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ストレスによるお腹の影響とは・・

ストレスによるお腹の影響とは・・
 
ストレスによるお腹の影響とは・・・
 
 
ストレスによって起こるお腹の症状はやはり、
便秘や下痢の症状でしょう。
 
 
 
自律神経は微妙なバランスを取る役目をしています。
 
 
 
食物が小腸から大腸に移ったときはまだ
おかゆのようにドロドロの状態です。
 
 
 
大腸ではそこから水分を吸収して
排便に適した状態にして排泄します。
 
 
その間、大腸ではセンサーが働いていて、
内容物の固さを自動的に判断、調節しながら
作業をしています。
 
 
この調節を行っているのが自律神経です。
 
 
しかし、この自律神経は外部からのストレスに
強い影響を受けます。
 
 
 
そして、ストレスが加わることによって、
人によっては、腸の運動が盛んになり、
水分が十分に吸収されないうちに運ばれて下痢をしたり、
あるいは内容物が長く留まり、水分が吸収され過ぎて
固まってしまうために便秘になったりします。
 
 
 
 
便秘と下痢を繰り返したり、
すぐにトイレに行きたくなる
過敏性腸症候群も同じストレスが原因です。
 
 
 
■過敏性腸症候群
 
 
精神的ストレスや不規則な生活によって、
腸の働きをコントロールしている
自律神経が不安定になり、腹痛や下痢、
便秘を起こすもので、腸のトラブルの3分の1が
この病気といわれています。
 
 
忙しいサラリーマンやOL、頭脳労働者に多く、
通勤途中で、駅ごとに下車して
トイレに駆け込んだりすることから
“各駅停車症候群”ともいわれています。
 
 
 
このような、症状の改善、つまり腸内の環境を
よくして下痢、便秘などの症状を防ぐ方法として、
よく皆さんがご存じのものがありますね。
 
 
 
そう、乳酸菌やビフィズス菌などの
「プロバイオテクス効果」があるものです。
 
 
 
プロバイオテクスというのは、
「人体に良い影響を与える微生物。
または、それらを含む製品、食品のこと」をいいます。
 
 
 
例えば、乳酸菌やビフィズス菌を含む
ヨーグルトや乳酸菌飲料などがそれにあたります。
 
 
 
また、みそやぬか漬け、納豆などの発酵食品も、プロバイオテクス食品とされています。
和食の良さはこんなところにも表れていますね。
 
乳酸菌は、食中毒や腸管感染、下痢などを
引き起こす病原菌の増殖・繁殖及び腸内に
定着することを防ぎ、腐敗菌の増殖を抑え、
腸内の環境をよくして下痢、便秘などの症状を防ぎます。
 
 
 
また、ストレスや抗生物質などによる
善玉菌の減少を抑制し、下痢などを防ぐ働きもあります。
 
 
 
そのため、腸内の乳酸菌の数が減少し、
悪玉菌の割合が高まってしまうと、
下痢などを引き起こす危険性が高まります。
 
 
 
 
このように、乳酸菌など、プロバイオテクス効果を
認められた菌や食品は多数あります。
 
 
 
そして、腸内環境を整えるだけでなく、
実は私たちに以下のような、
嬉しい効果をもたらすものもあります。
 
 
・免疫力強化
 
・花粉症予防
 
・アレルギー症状改善
 
・肌荒れ改善
 
すでにヨーグルトや乳酸菌飲料を
花粉症を治すためなどの理由や、
健康のために食べているという方も多いと思いますが、
選んだものにどんな菌が使用されているかを
意識して選んだことはありますでしょうか?
 
 
 
せっかくなら、その菌がどんな健康効果を
もたらしてくれるのかを知って選びたいと思いませんか?
 
 
ヨーグルトでもいろいろな菌があって、
何がどんな働きなのか、よくわからず買って食べていることが
多いですよね。
 
 
 
次回は、ヨーグルトや乳酸菌飲料に含まれる
乳酸菌の種類や効果についてみてみましょう!
 
