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ドライアイの予防と対処法 

 
 
前回、眼の乾燥(ドライアイ)について症状・原因についてお話ししました。
 
今回はそのドライアイの予防と対処法についてです。
 
 
■ 日常生活でできる予防法
 
 
1、こまめな休憩をとる
 
長時間にわたってモニターを凝視する仕事では、
間に休みをはさみましょう。
 
 
1時間ごとに約15分は目を休めて
目の疲れをとる体操やマッサージをしましょう。
 
 
また、蒸しタオルをまぶたの上にのせて、
目を休めるとスッキリとします。
 
 
遠視の場合は、たまに遠くを眺めるのも効果的です。
 
 
2.パソコンやテレビと適正な距離を保つ
 
パソコンやテレビの画面と、目の距離は
40cm以上離すようにしましょう。
 
 
またこれらの画面が自分の目より上の位置にあると
上目使いの状態になり、より一層目が乾燥しやすくなります。
 
 
画面が目線より下の位置になるように、
椅子の高さや配置などを調節しましょう。
 
 
 
3、 室内の湿度を調整する
 
目の乾燥を防ぐために加湿器や濡れタオルを干して、
室内の湿度を適度に調節しましょう。
 
 
また、エアコンの風が直接目にあたらないように、
送風口の向きを変えるなどの工夫もしましょう。
 
 
4、 室内の明るさを適正にする
 
室内が暗いと目が乾燥しやすくなります。
 
とくに読書をしたり細かい作業をするときは
部屋全体を明るめにするか、部分照明を活用しましょう。
 
 
またパソコンを使うときは読書のときよりも
少し暗い室内照明のほうが目が疲れにくくなります。
 
 
さらに、外の光がパソコンのモニターに
映りこまないようにカーテンなどで遮光しましょう。
 
 
5、意識してまばたきの回数を増やす
 
仕事や勉強に集中すると、一点を凝視することになり、
目を知らず知らずのうちに酷使しています。
 
意識的にまばたきの回数を多くして、
涙の分泌を増やしましょう。
 
 
■ 対処法
 
 
1、目を温めて血行を促進する
 
目を温めると血行が良くなり、
目の筋肉の緊張が緩和するので、
疲れ目に効果を発揮します。
 
 
蒸しタオルなどを使ってみましょう。
 
 
ただし、白目が充血しているときは
炎症をとるために冷やすほうが効果があります。
 
 
また暑い季節は目を冷やすとひんやりと心地良く、
目がスッキリとします。
 
 
2.薬の使用と病院での診察
 
目が乾燥したときは、涙と同じ成分の
塩化ナトリウムや塩化カリウム、塩化カルシウムが
含まれている点眼薬でやさしく目を潤してあげましょう。
 
 
また、強いかゆみや痛みをともなうときや
市販の点眼薬をさしても治まらないときは、
免疫の異常による角膜障害や他の重い疾患が
隠れている場合もありますので、
病院で診察を受けましょう。
 
 
 
★ 点眼薬の賢いさし方 ★
 
ドライアイのケアには、点眼薬をさすのが一般的ですが、
その効果をさらに高める方法があります。
 
 
眼時は頭を後方に傾け、天井を見つめるようにします。
 
そして、一方の手で下まぶたを軽くひっぱり、
点眼容器を目の真上に持ってきて点眼しましょう。
 
 
点眼後はしばらく目頭を押さえて目を閉じると、
目がよく濡れて、眼球に成分がしっかり行きわたります。
 
 
最後に、目のふちや皮膚についた余分な点眼液を
ティッシュペーパーなどで拭きとりましょう。
 
 
 
ドライアイの対処の仕方はおわかりいただけましたでしょうか?
 
目はとても大事です。
 
いたわりながら生活していきましょう!
 
 

目の乾燥(ドライアイ)とは・・・ 

 
 
目の乾燥(ドライアイ)
 
 
最近ドライアイの方、多いですよね。
 
スクールにおける速読のレッスンでは、
いつも眼筋トレーニングをしています。
 
 
 
脳に一番近い目の神経を使って脳活性をさせる目的と
目の筋肉も筋トレして鍛えていくというものです。
 
 
 
その時ドライアイの方は、
トレーニングに没頭すると、瞬きをしなくなるので、
ドライアイが顕著になります。
 
 
 
