メルマガ登録

ウェブの能力と脳力を最大限に高めるヒントをお届け! 365日スマホで学べる! 起業家Web戦略メールセミナー

記憶力がいいのは、電子書籍?それとも紙の本?-研究結果は?

記憶力がいいのは、電子書籍?それとも紙の本?-研究結果は?

記憶力がいいのは、電子書籍?それとも紙の本?-研究

結果は?

 

最近はデジタル化が進んで、
特に本を持ち歩かなくても、電子書籍を読む・・・
という人も増えてきていますね。

 

指1本で、iPadを扱うように、
スッスッと動かして、書籍を読む・・・

がさばらなくて、とても便利になりました。

 

それでは、実際の本を手にして読むのと、
電子書籍で読むことの違いはあるのでしょうか?

 

興味ありますね!

 

最近の研究によると、

電子書籍で本を読んだ人は、紙の本で読んだ人に比べて、
内容を記憶している度合いが著しく低いことがわかりました。

 

以下はそれについての研究結果の情報です。

       ▼     ▼   ▼

ノルウェイのスタヴァンゲル大学の研究者、
アン・マンゲン(Anne Mangen)氏の新しい研究では、

50人の被験者に28ページの短編小説を読んでもらい、

後から重要なシーンをどれくらい思いだせるかをテストしました。

このとき

被験者の半分は Kindle で、

残りの半分は ペーパーバック 

読んでもらいました。

 

登場人物や設定を思い出すことに関しては、
どちらのグループも同程度の成績だったと、
ガーディアン紙が報告しています。

 

ところが、

物語のプロットを再構築するよう頼んだところ、

大きな違いが見られました。

 

 

電子書籍で読んだ人は、

14のストーリーイベントを正しい順番に並べるテストにおいて、
著しく悪い成績を示しました

 

 

マンゲン氏は、
先月イタリアで開かれたカンファレンスにおいて、
研究発表を行い、この結果についての推論を話しています。

 

「物語の進行に合わせて紙をめくっていくという作業が
一種の感覚的な補助となります。

すなわち、触覚が、視覚をサポートするのです」

とマンゲン氏。

 

「おそらくこのことが、読書の進捗度合いと、
物語の進行度合いを、よりはっきりと印象付けるのでしょう」

 

デジタル化と記憶との関係を調べた研究は
ほかにもあります。

 

マンゲン氏は昨年、デジタルな読書と、

紙の読書を包括的に比較研究した論文を発表しました。

 

研究者たちは、

ノルウェーの10年生(日本の高校1年生)72人を集め、
同じPDFのテキストを

あるグループはスクリーンで、

別のグループは紙に印刷して読んでもらいました

その結果、

紙に印刷して読んだ学生のほうが、
理解度テストにおいて、良い成績を示しました。

 

さらに、

プリンストン大学の今年はじめの研究で、

手書きでノートをとった人は、

キーボードでノートをとった人に比べて、

長期的によく記憶していることがわかりました。

 

マンゲン氏らはこれから、
デジタル化が認知機能にもたらす影響を調べ、
効果的な学習方法を探る予定だそうです。

 

このように便利である電子書籍ですが、
やはり、実際、本を手にして読んだ方が記憶力がいいようです。

 

本をめくってその感覚を覚えている、無意識の記憶が、
全体の記憶として覚えているのです。

 

私が教える記憶術も五感を使って覚えていきます。

100桁の数字を覚えていく時にも、数字は覚えず、

五感を使ってイメージで覚えると

とてもスピーディーに覚えられるのです!!

 

本当に100桁がすぐに覚えれるのには、

多分びっくりされることでしょう!

 

9月の記憶術体験レッスンはこちら
https://ssl.ac/kioku.or.jp/mail/form4.html

楽しく体験して脳の衰えにストップを!!
http://kioku.or.jp

 

みなさま今日一日幸せでありますように・・・

「嫌な記憶」は「楽しい記憶」へ変換できる?!

「嫌な記憶」は「楽しい記憶」へ変換できる?!

「嫌な記憶」は「楽しい記憶」へ変換できる?!

