて自分を責める、
・物事を悪い方へ考える、死にたくなる、眠れない
2) 周囲から見てわかる症状
・表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ち着かない、飲酒量が増える
3) 体に出る症状
・食欲がない、体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、肩こり、
・動悸、胃の不快感、便秘がち、めまい、口が渇く
「セロトニン」や「ノルアドレナリン」
といった神経伝達物質が十分に機能しなくなると、
感情をうまくコントロールできなくなって、
うつ状態に陥ってしまうといわれています。
つまり、うつ病とは“精神的・肉体的疲労が
続いていくうちに脳の中の
「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった
神経伝達物質の働きに異常を来してしまう。
そのためにさまざまな症状が出現する病気”なのです。
また研究が徐々に進んできて、最新の情報も発表されています。
現在、日本を含めて世界中でよく使われている薬は、
脳内の神経伝達物質である
セロトニンやノルアドレナリンに働きかける
SSRI と SNRI と呼ばれるタイプです。
私の専門の薬のことで分類していくと
以下のように主作用以外に期待しない
副作用が出てきます。
■ 薬のタイプ 副作用
SSRI セロトニンの利用を高め、脳の働きを改善する➡ 吐き気
SNRI セロトニンとノルアドレナリンの利用を高め、
脳の働きを改善する ➡ 尿の出が悪くなる
三環系 以前から使用されていた薬で、
ノルアドレナリン中心にセロトニンにも作用し、
脳の働きを改善する ➡ 口が渇く、便秘が起こる、
尿の出が悪い、頭がぼんやりする
脳科学研究の進歩により
うつ病の形態病理は大きく変化しています。
それは、うつ病研究の焦点が,
そのターゲットも分子から遺伝子レベルへと
変化してきています。
一方,脳機能画像解析研究も著しく進歩して,
これまで不可能であった微細な脳の
形態や機能の解析が可能となってきました。
MRI によるうつ病患者の脳解析から
海馬の萎縮が相次いで報告され,
神経解剖学的異常はないという
従来の定説が覆されようとしています。
鬱病に関しては、上記に出ている記事を参考にしていただけますと、
さらにわかると思います。
社会の変化に伴って、精神的ストレスの増加によって、
うつ病などメンタルの病気は増えています。
周りに振り回されることなく、自分を見つめる
ゆっくりとした時間を持つことが大事ですね!
心がけてみて下さい^^