 
 
 

心からくる体重減少疾患とは・・・その2 

心からくる体重減少疾患とは・・・その2 
 
体重減少をともなう疾患
 
 
前回に引き続いて体重減少を伴う疾患について、
みていきましょう。
 
 
1、神経性食欲不振症(拒食症)
 
肥満に対する恐怖心から極度のカロリー制限をしたり、
指でのどを刺激して食べたものを吐いたり、
下剤の乱用などによって20%以上も
体重が減少することがあります。
 
 
 
女性の場合は3カ月以上無月経が続くこともあります。
 
 
思春期の女性に多く、やせていくことを喜び、
元気で活動的なのが特徴ですが不整脈を起こして
突然死することもあります。
 
 
 
2、糖尿病
 
膵臓でつくられるインスリンの分泌や作用が低下し、
血糖値が慢性的に高い状態になる生活習慣病です。
 
 
 
食事から摂取した糖質をエネルギーとして
利用できなくなり、かわりに脂肪や筋肉中の
たんぱく質が分解されてエネルギー源として
利用されるため、体重が減っていきます。
 
 
 
肥満や老化、遺伝が発症に関係していると
考えられています。
 
 
 
3、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
 
 
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。
 
 
代謝が促進されるために、
食欲があってたくさん食べているにも
かかわらずやせていきます。
 
 
甲状腺の腫れや眼球の突出、手のふるえ、
動悸などの症状もあらわれます。
 
 
自己免疫の異常や遺伝が関係していると考えられ、
多くは20~30代の女性に発症しますが、
男性の発症もめずらしくありません。
 
 
 
4、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍
 
胃痛や胃もたれ、吐き気、食欲不振などの
症状により食事の量が低下し、体重が減少します。
 
 
慢性胃炎は、ストレス、食べすぎ飲みすぎで
起こると考えられ、繰り返されると
胃潰瘍に進行することがあります。
 
 
胃潰瘍の場合は食事中から食後にみぞおち周辺が
痛みますが、十二指腸潰瘍では早朝や
空腹時にみぞおち周辺が痛み、食事をとると
治まるのが特徴です。
 
 
これらの疾患は、ピロリ菌の感染
主な原因になります。
 
 
5、潰瘍性大腸炎
 
大腸の粘膜に潰瘍やただれができる炎症性の疾患で、
ここ数年患者数が急増しています。
 
 
20代の若い人に多く発症し、
非常に再発しやすいという特徴があります。
 
 
主な症状として、
下痢にともなう粘血便があらわれます。
 
 
重症になると発熱や腹痛が生じます。
 
長期間下痢が続くため、体重の減少が
みられることが多くあります。
 
 
6、吸収不良症候群
 
 
体に必要な栄養素と水を吸収できない障害が
あるために、栄養が不足して体重が減少します。
 
 
その他、慢性的な下痢、全身のむくみ、貧血、
口内炎などを引き起こします。
 
 
また、脂肪が多く含まれる脂肪便が排出されます。
 
 
通常の便は便器の水の中に沈みますが、
脂肪便は浮くのが特徴です。
 
 
 
7、胃がん
 
 
発症に塩分の過剰摂取やピロリ菌が関与している
とされる胃がんは、初期にはほとんど症状が
あらわれません。
 
 
 
進行すると、胃痛や胸やけ、嘔吐、吐血などがみられ、
それにともなう食欲不振や体重減少が
起こります。
 
 
胃がんにかかる日本人は非常に多く、
男女ともにがんによる死亡原因の第2位となっています。
 
 
 
これには、塩辛い食べ物を好む日本人の
食生活が関係していると考えられています。
 
 
 
8、大腸がん
 
食物繊維が少なく動物性脂肪の多い食生活と
関連があるとみられている大腸がんは
初期には検査でわかる血便以外、
ほとんど症状があらわれません。
 
 
進行すると肉眼でわかる血便が出たり、
さらに腹部にしこりを感じたり、
便が細くなったり、便秘や下痢、腹痛といった
便通異常などの症状があらわれることがあります。
 
 
これらの便通障害や食欲不振によって体重が減少します。
 
 
9、肺結核
 
 
結核菌という細菌に肺が感染して起こります。
 
 
せき、たんや肉眼では確認できない
微量の血が混じったたん、微熱などの症状が
2週間以上続くと同時に、食欲不振や倦怠感、
体重減少などが起こる場合があります。
 
 
結核菌は、せきなどによって感染が
広がる可能性がありますが、
初期症状が軽いため、感染に気付かないことも
あります。
 
 
感染者数は一時減少したものの、
最近では療養施設等でのお年寄りの集団感染や、
新しい結核菌の登場によって再び増加しています。
 
 
10、うつ病
 
 
特別な疾患がないのに、
だるさや疲れがとれず気力が低下したり、
落ち込んだりして興味や楽しい気持ちを失い、
それを自分の力で回復するのが難しくなる疾患です。
 
 
多くの場合、食欲が減退し、食事の量が低下して
体重が減少します。
 
 
 
