脳と心臓の不思議な関係?!
アメリカで実際にあった何例かの報告です。
心臓移植を受けた患者が移植を受けたその日から,
食事の好みや趣味の一部を受け継ぎ,
人が変わったようにスポーツ励んだり、
大食いになったという嘘のような本当の話です。
30歳代の男性が脳死状態になり,
40歳代の男性が心臓移植を待っていたのです。
その30歳代の男性の特徴はというと,
自転車が趣味でツーリングを何度も
行っていたことが分かり,肉類など
好んで食べていたということでした。
一方、
心臓移植を受けた40歳代の男性はというと、
普通のサラリーマンであり,
自転車競技など無縁の人だったというのでした。
ところが・・・
心臓移植を受けた頃から急に自転車に
乗りたくなったと本人が語り,
同席していた奥さんがびっくりしたというのです。
それどころか,食事の好みの内容も,
食事の量も以前とは比べ物に成らないほど
変わりました。
これはもはや,心臓移植を受けた人から,
食の好みや趣味などを受け継いだとしか
考えられないのです。
ところが,このようなケースは本当に稀であり,
何千件もの心臓移植が実施されていますが,
実際には数例程度、報告されているのです。
アメリカのアリゾナ大学(神経学),
ゲーリー・シュワルツ博士が次のように述べています。
「 私の理論では,様々な情報は
脳以外の臓器にも蓄積されている。」
シュワルツ博士の仮説,
「脳と心臓の間では電気信号や血液などで
情報をやり取りしている。
脳と心臓はお互いに情報を
フィードバックしている可能性がある。
心臓は,脳の500倍の発電力を持っている。
血液循環によって他の臓器と関係している。
心臓=発信機, 脳=受信機,
心臓が放出する情報や信号を脳が受け止め
記憶が再生されるのである。」
この仮説以外にも,
脳と同じ神経化学物質が心臓にあること。
脳を刺激するアミノ酸が原因などの説もあります。
また、仮説として、ヒトの心臓にも
「アドレナリンが存在している」ということで,
このアドレナリン物質(脳内ペプチド)は
記憶に関わっている物質であり,
心臓にも記憶が残っている可能性は否定できないのである。」
というような報告があります。
これらは何千件に一回の稀なケースであり,
殆どの場合は、以前の心臓の持ち主からの
記憶は消えてしまうのです。
人の脳が超能力的な能力を発揮するのは
充分に活用されていない「右脳」が
活発化することで潜在的な能力が働くことが
分かっています。
次回はこの右脳と潜在意識の関係性についてです。