脳がストレスを感じている時の脳波は・・・
ストレス脳とリラックス脳について
お話ししました。
脳波にはα波とかβ波とか、あるわけですが、
ストレス脳の時、リラックス脳の時、
どのような脳波になっているのでしょうか?
通常私たちが、起きて生活している間は
β波(ベータ波)が主体です。
計算しているとき、考えているとき、
ストレスを感じているときなどはこの状態です。
13Hz以上のベータ波を出しています。
このときのエネルギー消費は非常に多く、
人間本来持っている自己治癒力を
高めるためのエネルギーに使われる割合が少ないのです。
就寝時に安静にして5分位すると
徐々にα波(アルファ波)が主体となってきます。
安静状態では8~12Hzのアルファ波が主体となります。
この状態以上のリラックス状態ですと
人間本来持っている自己治癒力を
高めるためのエネルギーに使われる割合が
増えてきます。
さらに「超リラックス状態」では、
脳がストレスから解放され、
β波(ベータ波)、α波(アルファ波)が消えて、
わずか4~8Hzのθ波(シータ波)と
4Hz以下のδ波(デルタ波)が出ている状態となります。
この時、大脳新皮質が安静状態となって
エネルギーの消費が少なくなります。
そして逆に脳の深い部分にある「生命中枢」の働きが活発になり、
自己治癒力も非常に高まります。
【脳波と意識の状態】
・β波 日常生活、心配事、緊張、仕事を処理しているとき
・α波 集中、瞑想、精神的安定
・θ波 まどろみ状態 、
・δ波 無意識、熟睡中
脳をストレスから開放する
アルファー波以上が優勢の状態になると
脳内麻薬といわれるベータエンドルフィンが
分泌されます。
ベータエンドルフィンはストレスを取り去り、
痛みを取り去る物質です。
その効果は、モルヒネの何倍もの効果が
あると言われています。
脳内ベーター ・ エンドルフィンは、
気持ちを落ち着かせ、幸せ感を増幅させるため、
別名「幸せホルモン」と呼ばれ、
精神安定に作用します。
痛みを感知している脳内に
ベータエンドルフィンを分泌させると
痛みが和らぎます。
脳をストレスから開放させるには
α波(アルファー波)以上が優勢の状態にすればいいのです、
その状態をつくりだすには…
瞑想をする、リラックスすることです。
「瞑想」については
を参考にしてください。