その他睡眠障害、集中力の低下をはじめ、
体の動きが鈍ったり、逆にイライラして
焦る気持ちが強くなったり、疲れが激しくなるなど、
心と体の双方に症状があらわれます。
 
 
11、アジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)
 
結核や自己免疫の異常などにより、
副腎皮質ホルモンの分泌が低下する疾患です。
 
 
疲労感、食欲不振、体重減少などがあらわれ、
皮膚に色素沈着が起きて顔や手の甲などが黒くなったり、
口の粘膜に黒いしみができるのが特徴です。
 
 
頭痛、めまい、下痢、吐き気や嘔吐
などをもたらすこともあります。
 
 
 
日常生活でできる予防法
 
1、極端な偏食や無理なダイエットをしない
 
極端な偏食や無理なダイエットを避け、
たんぱく質、脂質、炭水化物(糖類)、
ビタミン、ミネラルを毎日の食事の中で
バランス良くとりましょう。
 
 
 
カロリーの過剰摂取は生活習慣病の
原因になりますが、不足するとエネルギー不足になり、
抵抗力の低下などさまざまな障害が
引き起こされるので注意が必要です。
 
 
 
2、ストレスを溜めない
 
休日は仕事のことを忘れる、
悩みごとは早めに人に相談するなど、
ストレスを溜めないようにしましょう。
 
 
スポーツや趣味など、自分に合ったストレス解消法を
見つけることも大切です。
 
 
また、質の良い眠りは、
ストレスに強い心身をはぐくみます。
 
 
40℃以下のぬるめのお湯にゆったりと
つかってリラックスしたり、寝る前に軽い
ストレッチを行うなど、
なるべく深い眠りが得られるように工夫をしましょう。
 
 
 
 
今回は心が影響する体重減少疾患についてお話ししました。
 
極端なダイエットではなく、身体に無理のない
ダイエットに心がけましょう!
 
 
 

心のストレスによる身体の影響は・・その5

心のストレスによる身体の影響は・・その5

 

心のストレスの影響とは・・・
 
ストレスの影響を受ける身体の疾患として、
が自律神経失調症あります。
 
 
今回はストレスの影響での自律神経失調症の
予防と対処法についてです。
 
 
予防法
 
 
精神的なストレスに強くなる
 
会社、家庭、学校などにおける人間関係による
逃れられないストレスとも、
うまくつきあっていくことが大切です。
 
 
気長に考える、前向きに考える、楽観的にとらえる、
自分に自信を持つなど、気持ちをコントロールして
ストレスに強くなりましょう。
 
 
 
問題を一人で抱え込んでしまわず、
誰かに相談するなどの上手な解消法を
身に付けることも大切です。
 
 
心身をリラックスさせる方法を見つける
 
 
心地の良い音楽を聴くと、リラックス状態が得られます。
 
 
また、ぬるめのお湯にゆったりと時間をかけて
つかることや、アロマセラピーを取り入れることなど、
自分なりのリラックス法を見つけるようにしましょう。
 
 
また、肩や腕にぎゅっと力を入れた後、
フッと体の力を抜くようにすると、心身ともに
リラックスする効果があります。
 
 
私たちは生活の中いつどこかで力んでいることが多いので、
力を抜くことはとても大事なことですね。
 
 
仕事の合間に試してみましょう。
 
 
ライフスタイルを見直す
 
 
生活を構成する食事、睡眠、休養、労働(勉強)、
運動の5つが、毎日規則正しく行われていると
生体リズムも順調に回ります。
 
 
どんなに忙しくても、1日3回の食事を
楽しく味わうゆとりを持ちましょう。
 
 
 
