【睡眠をスムーズにするために】
睡眠中の環境とは・・・
中途覚醒はレム睡眠のときによく起こります。
中途覚醒を起こさないための環境条件としては、
生理的にはトイレに行かないよう
入眠前に水分の摂取をひかえることが大事です。
心理的には、夢で目が覚めたりしないよう
ストレスを取り除いておくことです。
寝床内の環境条件を守るためにも、
寝具は暑すぎたり寒すぎたりしないように
適当なものを選ぶことが大切です。
スムーズに睡眠に入る為の、入眠環境・入眠のとき、
生理的に良好な状態を保つためには、
体温が下がって発汗作用を活発にするような
環境をつくればよいのです。
体内からの発汗作用をスムーズにするためには、
入眠前に低い温度で入浴するかシャワーを浴びる、
軽い飲酒や食事をとる、軽い体操などを行って血行を
良くすることなどが有効です。
高い温度の入浴やシャワー、多量の飲酒と食事、
激しい体操などは、体の内部まで暖め、冷えるまで時間がかかり、
スムーズに入眠できません。
また、神経が興奮するため
脳が睡眠状態に入りにくくなります。
逆に発汗作用を抑える行動、
たとえば体の表面を冷やしたりすると、
やはり入眠しにくくなります。
コーヒー、紅茶、緑茶などの刺激飲料は、
少量でも入眠を妨げることがあります。
心理的な面からも脳の興奮状態を和らげることが必要です。
睡眠時間とは・・・
睡眠時間については、6時間以下の人を短眠者、
9時間以上の人を長眠者として分けています。
大部分の人はその間に入りますが、
睡眠時間の長短と睡眠の質とは直接関係はないと
考えられています。
長く眠るから良い睡眠、短時間の眠りだから
悪い睡眠とはいえません。
目覚め感の良い睡眠は、
ノンレム睡眠で十分に大脳の疲れをとり、
レム睡眠で肉体の疲労をとることによって得られます。
睡眠効率とは
中途の目覚めは睡眠の効率に影響します。
睡眠効率とは、床に入っている時間に対して
実際に眠っている時間の割合のことで、
中途覚醒があると睡眠効率は悪くなります。
また、年をとると、一般に睡眠効率は悪くなる傾向があります。
中途覚醒を起こす原因には、生理的、心理的な内因と、
睡眠環境による外因とがあります。
これらの原因をできるだけ取り除くことが、
睡眠効率を良くする結果につながります。
分泌の不思議
入眠時の最初のノンレム睡眠のとき、
成長ホルモンが大量に分泌されます。
この成長ホルモンは細胞の成長と修復、
および活性化に役立つとされています。
睡眠と強く関係しているホルモンとしては、
プロラクチン、甲状腺ホルモン、メラトニンなどがあります。
これらのホルモンは睡眠中にも多く分泌されることから、
体の機能は巧みに活動していることが分かります。
起床時の環境とは
自然に目が覚める前は、
レム睡眠の状態になっています。
また、脳と体が活動しやすいように体温は
上昇していきます。
起床時の環境は入眠時とは逆で、
脳と体に刺激を与えるほうが良いのです。
刺激をうけると、脳と体は早く活動態勢に
入ることができます。
したがって、起きたときは寝具から出て
カ-テンや窓を開けて光を入れ、
冷たい空気や水による刺激を受けるほうが良いですね。
睡眠に関する条件いろいろありますね。
次回は安眠のサポートを探してみましょう!