目は瞬きによって、涙の分泌をするのが、
それをしないことにより、乾燥する、
ドライアイになるということです。
 
 
ドライアイとは・・・
 
涙の量が減って目が乾燥した状態です。
 
目の渇きや疲労、異物感、かゆみ、充血
、目やになどを引き起こします。
 
 
原因は目の酷使や乾燥などの
生活習慣によるものと、疾患によるものがあります。
 
 
ドライアイの原因は・・・
 
①モニターの凝視によるまばたきの減少
 
パソコン、テレビゲーム、携帯電話などの
モニター画面を長く見続けていると
無意識のうちにまばたきの回数が減ってしまいます。
まばたきをしないと涙の分泌が減ったり、
涙が蒸発して目が乾燥します。
 
②エアコンや季節の影響による空気の乾燥
 
冷暖房の効いた部屋は、室内が乾燥しているので、
目が乾燥する原因になります。
 
 
また、空気が乾燥しやすい冬や風が強い日も、
目が乾燥しやすい環境です。
 
 
また空気の汚染は目を刺激して
、目の乾燥を悪化させることがあります。
 
③ストレスなどによる自律神経の乱れ
 
仕事や勉強によるストレス、疲労、睡眠不足、
夜型の生活スタイルなどは、自律神経の働きを乱して、
涙の分泌を減少させ目の乾燥を招きます。
 
 
④長時間のコンタクトレンズの装用
 
コンタクトレンズを長時間つけていると涙が角膜へ十分に行きわたらないので、目が乾きやすくなります。
 
 
 
■目における疾患はどんなものがあるのでしょう?
 
 
Ⅰ、目の乾燥(ドライアイ)をともなう疾患
 
①マイボーム腺炎
 
マイボーム腺はまぶたのふちに数多くあり、
目を乾燥から防ぐための脂肪を分泌しています。
 
 
ここがマスカラのかすや分泌物などで塞がれると、
脂肪の分泌が減り涙が蒸発しやすくなり、
目が乾燥します。
 
 
目がショボショボする、ゴロゴロする、
といった異物感や充血、目の奥がしみるなどの
症状を引き起こします。
 
 
②シェーグレン症候群
 
体の免疫システムに異常が生じて、自分の体を攻撃してしまう疾患です。涙腺や唾液腺など全身の分泌腺が破壊され、重度のドライアイや口の中の乾燥、皮膚の乾燥を引き起こします。50歳代をピークに40~60代に多くみられ、圧倒的に女性に多い疾患です。
 
Ⅱ、目の乾燥(ドライアイ)が引き起こす疾患
 
 角膜炎
 
目の乾燥や異物の混入などで、
目を保護する役割の涙が減少します。
 
 
そのことが原因となって、
角膜の表面に傷ができたり、細菌やウイルスに
感染して炎症を起こすのが角膜炎です。
 
 
 
目の異物感や痛み、充血、涙があふれるなどの
症状があらわれます。
 
 角膜潰瘍
 
角膜炎が悪化して、角膜の上皮の一部が欠損した状態です。
 
強い細菌感染をともないます。
 
充血や激痛などの症状があらわれ、
ときには大量の目やにをともなうこともあります。
 
 
角膜潰瘍を放置していると、
角膜に穴が空く角膜穿孔(せんこう)に
進行することもあります。
 
 
では次回はドライアイの予防と対処法についてです。
 
 
 

頭痛・片頭痛の原因とその対処法・・・

 
頭痛・片頭痛の原因とその対処法
 
 
今回から、何回かに分けて、身体の不定愁訴、
病名がつくほどではないが、
身体のコンディションがすぐれない、という症状、原因
その対処法について、お話ししていきます。
 
頭痛・・・
 
一度は経験したことがあるという方がほとんどでしょう!
 