睡眠時間を十分にとり、食事時間を一定にし、
おかずの数を増やすなど食生活の質を高め、
適度な休養や運動を心がけましょう。
 
 
乱れた生活を正し、リズムを取り戻すには、
早寝早起きの習慣をつけることも大切です。
 
 
 
適度な運動をする
 
 
スポーツは、運動不足の解消はもちろん、
汗を流すことで気分がすっきりして倦怠感がなくなり、
精神的な充実感も得られます。
 
 
また、定期的に運動を行うことで生活のリズムも
作れます。
 
 
ウォーキングなどマイペースでできる運動を
無理のない範囲で始めて、運動習慣を身につけましょう。
 
 
 
ビジネス書を読んでみる
 
ビジネスのノウハウ本には、仕事に関するストレスを
軽減するヒントが書かれています。
 
 
自分に合ったストレス対策を見つけるためにも、
読んでみるのもいいでしょう。
 
 
 
カルシウムを積極的にとる
 
カルシウムには、神経の働きの緊張を鎮め、
精神的なイライラを抑える効果があります。
 
 
カルシウムは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、
めざしや干しえび、わかさぎなどの小魚、小松菜、ほうれん草、
チンゲン菜などの野菜に多く含まれていますので、
積極的に食べるようにするといいでしょう。
 
 
対処法
 
 
意識して休息時間をつくり休養する
 
 
仕事が一段落したときにブレイクタイムをとり、
仕事場から離れて外の空気に触れるなど
リフレッシュするようにしましょう。
 
 
また、1日の終わりにはリラックスタイムを作り
心身の回復を、そして1週間の終わりの休日には
仕事を忘れて休息するようにしましょう。
 
 
 
精神的なストレスを抱え込まない
 
 
ストレスを抱え込んで心の疲労を
招かないようにすることが大切です。
 
 
ものごとを否定的に捉えず、立ち止まっていままでの
考え方を見直したり、気分転換などで
リフレッシュすると効果があります。
 
 
 
気持ちを落ち着けてリラックスした生活をする
 
 
きっとやれる」と自己暗示をかける、
つらいことも必ず時間が解決してくれることを忘れない、
嫌なことを引きずらないなど、心の持ち方を変えてみましょう。
 
 
そして、焦りを捨てて、完璧さを求めず
マイペースでもっとゆったりした気持ちで
物事に対処する方法を身につけるようにしましょう。
 
 
 
筋弛緩法で心身をリラックスさせる
 
 
肩や腕など部分的な筋肉に力を入れたまま、
6~7秒間キープさせ、スッと力を抜いて10秒間
リラックスする手軽な緊張回復法があります。
 
 
ストレスがかかると、体や気持ちに力が入りますが、
体の力を抜くことで気持ちもリラックスできます。
 
 
力を抜くときには一気にだらーっとさせるのがコツです。
 
 
また心身のリラックスには、心地の良い音楽や好きな香りで
アロマテラピーを楽しむことなども効果があります。
 
 
 
病院で診察を受ける
 
 
原因不明の体調不良が続くときは、早めに病院へ行きましょう。
 
 
頭痛や食欲不振に悩んでいる人は一般内科へ、
耳鳴りがする場合は耳鼻科、肩こりがひどい場合は整形外科など、
症状に合わせた診療科を受診しましょう。
 
 
今回はストレスによる身体の影響としても疾患について、
お話してきました。
 
なにか自分の身体の状態と照らし合わせて、参考になることがあったなら
幸いです。
 

心のストレスによる身体の影響は・・その4

心のストレスによる身体の影響は・・その4
 
心のストレスの影響とは・・・
 
ストレスの影響を受ける身体の疾患として、
自律神経失調症があります。
 
 
今回はストレスの影響での自律神経失調症についてです。
 
 
原因
 
 
■精神的、身体的なストレス
 
人間関係、仕事のプレッシャーなどの悩みや
不安による精神的なストレス、過労、事故、怪我、
さらには音、光、温度なども身体的なストレスとなって
自律神経の乱れの主な原因になります。
 
 
そのストレスが過剰になると、
交感神経と副交感神経のバランス、
つまり自律神経のバランスが乱れます。
 
 
 