 

記憶の中で思い出したくない「嫌な記憶」というものは、
誰にでもあることですが、これが「楽しい記憶」
に変わったとしたら、それはすごいことですよね。

 

最近それができるという研究結果がでているようです。

以下そのことについての記事を掲載してみますので、一読してみて下さいね。

               ▼     ▼     ▼

理化学研究所は、神経細胞群を光で操作することで、

「嫌な出来事の記憶」を「楽しい出来事の記憶」に

置き換えることに成功し、
その時の神経メカニズムを明らかにした。

 

記憶は固定的なものと考えがちだが、実際には、
体験している出来事がどのように情緒に訴えるかに
大きく左右される。

 

例えば、いつも先生に怒られてばかりで
「嫌な出来事の記憶」と結びついていた学校に、
転校生がやって来て、その人と楽しい毎日を体験するようになると、

学校に行くことがいつの間にか「楽しい出来事の記憶」に
書き換えられていたりする。

 

ところが、このような記憶の書き換えが、
脳のどの領域でどのように行われているか、
その神経メカニズムは明らかではなかった。

 

記憶は、記憶痕跡(エングラム)と呼ばれる神経細胞群と
そのつながりに蓄えられる。

 

研究チームは、海馬と扁桃体という2つの脳領域
そのつながりに蓄えられた「嫌な出来事の記憶」が
「楽しい出来事の記憶」に取って代わられるかどうかを、
最先端の光遺伝学を使ったマウス実験で調査した。

 

実験では、

オスのマウスを小部屋に入れて弱い電気ショックを与え、
「この小部屋は怖い所だ」という「嫌な出来事の記憶」を脳内に作った。

 

同時に、その記憶が蓄えられた海馬の神経細胞群を
光感受性タンパク質で標識した。

 

この操作によって、マウスは、
標識された細胞群に青い光を照射すると、
怖い経験を思い出してすくむようになる。

 

しかし、このように処理したオスのマウスに光を照射しながら、
メスのマウスを部屋の中に入れて1時間ほど一緒に遊ばせてやると、

今度は「楽しい出来事の記憶」が作られ、
小部屋の特定の場所で光照射をすると、その場所に長くいるようになった。

 

つまり、

嫌な出来事の記憶」に使われた海馬の神経細胞群を
そのまま使って、異性に会えたという
「楽しい出来事の記憶」に変換することができるということが示された。

 

逆に、同様の光遺伝学の方法を用いて、
「楽しい出来事の記憶」を「嫌な出来事の記憶」に
スイッチさせることも可能だということが示された。

 

次に、海馬より下流にある扁桃体
同じように処理した場合にどのような変化が起きるか
についても調べた。

 

扁桃体でも
「嫌な出来事の記憶」や「楽しい出来事の記憶」を
作り出すことができますが、同じ神経細胞では
記憶のスイッチはできなかった。

 

このことから、
海馬から扁桃体への脳細胞のつながりの可塑性
(外界からの刺激を受けて、柔軟かつ適応的に、機能や構造の変化を起こすこと)が、出来事の記憶の情緒面の生業に重要な働きをしていると考えられる。

 

うつ病の患者では、嫌な出来事の記憶が積もって、
楽しい出来事を思い出すことがなかなか
できない状態になっている
ケースが多いことが知られているが、

海馬と扁桃体のつながりの可塑性の異常が
一つの原因になっている可能性が考えられる。

 

今回の成果は、
うつ病患者の心理療法に科学的根拠を与えると共に、
今後の治療法の開発に寄与することが期待される。

 

以上です。

今後、鬱病をはじめ、トラウマによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの
解決方法として応用されていくことを願っています。

 

今日一日みなさまが幸せでありますように・・・

記憶の定着と睡眠の関係とは・・・

記憶の定着と睡眠の関係とは・・・

記憶の定着と睡眠の関係とは・・・

睡眠は、

当然体を休める目的もありますが、
脳にとっては1日の情報を整理して、
その日に覚えたことを脳に深く刻む時でもあります。

 

睡眠は、脳の修復のために
とても大事な時間になります。

身体の疲れは、横になるだけでも
ある程度回復しますが、

疲れた脳を回復させるには、
睡眠以外には方法がないのです。

 

ですので、記憶したいものがあっても
睡眠をとらなければ脳に記憶として
定着さえることができなくなってしまうのです。

 

