依存心がなくなるためには
前回依存とは何か、
そしてどんなのがあるのかをお話ししました。
今回はその依存心がなくなるためには
どうしたらよいのか、みていきましょう!
自分の中で満たされない想いがあるときは、
心の中は、何を与えて欲しかったのか?
どういうことをしてほしかったのか?
ということを考えていきます。
他者に対して、自分を認めてほしい、見て欲しい・・・などの
「~してほしい」という気持ちが強くある場合、
その裏には、自分が望んでいる部分が満たされていないので
満たしてほしい、という欲求が隠れています。
けれども、相手は相手で、それぞれの人生を送っているので、
なかなか自分の思い通りにはならないということ、
他人には他人の人生がある、ということを
承認することが大切です。
要するに、自分も承認してほしいという欲求があると同様、
相手にもそれと同じ気持ち、承認してほしいと
いう気持ちがあるということですね。
私たちは、そのような
相互間の気持ちのバランスの中で成り立っています。
その上で、他人に頼らず、自分自身が自分のことを
どのように満たしてあげられるのか?
ということに視点をおいてみましょう。
他人に望んでいることをあなた自身が
自分のためにやってあげるのです。
たとえば認めて欲しい・・・という気持ちが強い場合は、
自分の努力を振り返り、積極的に認めてあげるなど。
自分にご褒美ということも必要かもしれません。
自分で自分のことを満足させられるようになると、
以前よりも他人に対して頼る気持ちが減ってきます。
この段階になったら、次は、
「依存的ではない接し方」を試してみましょう。
依存的ではない接し方とは、
相手の都合や気持ちを尊重しながら、
相手から同意を得た部分だけ関わるということです。
依存的な人は、相手の都合や相手の気持ちなどを考えず、
「私がしたいからする」と考えがちです。
しかし、
私が話したいから話す、
私が心細いからかまってほしい、
私が寂しいから一緒にいてほしい・・・
といった行動を取ってしまうと、
「相手の気持ちを考えずに押しつけてくる人だ」と
敬遠されてしまいます。
ですので、相手に何かお願いしたいときは、
相手の都合や気持ちを確認して、
了承を得てから行動することを意識してみてください。
「いま大丈夫?」という一言などが大切ですね。
このように、自分の都合だけではなく、
相手の人生を優先するという気持ちを持って接するだけで、
依存的な押しつけからは卒業することができます。
依存的な人が意識すべき最も大切なことは、
自分の人生に対して責任を持ち、主体性を持つ、
ということです。
誰かにやってほしい、
こんなふうにならないかな、
どうしてしてくれないの・・・
これらすべてが自分の力で生きるのではなく、
相手の行動によって生かされるという状態、
つまり、自分を放棄している状態です。
本来、それぞれ自分で生きる力があり、
自分で自分の面倒をみることができるはずです。
しかし、依存的になってしまう人は、
自分の人生の責任を自分で持つというよりも、
他人に何とかしてもらいたいと考え、
自分の人生に対して積極性を欠いてしまっているんですね。
そうである限りは、ずっと依存させてくれる誰かを探して、
不安な精神状態のまま、さまよい続けることになってしまいます。
なので、、「自分自身を育て直すこと」と、
「新しい習慣を身につけること」が
とても大事なことになります。
できるところから始めて、
ぜひあなたの人生をより望むものにイメージしながら、
変えていきましょう。
このイメージすることで現実の現れが
だいぶ変わっていくはずです。
今を大事にお過ごしくださいね。