■昼夜逆転などの不規則な生活
 
私たちの体は一定の生体リズムに従って働いています。
 
慢性的な寝不足や昼夜逆転、不規則な食生活など
不摂生を続けていると、生体リズムが狂って
自律神経のバランスを乱す原因になります。
 
 
 
■疾患が原因となる自律神経の乱れ
 
 
自律神経失調症や更年期障害
自律神経の乱れを引き起こす代表的な疾患です。
 
 
自律神経失調症は、過剰な精神的、身体的ストレスが
引き金となって自律神経が乱れることで発症し、
その症状としてさらに自律神経が乱れるという
悪循環に陥ります。
 
 
 
更年期障害では、女性ホルモンの分泌が
急激に減ることで自律神経が乱れ、
突然のほてりやのぼせ、頭痛、めまいなど
さまざまな不調があらわれます。
 
 
 
自律神経の乱れが引き起こす疾患
 
 
自律神経失調症
 
精神的なストレスや過労が引き金となって
自律神経が乱れ、心や体に不調があらわれた状態です。
 
 
 
不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルにより、
吐き気をはじめ多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、
手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状が
あらわれます。
 
 
あらわれる症状は
人によって大きく違うのが特徴です。
 
次回はこの失調症の対処法についてです。
 
 
 

心のストレスによる身体の影響は・・その3

心のストレスによる身体の影響は・・その3
 
心のストレスの影響とは・・・
 
 
ストレスの影響を受ける身体の疾患として、
不眠があります。
 
 
最近はストレス社会で、いろいろなことが気になってしまって、
眠れないという方が多いようです。
 
今回はストレスの影響での不眠についてです。
 
 
原因
 
1、急激な環境の変化
 
進学や就職、転勤や引っ越し、結婚など、
家庭や職場での急激な環境の変化は、
ときに大きなストレスを生み出し、不眠の原因となります。
 
 
2、睡眠環境の悪さ
 
部屋の温度や湿度が高すぎたり、低すぎたり、
あるいは部屋が明るすぎたり、音がうるさかったりすると、
なかなか眠りにつけず、快適な睡眠が得られません。
 
 
3、不規則な生活
 
朝寝坊や長い昼寝、夜更かし、不規則な勤務形態など、
昼と夜の区別がない生活は不眠を引き起こしやすくなります。
 
 
さらに運動不足や、寝る前の過度の飲酒・喫煙も
不眠の原因となります。
 
 
4、加齢による眠りの質の変化
 
年齢を重ねると、若い頃に比べ眠りが浅くなり、
ぐっすりと眠れる時間が少なくなって、
夜中に目覚めてしまうことが多くなります。
 
 
 
5、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)のバランス変化
 
卵巣でつくられる女性ホルモンには、
エストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、
どちらも女性の眠りに大きな影響を与えます。
 
 
生理前はエストロゲンの増加で体温が上昇して
夜の眠りが浅くなり、昼間、眠気が強くなることがあります。
 
 
また、妊娠中の初期はプロゲステロンの分泌が
増えるので眠くなるものの、後期はプロゲステロンの分泌が減り、
エストロゲンが増えるために不眠が起こることがあります。
 
 
6、不眠の原因となる主な疾患
 
代表的なものに、睡眠時に呼吸停止を起こす
睡眠時無呼吸症候群(SAS)があります。
 
 
心因性の疾患では、自律神経失調症やうつ病
原因となって不眠を引き起こすことがあります。
 
 
また、更年期障害の一つの症状として不眠になることもあります。
 
 
 
不眠をともなう疾患・症状
 
 
1、不眠症
 
とくに疾患が見当たらないのに、
床についてもなかなか眠れない、
熟睡できず途中で何度も目が覚める、
朝早くに目覚めてその後寝付けない、
悪夢にうなされるといったこともあります。
 
 
熟睡できないため疲労感がとれず、
朝起きる気力が出ないなど日常生活に
支障をきたすような状態が続くのが不眠症です。
 
 
2、睡眠時無呼吸症候群(SAS)
 
肥満などが原因で睡眠時にのどのところで
気道が閉塞し、10秒以上の呼吸停止が
30回以上ある状態です。
 
 
睡眠時間を長くとっても疲れがとれない、だるい、
睡眠時の大きないびきや無呼吸発作といった症状が
あらわれます。
 
 
睡眠中の無呼吸は、心筋梗塞や脳卒中のリスクを
高めるといわれています。
 
 
3、自律神経失調症
 
ストレスなどが原因で自律神経が乱れ、
心や体に不調があらわれた状態です。
 
 
不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルをはじめ、
多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、
動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。
 