ではこの症状、原因そして対処法には
どんなものがあるのか、考えてみたいと思います。
 
頭痛(片頭痛)とは・・・
 
こめかみ部分の動脈や脳の血管が拡がり、
血流が増すと、その周辺の神経が刺激されて
起こる頭痛のことをいいます。
 
 
主に頭の片側にズキンズキンと脈打つように
痛むのが特徴です。
女性に多く、慢性的に繰り返すことがあります。
 
頭痛(片頭痛)の症状
 
①ズキンズキンという断続的な痛み
 
脈打つようにズキンズキンと、
こめかみから目の辺りが痛みます。
 
音や光に過敏に反応し、痛みが増し、
ガンガンと痛むことがあります。
 
頭の片側に起こることが多いですが、
両側や後頭部が痛くなったり、
吐き気や嘔吐の症状があらわれることもあります。
 
 
痛みは、4時間くらいから、3日間ほど続きます。
 
 
②10代から始まることも多い頭痛の悩み
 
頻度の高い人で週1回、少ない場合は年に数回、
月に1回程度という場合もあります。
 
 
片頭痛に悩む多くの女性は
初潮の始まる10代ごろから発症し、
その後40代くらいまでつらい症状と付き合っていく
場合もあります。
 
 
③視界にキラキラ光るものが出現する前兆
 
片頭痛が起こる前に、
前兆を感じる人が多くいるといわれています。
 
 
主な前兆には、閃輝暗点(せんきあんてん)
呼ばれるもので、視界に急に星や
キラキラしたものが見え始め、視界の一部が遮られます。
 
 
他にも、生あくびやめまい、情緒不安定など、
さまざまな体調の変化を感じる場合もあります。
 
■日常生活から考えられる原因
 
①季節の変わり目などの温度変化
 
 
急に暖かくなる季節の変わり目や、
お風呂でシャワーを浴びているときなどは、
体温調節のために血管が拡張し、
頭痛が引き起こされることがあります。
 
 
②女性ホルモンの変動
 
片頭痛は
女性ホルモンのエストロゲンの変動と
深い関わりがあります。
 
そのために、生理中とその前後に
片頭痛に悩まされている女性は少なくありません。
 
 
③ストレスから解放されたときの緊張緩和
 
ストレスを受けているときは、
血管も緊張して縮んでいる状態になります。
 
 
緊張やストレスから解放されたときに、
収縮していた血管が急に拡張しやすくなり、
 
片頭痛が起こることがあります
 
 
■日常でできる予防法
 
マグネシウムとビタミンB2をとる。
 
マグネシウムが不足すると血管が痙攣し、
痛みに敏感になることがあるといわれています。
 
 
マグネシウムは、玄米や納豆、ひじきなどに
多く含まれています。
 
 
また、血流を良くする働きのあるビタミンB2は、
牛や豚のレバー、卵黄などに含まれているので、
日頃から意識的にとるように心がけましょう。
 
 
■対処法
 
 ①片頭痛の前兆を見逃さない
 
片頭痛が起こるとわかっていれば、
少しは気が楽になったり、対策をとりやすくなります。
 
閃輝暗点や生あくびなどの前兆を
見逃さないようにしましょう。
 
 
 ②患部を冷やし、暗く静かな場所で休む
 
片頭痛は体を動かしたり、まぶしい場所や
うるさい場所では痛みが激しくなるので、
できるかぎり暗く、静かな場所で休むようにしましょう。
 
 
血管の拡張を少しでも抑えるために、
アイスノンや冷えるジェルシートなどを
貼るのも効果的です。
 
 
また、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは、
血管収縮作用があるので、
頭痛を抑える効果があるといわれています。
 
 
 ③薬の使用と診察の必要性
頭痛で仕事や日常に支障をきたす場合は、
自分に合った市販薬を服用して、
痛みをコントロールすることも一つの方法です。
 
 
薬には、ピリン系、非ピリン系、イブプロフェン系という
代表的な成分の3系統があります。
 
 
ピリン系の薬の場合、アレルギーが出る場合が
ありますので、注意が必要です。
 
その他、あまり頻繁な場合は、病院で診察を受けて、状態を把握することが大事でしょう!
 
 
いかがでしたでしょうか?
 
 
参考にして下さいね。
 
 
 

高次脳機能障害の症状と対処法

 
症状とその対処法・・・
 
 
高次脳記憶障害の中で、前回は記憶障害
についてお話ししました。
 
 
今回は以下の障害についてです。
 
 
■ 注意障害
 
 
前頭葉や頭頂葉の障害で引き起こされる注意障害。
 
 
物事に集中して取り組むことができず、
ちょっとしたことで気が散ってしまうため、
本人が集中できる時間に合わせて、
適度な休憩を促すことが必要です。
 
 
 
具体的には、会話や思考がとぎれとぎれになり、
まとまりのない会話になったり、
行動の内容に一貫性がなくなったりします。
 
 
 
 
与えられた仕事をすぐに放り投げてしまったり、
人の話を聞きながらメモを取れなくなったり、
ぼーっとしている時間が長くなり、
呼びかけてもすぐに反応ができなくなったり、
といった症状が見られます。
 
