前回のお話しの中で、瞑想することによって
前頭前野が活性化して「直感」が鍛えられる
ということをお話しました。
瞑想の目的は、
筋肉を鍛えるのと同じように
脳を鍛えることなのです。
また集中力を高めるシンプルなエクササイズとして、
瞑想は有効です。
瞑想に必要なのは、しばらくのあいだ
意識的に何も考えないようにする能力だけです。
通常、瞑想による目的は、
やはり心が落ち着かせ、リラックスさせる
ということでしょう。
瞑想によって、呼吸が乱れや、
緊張を取り除き、精神を安定させることができます。
さらに瞑想を深めていくことにより、
頭の中に何も浮かばなくなり、
時間の流れを感じなくなってしまいます。
瞑想を始めたばかりの時は、
どうしても雑念が出てきて、無理にそれを消そうとしたり、
無になろうとしたりしますが、本来はそうではなく
悩み等を解決するために瞑想をやるんでしたら、
浮かんでくるものをしっかりと受け止めることが
大事です。
瞑想によって悩みや問題を頭に提起し、
それが充満すれば、いっときの『無』が訪れるわけです。
そして、頭が『無』の状態のとき、
潜在意識が活動し、提起した問題の真理や答えが
導かれます。
それは、いつも言うように潜在意識の中に
すべての答えがあるからです。
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しっかりとした瞑想によって
思考等がはりめぐらされ、
問題の核心がつかめたあとに『無』の状態になり、
その『無』の中から真理や解決方法
答え等が浮かんでくるということですね。
実際に瞑想をするときには、できるだけ姿勢を良くします。
それは、エネルギーは背骨を添って 上下するからです。
姿勢が悪いと、エネルギーの流れを ブロックし、
気が体と心をうまく巡りません。
その時の呼吸のやり方はなるべく
骨格をうごかさないようにすると良いです。
正確に言うと、随意筋を動かしているのは、
前頭葉ですから、前頭葉を静かにさせようと思うと、
その「筋肉を動かす」という仕事を
取り除いてやらなければならないと言うことです。
そのためにいいのは「腹式呼吸」になります。
では、次回はこの「腹式呼吸」についてです。