大人になってからも
勉強の機会は意外と多いものですが、

学生時代と違って、勉強に充てる時間には
残念ながら限りがあります。

 

資格取得などの勉強には、
当然「記憶する」という作業が必要不可欠ですが、

ここで睡眠は「記憶」の定着に
大きな役割を担っています。

 

たとえば、ある実験では、
24個の単語を夜22時15分から23時まで学習し、
暗記できた単語が60%に達した時点で学習をやめ

一方のグループはそのまま起きていさせ、
他方は睡眠をとらせ、
3時間後の午前2時に再びテストを行いました。

すると・・・

起きていたグループに比べて
睡眠をとったグループの方が32.4%も
成績が向上していたというのです。

 

「長期記憶」の定着に、
睡眠は大きな役割を果たしていることがわかります。

 

私たちの脳は日々五感を通して
さまざまな情報が入ってきます。

たとえば、

習い事で英会話教室に行くとしたら、
それまでの車や電車の中で見た景色、広告、車、電車の音など、

インプットされた情報は重要であるかないかに関わらず、
すべて私たちの脳の中にいったん蓄積されます。

 

情報が蓄積される一方ならば、
コンピュータのハードディスクと同様に
記憶容量はパンクしてしまいます。

 

インプットされた情報を
必要なものと不必要なものとに選別して、

必要なものは記憶させ、
不要なものは削除するという作業が
脳内で毎日行なわれる、それが睡眠なのです。

 

試験の前に遅くまで勉強したり、
徹夜をしてしまうとせっかく覚えても
睡眠による記憶の定着ができないですね。

 

具体的に何時間寝ると定着されるかというと、
世界的な脳科学者たちのデータでは、

1日6時間から7時間程度となっています。

 

大切なことは・・・

この6時間から7時間の睡眠時間が
連続した時間ということで、

2時間起きて3時間寝るというような
分断した睡眠では脳に定着するのは難しくなります。

 

逆に言うと、

記憶したいものがある時は寝る直前に勉強し、

翌朝もう1度復習するという方法が、

最も効果があると言われています。

 

ところで、

私たちが眠くなるということには
2つのケースがあるといいます。

 

ひとつは疲れがたまり、睡眠中枢に働きかけて
眠気を誘発される場合(ホメオスタシス)です。

 

二つ目は、人は疲れに関係なく体内時計によって
一定の時刻になると眠くなる場合があります。

サーカディアンリズムですね。

朝目覚めて光の刺激を得た15~16時間後に、
体温を下げたり、呼吸や脈拍、血圧を低くしたりして

眠るために適した生理的変化を引き起こす
メラトニンが分泌させ、眠気を催させます。

 

つまり、

眠りたい時刻の15~16時間前に起床すれば、

快適な眠りにつくことができる可能性が

高いということです。

 

このように睡眠時には、
脳は休むのではなく深く刻み込む重要な作業を
しているようですね。

 

眠いのに我慢して夜遅く勉強したり、
一夜漬けで暗記する方法は、
大変効率が悪いようです。

 

したがって、早寝早起きを心がけることと、
ゆとりを持って、学ぶことで、
脳に十分な作業時間を持たせてあげましょう。

 

今日一日みなさまが幸せでありますように・・・

 

 

………☆☆☆ 編集後記 ☆☆☆………

昨日も50桁の数字

楽々スイスイと覚えてしまった生徒さんたち!

 

覚えた後で、ながーい数字をみて、

こんなに覚えるとは自分でもビックリっ!

と声をそろえて口に出す。。。

 

たぶん、やった人は

全員できるようになってしまいますよ^^

 

そんな好評の記憶術の

「2日間集中講座」のお知らせです。

 

■9月度のスケジュール

2日間記憶術集中講座日程

【平日の部】

■ 9月2日(火) 13時~18時 (前半)

■ 9月5日(金) 13時~18時 (後半)

【土日の部】

■ 9月20日(土) 9時~15時 (前半)

■ 9月21日(日) 13時~18時 (後半)

 

詳しくはホームページをご覧くださいね。

http://kioku.or.jp

お申込みは  コチラ

▼ ▼ ▼

https://ssl.ac/kioku.or.jp/mail/form10.html

不明な点は遠慮なくご連絡下さいませ。

お待ちしております^^

落書きと脳との関係は・・・

落書きと脳との関係は・・・

落書きと脳との関係は・・・

 