 
あらわれる症状は人によって大きく違うのが特徴です。
 
 
4、うつ病
 
特別な疾患がないのに、だるさや疲れがとれず、
気力が低下したり、落ち込んだりして興味や
楽しい気持ちを失い、それを自分の力で
回復するのが難しい状態に陥るのがうつ病です。
 
 
食欲の減退、睡眠障害、集中力の低下をはじめ、
体の動きが鈍ったり、逆にイライラして焦る気持ちが強くなったり、
疲れが激しくなるなど、心と体の双方に症状があらわれます。
 
 
 
5、更年期障害
 
閉経の前後、約10年間をさす更年期を迎えると、
女性ホルモンのバランスが急激に変化し、
心や体にさまざまなトラブルを引き起こします。
 
 
症状には、不眠の他に疲れやだるさ、肩こり、
のぼせやほてり、イライラや気分の落ち込みなどがあります。
 
 
予防法
 
 
1、毎日同じ時間に起き、朝の光を浴びる
 
毎日同じ時間の起床を習慣化すると、
眠りをコントロールする生体時計のリズムが整い、
夜の寝つきも良くなります。
 
 
また、起床したら、朝の光を浴びる習慣をつけましょう。
 
生体時計がリセットされ、体の機能だけでなく
感情をコントロールする脳内物質が活性化します。
 
 
2、寝る前は、脂肪や刺激物、糖分を避けて
 
脂肪分は体内での分解に時間がかかるため、
油をたくさん含んだものを夜遅くに食べると、
夜中まで胃が消化活動を続け、良く眠れなくなります。
 
 
 
強い香辛料などの刺激物や糖分も、神経を高ぶらせるので、
避けた方が良いでしょう。
 
 
3、アルコールやタバコ、カフェインを含む飲みものを控える
 
アルコールやタバコは、脳を刺激し活性化するため、
寝る前はとらないようにしましょう。
 
 
また、コーヒーや紅茶、緑茶に多く含まれる
カフェインには脳を覚醒させる働きがあり、
その効果は3~4時間続くので気をつけましょう。
 
 
4、上手な入浴で、深い眠りを得る
 
眠る30分~1時間前に入浴はすませましょう。
 
 
入浴は、40℃以下のぬるめのお湯にゆったりとつかりましょう。
 
 
足湯や手浴(洗面器などに45℃くらいのお湯をはり、
5~10分手首をひたす)もおすすめです。
 
 
また、入浴後の軽いストレッチ運動は
心身をリラックスさせ、心地良い眠りへと誘ってくれます。
 
 
5、睡眠環境を整える
 
眠るときは真っ暗か月明かり程度の明るさが良いです。
 
 
室温は夏は26℃前後、冬は18℃前後、湿度は
1年を通して50~60%に保つと良いでしょう。
 
 
ただし、年齢や住む地域によって、
明るさや温度・湿度の感じ方は違います。
 
 
また、ベッドや枕は吸湿性・通気性・弾力性などにこだわり、
寝返りの打ちやすい体にあったものを選びましょう。
 
 
枕の高さは顔の角度が5℃くらいになるものがベストですが、
一番は自分にとって快適と思える環境を整えることです。
 
 
 
対処法
 
 
1、自分なりの眠り方を習慣化する
 
ぐっすり眠るため、音楽を聴く、本を読む、
ストレッチをするなど、自分がリラックスできることを
習慣にしましょう。
 
 

また、心地良い眠りを誘う香りとしてラベンダーや
カモミール、サンダルウッドなどが知られています。
 
 
アロマポットやアロマライトを使って香りを楽しむのもいいでしょう。
 
 
2、無理に眠ろうとしない
 
眠れない日が続くと、「また眠れないのでは?」と
不安になって、焦れば焦るほど眠れなくなることがあります。
 
 
こんな風に眠れないときや、夜中に目が覚めて眠れなくなったら、
いったんベッドから出てみましょう。
 
 
そして、音楽を聴いたり、ビデオを見たり、
自分にとって一番リラックスできることで過ごしてみましょう。
 
 
3、病院で診察を受ける
 
不眠の状態が続き、日常生活にも影響が出るような場合は、
主治医に相談するとよいかもしれません。
 
 
 

依存心がなくなるためには

依存心がなくなるためには
依存心がなくなるためには
 
 
前回依存とは何か、
そしてどんなのがあるのかをお話ししました。
 
 
今回はその依存心がなくなるためには
どうしたらよいのか、みていきましょう!
 
