疲れをとるためには・・・
疲れの物質がFFというたんぱく質の一種
であることが研究の結果、わかりました。
そしてそれが蓄積すると、細胞死を促進させ、
心臓病や糖尿病などの生活習慣病の原因となる
ということでした。
自分は疲れているなと感じるのは、
このFFが増えてきていることを
脳が感知した結果なのです。
お風呂に入って、
身体を温めると気持ちが良いですし、
マッサージなども気持ちが良いので、
疲れが取れた気がします。
でも実は、これらは気分だけであり、
数値、FFタンパク質の減少は個人差もありますが、
あまり変わりません。
これらに対して、仮眠や睡眠は
このFFタンパク質を減少させる働きがあり、
効果的です。
同様に
精神的な疲れにも効果的なことが分かります。
但し、精神的な疲れが過剰すぎると、
不眠症などになるので、疲れが中々抜けない
と言うことになるのです。
これらの症状があれば、脳を興奮させない、
入眠前にリラックス状態にさせることが重要です。
心地よい、香り、アロマオイルなどの香りや
心地よい音楽を聴くなど、読書でもよいですが、
あまりに夢中になるような内容の本ではなく、
脳がリラックスできることが大切です。
他にも、食事で疲れ物質の低減が出来ます。
鳥の胸肉には「イミダゾールジペプチド」
という栄養素が多く、この栄養素がFFタンパク質を
減少させます。
アスパラは、アスパラギン酸という、
栄養ドリンクにも使われている成分です。
体力などの増進の原料となります。
疲れは、心の持ち方だけでなく、
正しく理解し、溜めない、取り除くために
睡眠が大切です。
人が動けば、疲れますが、疲れるからと動かないと、
今度はストレスなど精神的な疲れが増幅します。
ですから、適度な運動、休息、癒しなどバランスが
重要なのですね。
脳はFFの増加を感じると同時に
FR(fatique recover factor:ファティーグ・リカバー・ファクタ)
と呼ばれる疲労回復因子を作り始めます。
このFRにはFFを弱める働きがあります。
つまり、このFRを増やす方方がわかれば、
疲れに強い体が手に入るわけです。
FRを作る方法としては2つです。
一つ目は、
体をわざと疲労させてFFを増やし、
脳からの指令でFRを作る方法です。
41度以下の風呂に10分程度入浴することで、
FRが増えることがわかっています。
疲れているときでも、体を動かしたほうが良い
といわれるのはここから来ているんですね。
でも、疲れすぎていて体を動かすなんてとんでもない!
という場合には、次の方法がお勧めです。
二つ目は
イミダゾールジペプチドを含む食品を摂取することです。
イミダゾールペプチドとは、
いくつかのアミノ酸が結合したもので、
おもにカルノシン、アンセリン、バレニンが含まれています。
特に多く含まれている食品としては、
鳥の胸肉、カジキマグロ、鯨があります。
コストや手に入りやすさを考えると鶏肉が一番ですね。
鯨は魚アレルギーや肉アレルギーを起こすことが少なく、
そういったアレルギーをお持ちの方には
蛋白源としてお勧めです。
低カロリーで美容にもいいですし。
このようなことを気をつけることで、
疲れの解消ができるのです。
疲れやすい方は試してみましょう!