これまで時間の無駄だと考えられてきた
ノートなどへの 「落書き」 が、新たに関心を集めています。

学校でも職場でもよくあることですね。

学校でしたら、つまらないなぁ~、という
授業時間に思わず余白に自分の手が思うままに書き出す
落書きというもの。

 

仕事でしたら、

ミーティングに集中出来ないときの落書き、等々。

 

今まで経験したことはない・・・
という人はいないくらいの落書きですが、

これが神経科学と心理学、それに

デザイン分野にまたがる最近の研究で、

落書きは人が集中力を維持したり、

新たなひらめきを得たり、

情報を記憶したりするための一助に

なることが分かってきました。

 

白いページは脳にとって体の外に拡張された
活動の場にもなります。

人はそこで創造的な思考やアイデアを見直し、
磨きをかけることができるということです。

 

以下その研究結果の情報です。

▼     ▼   ▼

落書きは自然に出てくるものだ。

抽象的なパターンやデザイン、
モノや風景、人や顔のイメージなど、
さまざまな形をとる。

 

言葉や文字をなぞって落書きする人もいるが、
メモを取る作業は落書きには含まれない。

 

米テキサス州オースティン在住で
「The Doodle Revolution(仮訳:落書き革命)」の著者
スンニ・ブラウンさんは

「これは思考の手段であり、私たちの情報処理方法や
問題解決方法に影響を与える」と話す。

■ 論文テーマを思いつく 

マサチューセッツ州サウスボローの高校教師で
大学院生でもあるサマンサ・ウィルソンさんにとって、
会議中や講義中の落書きは
緊張を和らげるのに役立つ。

 

「植物のように渦を巻く有機的な」曲線の図柄を、
赤や青のペンで影をつけたりしながら描く。

退屈しのぎにもなる、とウィルソンさんは言う。

 サマンサ・ウィルソンさんの落書き Samantha Wilson 

 

「落書きをしているときの私は
上の空のように見えるだろうが、実際は
考えをまとめていたり、自分のアイデアを固めたりしている」と言う。

 

最近は、落書きのおかげで
大学院の履修科目の論文テーマを思いついた。

 

過去の科学者たちは、

落書きはその人の心理を知る手がかりになると考えたが、
英医学誌「ランセット」に2011年に掲載された研究によると、
その考えは裏付けがとれていない。

 

ランセットに掲載された研究によると、
一部の研究者は
「デフォルト・ネットワーク」 ―外部からの刺激がない場合に

大脳皮質の基本的な活動を維持する領域 ―を
連動させておくことによって、落書きが

脳の活発な働きを維持する助けとなっている可能性がある

と考えている。

 

2009年に実施された応用心理学の研究によると、
人の名前のリストが読み上げられている間、
落書きをするよう促されたグループは、
その後実施された抜き打ちのクイズで、
そうでないグループより29%多く情報を思い出すことができた。

 

ニューヨーク市立大学大学院センターの
著名な哲学教授、ジェシー・プリンツ博士は

講演や演説などを聞く際は、
意識を集中させるために人の頭と顔を描く。

 

そこではたいてい何かが起きていて、
「頭の上に動物がいたり、何かが出てきたりしている」。

 

■ 絵はがきのような効果 

プリンツ博士がその落書きを後で振り返ると、
講演で「聞いたことの多くを再現することができる」
と言う。

 

博士はそれを「絵はがき」になぞらえる。

旅行者は旅の詳細を忘れるかもしれないが、
「絵はがきを見れば、
そこには描かれていないものの多くがよみがえる」と話す。

 

著者のブラウンさんは、一部の人にとっては
落書きが学習のための代替手段になると指摘する。

 

ブラウンさんは、ひらめきの力や
コミュニケーション能力を高めるため、
自身の考えや構想をスケッチや絵にしてみるという
研修を企業の管理職向けに行っている。

 マルヤマ・ミチコさんの落書き Michiko Maruyama 

 

カナダ・バンクーバーの
ブリティッシュ・コロンビア大学で医学部に通う
マルヤマ・ミチコさんは、
授業を受けている最中にキーワードを書きとめ、
その後「その日の落書き」を描いて学習した内容をまとめる。