 
「4つの注意の機能」とは・・・
 
 
続けられる力(注意の持続)
注意がそれずに目的を持った行動を行うこと。
 
 
見つけられる力(選択性注意)
いろいろな刺激の中から、他の刺激に
振り回されないで1つの刺激を選択できること
 
 
同時に見つけられる力(同時処理)
一度に2つ以上のことに対して、同時に注意を向けて行動を行うこと。
 
変えられる力(注意の転換)
1つの行動から別の行動へ注意が変換できること。
 
 
<注意障害への対処法>
そのような場合は、ひとつの作業を
ずっと長くやらせるのではなく、
いろいろな作業を組み合わせて、
興味を持たせ続ける工夫が有効です。
 
 
そして、同時に複数の作業を与えるのではなく、
静かな環境で一つ一つ確実に作業をこなせるようにして、
作業が達成したら褒めることが重要です。
 
 
■ 遂行機能障害
 
前頭葉の障害により
引き起こされることが多い遂行障害。
 
 
計画性をもって行動したり、
周囲の変化する状況に対応できなくなります。
 
 
話したり、書いたり、聞いたり、計算したりするなど、
一つ一つバラバラな作業をさせても
問題がないことが多いのですが、
組み合わせてやらせると要領よくできず、
作業に支障が出ててしまいます。 
 
 
 
思いつきだけで行動してしまい失敗したり、
約束の時間を守ることができなくなったり、
いつまでも決断できず段取りが
悪くなったりといった症状が見られます。
 
 
<遂行機能障害への対処法>
 
毎日の行動をパターン化し、
単純な作業から練習させ徐々に
行動内容を高度にしていきます。
 
 
日常生活や仕事内容の段取りを
マニュアル化して手順を確認させながら
繰り返し練習することにより
遂行機能は上達してきます。
 
 
 
■ 社会的行動障害
 
前頭葉と側頭葉の障害によって
引き起こされることが多い社会的行動障害。
 
 
頻繁に怒鳴り散らすなど、
暴力的で子どもじみた行動を
起こすことが多いですが、逆に感情を失って
無関心になるケースもあります。
 
 
急に泣き出したと思ったら、急に怒り出したりして、
周りを困惑させてしまうこともしばしばあります。
 
 
 
また、欲しいと思ったものを
我慢できなくなることもあり、
お菓子を食べ続けたり、タバコを繰り返し吸い続けたり、
手元のお金がなくなるまで散在してしまったり、
といった症状が見られることもあります。
 
 
<社会的行動障害への対処法>
 
無理に説得したりせず、話題を変えたり、
場所を変えたりすることが効果的です。
 
 
欲求を抑えられなくなっている場合、
家族を始めとする周りの人が
チェックリストやメモを利用し、
自己管理をうながすようにしましょう。
 
いかがでしょうか。
 
いろいろな面から、この高次脳機能障害がご理解できましたなら、幸いです。
 
 

高次脳機能障害とは・・・ 

 
 
高次脳機能障害とは・・・
 
 
前回までは、アルツハイマーになると
脳はどういうふうになっているのか、
 
予防は? 治療は? ということについてでした。
 
 
今回は物理的に損傷をうけることで、
脳が受ける障害の一つ、高次脳機能障害です。
 
 
 
交通事故や脳卒中などで脳が損傷を受けると、
集中力や記憶力が落ちたり、
怒りっぽくなったりすることがあります。
 
 
 
これらの症状をまとめて
「高次脳機能障害」といいます。
 
 
高次脳機能障害は、
 
外見からは分かりにくく、
周囲に理解されにくい障害です。
 
 
 
高次脳機能障害は身体障害と違って、
一見してわからない障害です。
 
 
ですから、会社や家庭でも気づかれないこともあり、
社会的認知度が低いので「静かな障害」
といわれることもあります。
 
 
 
私たちの脳は、どんな最新鋭コンピューターが
束になってもかなわないくらいの
複雑な能力を持っています。
 
 
 
 
コップをつかんだり、綱渡りをしたり、
縄跳びを上手に飛んだりするだけではなく、
テレビを見て笑ったり、言葉を使って
相手とコミュニケーションをしたり、
昨日の出来事を覚えたりするような
複雑なことまで脳が関与しているのです。
 
 
 
 
このような多彩な脳の働きの中で、
他の動物達とは違う人間らしい
脳の働きを総称して「高次脳機能」
と呼びます。
 
 
分かりやすく表現するならば、
「心」をつかさどる脳機能とも
言えます。
 
 
ですから、怪我や病気などで高次脳機能が傷害されると、
ぱっと見た感じはふつうなのに、
記憶力が落ちていたり、根気が続かなかったり、
判断力が低下して、社会生活にうまく
適応できなくなることになります。
 
