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心のストレスとは・・・ 

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心のストレスとは・・・
 
 
脳と心は一体感がないと[ストレス]がかかってきます。
 
以前にストレスと脳の関係性についてはお話ししました。
 
「ストレスと脳波の関係は・・・ 」
 
http://kioku-tamatebako.com/?p=743
 
http://kioku-tamatebako.com/?p=746
 
こちらの365日毎日配信している「記憶の玉手箱」を
参考にしてください。
 
 
 
今回はその原因と症状についてです。
 
 
■ 原因は
 
1、仕事の量や質
 
仕事が多い、仕事時間が長く休日が少ないなど
仕事の量によって生じるストレスがあります。
 
 
また、やりがいが感じられない、
ノルマや責任が重い、技術的に難しいなど、
仕事の質によってもストレスを感じます。
 
 
仕事が忙し過ぎたり、合わなかったりすると
ストレスが生じますが、逆に暇すぎても
ストレスが生じることもあります。
 
2、人間関係
 
職場やプライベートな場でも、
人間関係によるストレスは大きなダメージを
与えます。
 
 
職場で感じるストレスの原因の第一位に、
人間関係が挙げられているほどです。
 
 
3、現代人に多いテクノストレス
 
パソコンが苦手でなじめないテクノストレスは、
現代社会に適応できない不安とか焦りや、
同じ姿勢で長時間にわたりモニターを凝視、
操作し続けることなどから起こります。
 
 
逆に、パソコンのない生活に不安を感じたり、
人間同士のあいまいさに我慢がならなくなり
人づきあいに支障をきたすといった
テクノ依存症というストレスもあります。
 
 
4、ストレスを溜めやすい性格
 
競争心が強く、攻撃的でせっかちな人、
真面目で何事も完璧にこなさないと気が済まない人は
ストレスが溜まりやすいといえます。
 
 
また、緊張や不安、不快な感情などを
ストレートに表現できず、自分の感情を抑えたまま、
過剰に適応しようとする人もストレスを
溜め込みやすいタイプです。
 
 
5、睡眠不足
 
睡眠によって心身を休めることで、
ストレスを癒すことができます。
 
 
しかし、何かのきっかけで睡眠不足が続くと、
それ自体が大きなストレスになり、
今度は不眠を引き起こすという悪循環に
陥ることがあります。
 
 
■ストレスが引き起こす疾患
 
① 急性胃炎
 
食べすぎ飲みすぎやストレス、ウイルス、
ピロリ菌の感染、食中毒、アレルギーなどが
原因で胃の粘膜がただれ、みぞおちが
突然キリキリと痛むことがあります。
 
 
 
胃痛の他に、吐き気や下痢をともなうこともあり、
ひどい場合は嘔吐や吐血、下血を起こすことも
あります。
 
 
多くの場合、安静にしていれば2~3日で治まります。
 
 
② 慢性胃炎
 
原因の約8割がピロリ菌の感染によるものですが、
その他、非ステロイド性抗炎症薬の副作用や
慢性的なストレスなども原因になると
考えられています。
 
 
 
胃の粘膜が弱まり、炎症が繰り返されて
治りにくくなっている状態です。
 
 
突然胃痛や吐き気が起こり、多くは
胃もたれや胃痛、胸やけ、膨満感、吐き気、げっぷ
などの症状が慢性的に繰り返され、
胃潰瘍に進行することもあります。
 
 
③ 神経性胃炎
 
仕事などによる精神的なストレスや
過労が原因となり、自律神経がバランスを崩して
起こる胃炎です。
 
 
ストレスを受けて、自律神経がバランスを崩すと
胃酸が過剰に分泌され、気分がふさぐ、のどがつかえる、
胸やけがする、胃が痛むなどの症状を引き起こします。
 
④ 胃潰瘍
 
ピロリ菌やストレス、急性胃炎の悪化や
慢性胃炎を繰り返すことが原因となって、
胃の粘膜や胃壁が局所的に欠損し、
ときには貫通することもあります。
 
 
これには消化作用を持つ胃酸と消化酵素が
関わっています。
 
 
特徴的な症状は、
みぞおち周辺のズキズキとした重苦しい痛みです。
 
胃潰瘍は胃に入った食べ物が潰瘍を刺激して痛むので、
食事中から食後の痛みが多くなります。
その他、胸やけや胃もたれをともないます。
 
 
⑤ 十二指腸潰瘍
 
胃潰瘍と同様、ピロリ菌やストレスなどが原因で
起こると考えられています。
 
 
粘膜を守る粘液と胃酸と胃から出る
消化酵素のバランスが崩れ、消化酵素によって
十二指腸の粘膜が消化され、局所的に粘膜が
欠損した状態です。
 
 
十二指腸潰瘍は胃酸が潰瘍を刺激しますから、
早朝や空腹時にみぞおち周辺がシクシクと痛み、
食事をとると治まります。
 
 
その他、胸やけや胃もたれ、吐き気をともなうことがあります。
 
 
⑥ 過敏性腸症候群
 
精神的ストレスや情緒不安定などが原因で、
腸のぜん動運動に異常が起こり、
腹痛をともなう慢性的な下痢や便秘などを
引き起こします。
 
 
ときに下痢と便秘が交互に起こることもあります。
 
何週間も下痢が続いたり、一時的に治まり、
その後再発するという現象を繰り返すこともあります。
 
 
検査で調べても、目に見える
異常が認められないのが特徴です。
 
 
⑦ 不眠症
 
とくに疾患が見当たらないのに、
床についてもなかなか眠れない。
 
熟睡できず途中で何度も目が覚める、
朝早くに目覚めてその後寝付けない、
悪夢にうなされるといったこともあります。
 
 
熟睡できないため疲労感がとれず、
朝起きる気力が出ないなど日常生活に
支障をきたすような状態が続くのが不眠症です。
 
 
⑧ うつ病
 
特別な疾患がないのに、だるさや疲れがとれず、
気力が低下したり、落ち込んだりして
興味や楽しい気持ちを失い、
それを自分の力で回復するのが
難しい状態に陥るのがうつ病です。
 
 
食欲の減退、睡眠障害、集中力の低下をはじめ、
体の動きが鈍ったり、逆にイライラして
焦る気持ちが強くなったり、疲れが激しくなるなど、
心と体の双方に症状があらわれます。
 
 
 
⑨ 自律神経失調症
 
ストレスなどが原因で自律神経が乱れ、
心や体に不調があらわれた状態です。
 
 
不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルや、
多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、
動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。
 
 
あらわれる症状は人によって大きく違うのが特徴です。
 
 
ストレスによって上記のような症状、疾患が出る場合があります。
 
次回は、それらを詳しくみてみたいと思います。
 
 

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