 

胃液分泌やヘルニアなど
授業で学習した内容の絵を描きながら、
理解していないところの不足を補うのだという。

 

「落書きをして初めて、全体像を考える。

自分が何を理解し、何を理解していないかがわかる」

 

イスラエル・ハイファにある
イスラエル工科大学で建築を教える
ガブリエラ・ゴールドシュミット名誉教授による
2014年の研究によると、

落書きの見た目がアイデアに磨きをかけることもある。

 

教授は設計技術の学習に関する研究者でもある。

教授の研究によると、

落書きが「思考する頭と、鉛筆を持つ手、
さらに紙に書かれた落書きを見ている目の間の
相互のやりとり」を活発にさせるという。

 

略 ・・・・

 

■ 落書きが有効でない状況とは 

落書きは、すべての活動で有効なわけではない。

ブリティッシュ・コロンビア大学が
2012年に発表した研究によると、

まとまった数の画像を見て
覚える課題を与えられた人が、
同時に落書きをするように言われると、
覚えるのに苦労したことが分かった。

 

この研究の著者で同大学の心理学の元学生、
エレイン・チャンさんは、
視覚を使う2つの課題が与えられ、
視覚処理能力が二分されたことが理由ではないかと
指摘する。

 

別の言い方をすれば、落書きと別の活動が
同じ認知経路を使うものであれば、
「交通渋滞が起こる」とブラウンさんは言う。

 

このように自然に落書きをしている場合は、
集中力を維持したり、新たなひらめきを得たり、
情報を記憶したりしている状態、

または、

大脳皮質の基本的な活動を維持する領域――を
連動させておいている状態、

つまり脳の活発な働きを維持する
助けとなっている可能性があるということです。

 

ということで、アイディアが欲しい時、
脳を活発にしておくために、落書きをすることも
大事かもしれませんね。

日常に取り入れてみましょう!

人の可能性!!

人の可能性!!
今回は、人の可能性!についてお伝えさせて頂きます。
 
 
私は日本記憶術協会を主催させて頂いております。
 
 
人の持っている潜在能力にはすごいものがあると
常々思っておりますが・・・
 
 
 
それはいつも記憶術や、速読術の右脳開発、
能力開発をやっていて、人の根底に持つ力を発揮すると
その人はどんどん変わっていくということがあります。
 
 
 
 
今回は、それとは別に、カウンセラーという立場から、
心・マインドの変化で、人はものすごく変わるということを、
最近たくさんの方々のカウンセリングをする中で、
強く実感しています。
 
 
 
 
私のカウンセリングは、ただ話を聞くだけではなく、
その人に応じた対応をしています。
 
 
 
通常のカウンセリングの場合、
時間をかけて話を聞いてあげるわけですが、
案外それだけで、規定の時間が経って、終わってしまうという
何かとても勿体ない感じがしてしまうのです。
 
 
 
 
カウンセリングによって、何が原因かがわかったら、
すみやかにそれを改善の方向にカチっと方向転換できたら
いいですよね?!
 
 
 
私は薬剤師でもあるので、患者さんが心の病でカウンセリングを
定期的に受けているということも、よく耳にします。
 
 
 
それでどのくらいかわるのだろうか?
 
 
薬の量は変わるのだろうか?
 
 
本人は良くなっているという実感があるのだろうか?
 
 
 
などなど、薬をみればどのような状態かすぐわかるので、
時間の経過による身体の変化を客観的にみることができます。
 
 
 
心の悩みが続いていくと、「鬱病」と診断される方が多くなってきます。
 
 
現代は本当に多いですね。
 
 
 
私のところには、うつ病の方や原因がわからない
腰痛・頭痛で悩んでいる方もいらっしゃいますが、
改善の方向に向いてきます。
 
 
 
 
昨日はうつ病と言われていたお若い女性が、劇的に変わってしまった
ことで、人の持つ可能性の偉大さについて、心から感激し、
応援したくなりました。
 
 
 
 
最初来たときのトロンとした目から、前回から(約1週間前)今日にかけての
目の変化、輝きは見た人の目をびっくりさせたことでしょう!
 
