低体温を改善するには・・・
前回は、低体温の原因をみてきました。
そもそも体温は36度~37度くらいあるものです。
それによって、身体の酵素や内臓の働きが
円滑になるということがわかりました。
ちなみにこの「低体温」と「冷え性」の違いは何なのでしょうか?
よく自分は冷え性です、とか言われる方が多いですよね。
結論からいうと、低体温と冷え症は違います。
冷え症は
手足の末梢血管が収縮し、
熱を逃がさないようにするものですが、
低体温は
体内に熱エネルギーが作れない状態です。
それでは、低体温を防ぐには
★体温を上げる食材の食事を摂るようにします。
ショウガ、ニンニク、ミョウガ、ネギ、カボチャ、ヤマイモ
★朝食をきちんと食べましょう!
★糖質や脂質の過剰摂取をやめましょう!
★ミネラルを摂取する
低体温では、糖質からのエネルギー産生が進みません。
エネルギー効率を良くするために
ビタミンB1・B2 、鉄や亜鉛・セレン などを
十分に摂取しましょう
亜鉛などのミネラル補給は、
女性ホルモンのバランスを保ち、
冷え・生理不順・低体温を改善します。
★体温の7割は筋肉でつくられるので、運動をしましょう!
運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、
低体温の原因となるので、積極的に運動して
筋肉を鍛えます。
ウォーキングやスクワット・スロトレなどがオススメです。
★冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする。
糖分には体を冷やす作用があり、低体温の原因となるので、
できるだけ食べないようにします。
温かい飲み物を飲んで低体温改善!
★旬の野菜や果物を摂取して低体温改善!
★食べない系ダイエットは避ける。
★お風呂にゆっくり浸かる。
★お酒の飲みすぎに気をつける。
★タバコを控える。
タバコは急激に血管を収縮させてしまい、
血液の流れが悪くするともに基礎代謝も
低下させてしまうためです。
★たんぱく質を摂取する。
筋肉のもとであるたんぱく質を摂ると
筋肉量が増え、熱を作り出します。
【 低体温とダイエット】
低体温の方はダイエットにも悩んでいる方が
多いようです。
それはなぜでしょうか。
実は、体温が1℃下がると
基礎代謝が10%ほど低下するといわれています。
体温が36.5℃ある方と1℃低い方とでは
カロリー消費にかなりの差が出ます。
つまり同じ食事をしていても、
低体温の方は体温が高い方に比べて体重が
増えていってしまうのです。
体の中で行われる代謝も含めた全ての反応は
「酵素」により行われています。
酵素にはその活性に適した温度というものがあり、
一般的な平熱である36.5~37℃で
最も活性が高い状態となります。
しかし、低体温だと、体温が高い方と比べ
酵素活性が下がってしまうので、
脂肪が燃焼しにくくなるのです。
また、体脂肪が多い方ほど
低体温になりやすいといわれます。
近年は、低体温の女性だけでなく、
子供や男性にも低体温の方が増えています。
それは、大人と同様、子供も
清涼飲料水などで必要以上の水分をとっており、
また、体を冷やす甘い食べ物を
多く摂っているからのようです。
身体を冷やす食品は南国の食べ物が多く、
例えば、バナナ・パイナップル・マンゴー・キウイなどの
果物などが代表的です。
それに加えて、近年の運動不足とストレスが重なり、
ますます身体を冷やしているために、
低体温の子供も増えていると考えられます。
以上のようにいろいろな面からの改善方法があります。
日々の暮らしの中に導入して、
活性化された細胞の再生ができるよう、
低体温の改善を意識していきたいものですね!