 
 
自分の中で満たされない想いがあるときは、
心の中は、何を与えて欲しかったのか?
どういうことをしてほしかったのか?
 
ということを考えていきます。
 
 
 
他者に対して、自分を認めてほしい、見て欲しい・・・などの
「~してほしい」という気持ちが強くある場合、
 
その裏には、自分が望んでいる部分が満たされていないので
満たしてほしい、という欲求が隠れています。
 
 
 
けれども、相手は相手で、それぞれの人生を送っているので、
なかなか自分の思い通りにはならないということ、
他人には他人の人生がある、ということを
承認することが大切です。
 
 
 
要するに、自分も承認してほしいという欲求があると同様、
相手にもそれと同じ気持ち、承認してほしいと
いう気持ちがあるということですね。
 
 
 
私たちは、そのような
相互間の気持ちのバランスの中で成り立っています。
 
 
 
その上で、他人に頼らず、自分自身が自分のことを
どのように満たしてあげられるのか?
ということに視点をおいてみましょう。
 
 
 
他人に望んでいることをあなた自身が
自分のためにやってあげるのです。
 
 
 
たとえば認めて欲しい・・・という気持ちが強い場合は、
自分の努力を振り返り、積極的に認めてあげるなど。
 
自分にご褒美ということも必要かもしれません。
 
 
 
自分で自分のことを満足させられるようになると、
以前よりも他人に対して頼る気持ちが減ってきます。
 
 
 
この段階になったら、次は、
「依存的ではない接し方」を試してみましょう。
 
 
 
依存的ではない接し方とは、
相手の都合や気持ちを尊重しながら、
相手から同意を得た部分だけ関わるということです。
 
 
 
依存的な人は、相手の都合や相手の気持ちなどを考えず、
「私がしたいからする」と考えがちです。
 
 
 
しかし、
私が話したいから話す、
私が心細いからかまってほしい、
私が寂しいから一緒にいてほしい・・・
 
といった行動を取ってしまうと、
「相手の気持ちを考えずに押しつけてくる人だ」と
敬遠されてしまいます。
 
 
ですので、相手に何かお願いしたいときは、
相手の都合や気持ちを確認して、
了承を得てから行動することを意識してみてください。
 
 
「いま大丈夫?」という一言などが大切ですね。
 
 
 
このように、自分の都合だけではなく、
相手の人生を優先するという気持ちを持って接するだけで、
依存的な押しつけからは卒業することができます。
 
 
 
依存的な人が意識すべき最も大切なことは、
自分の人生に対して責任を持ち、主体性を持つ、
ということです。
 
 
 
誰かにやってほしい、
こんなふうにならないかな、
どうしてしてくれないの・・・
 
これらすべてが自分の力で生きるのではなく、
相手の行動によって生かされるという状態、
つまり、自分を放棄している状態です。
 
 
 
本来、それぞれ自分で生きる力があり、
自分で自分の面倒をみることができるはずです。
 
 
 
しかし、依存的になってしまう人は、
自分の人生の責任を自分で持つというよりも、
他人に何とかしてもらいたいと考え、
自分の人生に対して積極性を欠いてしまっているんですね。
 
 
 
そうである限りは、ずっと依存させてくれる誰かを探して、
不安な精神状態のまま、さまよい続けることになってしまいます。
 
 
 
なので、、「自分自身を育て直すこと」と、
「新しい習慣を身につけること」が
とても大事なことになります。
 
 
 
できるところから始めて、
ぜひあなたの人生をより望むものにイメージしながら、
変えていきましょう。
 
 
 
このイメージすることで現実の現れが
だいぶ変わっていくはずです。
 
 
今を大事にお過ごしくださいね。
 
 
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