 
 
私自身も、人はこんなに変わるのか!
感動を覚えました。
 
 
 
 
心の病を抱えて、希望を失っている方にも、
大きな可能性があるということを知ってもらいたいと、
心から思います。
 
 
 
次回はどんな変化があったかと、どんなことで
変化がでたのか、をお話ししていきますね。

脳と心のつながりとは・・・

脳と心のつながりとは・・・

脳と心のつながりとは・・・

 

「心」とは何だろう?

「心は体のどこにある?
と問われたときに、左胸の上に手を当てて
「ここです」と答える方は案外多いようです。

確かに、日本語で言うところの「心」には

「気持ち」あるいは「気分」など、
いわゆる「情動」的なものが含まれています。

「心を動かされる」とか、
「心を悩ます」というように言いますね・・・

このようなことから、
「心」が「心臓」にあるという気持ちになるのは、
ごく自然なことでしょう。

 

「心」を各個人のアイデンティティーを
表すものと捉えた場合に、体の中で
他の人のもの(あるいは人工臓器)に
置き換えられない臓器として「脳」が
浮かび上がってきます。

そう、その人それぞれの「心」をつくりだしているのは、
実は「脳」つまり「脳味噌」なのです。

 

ということは、「心」も「体」の一部と
考えることができます。

 

「脳」が損なわれる病気が「心」を変えてしまう
ということもあります。

例えばアルツハイマー病という脳の病気は、
主に大脳皮質という脳の部分に存在している
神経細胞が失われていくことによって生じます。

 

そのことによって、呆けたり、
人格が変わってしまうのです。

 

現在、脳研究者は「心は脳がつむぎ出すもの」と
捉えています。

別の言い方をすれば、
「心は脳の内的現象」です。

ここでいう「心」には非常に広い意味の精神活動、
すなわち、認知、情動、意志決定、言語発露、
記憶、学習などが含まれます。

どのようにしてこのような心の営みが
成り立つかというと、それは脳の中にある
数百億もの細胞の秩序だった働きに依存しているのです。

 

心の重要な機能である記憶が
脳全体に蓄えられているのか、
それとも特定の部位に蓄えられているのかという、
いわゆる記憶痕跡の全体論と局在論の議論でしょう。

 

現在に至るまでほとんどの脳破壊実験は、
記憶、知覚、運動など全てについて、
ある特定の部位が特定の機能により
大きく関わっていることを示しています。

 

それでもなお、Lashley博士の指摘、
すなわち、脳に広く分布するニューロンが
同じような能力を獲得し特定の機能に寄与し得る、
という考えが否定されたわけではありません。

 

研究から、特に学習による情報の形成や表現に関しては、
脳は全体的あるいは広範囲に働いています。

個々の部位はそれぞれある程度
異なる役割を分担しているものの、
役割の違いは相対的にあり、常に
脳全体の中で協調して働いていることが
わかります。

 

すなわち、脳の全体論と局在論は
決して対立する考え方ではなく、
個々の部位の役割は脳全体の中で決まり、
脳全体は常に多数の部位を協調させるよう
働いていることになります。

 

これは脳をマクロに眺めた時だけでなく、
脳を構成する神経回路網とニューロンの間にも
成り立つ考えです。

 

たしかに一つ一つのニューロンは、
まるで異なる役割を持つかのように
個性的な活動を示します。

 

しかしニューロンは他の多くの
ニューロンからの入力がなければ活動できません。

 

また、近接したニューロン同士は同期して
一緒に活動することが多く、また
脳が表現する情報が変わると
そのような同期が生じたり消えたりすることも
わかっています。

つまり一つ一つのニューロンは、
一緒に神経回路網を作る他の多くの
ニューロンとの関係の中でその役割が決まります。

 

また全体の神経回路網はその中のニューロンを
協調させるよう働いていることになります。

 

このように、マクロからミクロまでまたがった
いわば「全体と部分の自律的な協調」こそが、
脳の脳たる特性かもしれません。

 

結局、心の実体である脳の情報表現が
局在的であると同時に全体的でもあることは
間違いなさそうです。

 

このことから脳の緻密な
一つ一つのニューロンの働きが、
脳全体に調和して一つの心の形成、
人間形成をしていることは、とても神秘的に感じます。

 

今後の研究解明が望まれます。