 
 
障害の程度によっては本人ですら
気づかないこともあり、
周りから理解されにくい障害のひとつと言えます。
 
 
 
高次脳機能障害の主な症状・対処法
 
 
高次脳機能障害になってしまうと、
具体的に以下のような症状が出現します。
 
 
対処法と併せてご紹介します。
 
■ 記憶障害
 
側頭葉内側の障害により
引き起こされる症状です。
 
 
記憶障害には大きく分けて、
新しいことを覚えられなくなる「前向性健忘」と、
昔のことを思い出せなくなる「
逆向性健忘」の2つがあります。
 
 
日常生活の中でも約束を守れなくなったり、
大切な物をしまった場所を忘れてしまったり、
何度も同じことを聞いてしまったりと、
日常生活や仕事をする上で
深刻な問題を抱えてしまいます。
 
 
<記憶障害への対処法>
 
携帯電話のスケジュール表や
カレンダー、アラーム機能などをうまく組み合わせて、
重要な要件に気づきやすくしたり、
思い出しやすくなるような工夫が必要です。
 
 
また、メモをまめに取ることで記憶しやすくなる
という効果もありますが、忘れてしまったことを
思い出す手がかりにもなるので、
日常習慣にするよう促しましょう。
 
 
■ 注意障害
 
前頭葉や頭頂葉の障害で
引き起こされる注意障害です。
 
 
物事に集中して取り組むことができず、
ちょっとしたことで気が散ってしまうため、
本人が集中できる時間に合わせて、
適度な休憩を促すことが必要です。
 
 
 
具体的には、会話や思考がとぎれとぎれになり、
まとまりのない会話になったり、
行動の内容に一貫性がなくなったりします。
 
 
 
 
 
与えられた仕事をすぐに放り投げてしまったり、
人の話を聞きながらメモを取れなくなったり、
ぼーっとしている時間が長くなり、
呼びかけてもすぐに反応ができなくなったり、
といった症状が見られます。
 
 
■ 注意障害
 
前頭葉や頭頂葉の障害で引き起こされる注意障害です。
 
 
物事に集中して取り組むことができず、
ちょっとしたことで気が散ってしまうため、
本人が集中できる時間に合わせて、
適度な休憩を促すことが必要です。
 
 
 
具体的には、
 
会話や思考がとぎれとぎれになり、
 
 
まとまりのない会話になったり、
行動の内容に一貫性がなくなったりします。
 
与えられた仕事をすぐに放り投げてしまったり、
人の話を聞きながらメモを取れなくなったり、
ぼーっとしている時間が長くなり、
呼びかけてもすぐに反応ができなくなったり、
といった症状が見られます。
 
 
 
次回はこの他の症状もみていきましょう!
 
 
 

若年性認知症(ピック病)とは・・・ 

 
若年性認知症(ビック病)とは・・・
 
 
 
認知症は、
一般的には年配者がなるものだ
との認識が強いですが、最近、年配者でないのに
認知症になってしまう若年性認知症患者
増加しています。
 
 
若年性認知症とは65歳未満の人の認知症
のことをいいますが、若年性痴呆症は
アルツハイマー病ではなく、
大脳の前頭葉と側頭葉が部分的に萎縮するピック病
といわれる人が多いのが特徴です。
 
 
 
しかし、アルツハイマー病が研究され、
徐々に治療法も進んでいるのに対し、
ピック病の方は研究が進んでおらず、
その原因や治療法もほとんどわかっていません。
 
 
 
年配者の認知症は世間で理解されていますが、
若年性認知症はまだ世間の理解を得られておらず、
患者もその家族もどうしていいのか
わからないという状態です。
 
 
ピック病もここのところ急速に患者数が
増えているという話もありますし、
今後ピック病の研究も進めてもらいたいものです。
 
 
 
日本では65才以上の20人に一人は
アルツハイマーを発症すると言われるほど、
高齢者に多い病気だが、近年では若年性アルツハイマーとして
10代、20代、30代でもアルツハイマーの症状が
確認された事例がある。
 
 
働き盛りの40才台、50才台の
若年性アルツハイマー病が近年増加している。
 
 
若年性アルツハイマーの患者数はおよそ、
10万人はいると言われている。
 
 
 
10万人前後とみられる若年認知症患者のうち
約3割がアルツハイマー病と考えられている。
 
 
アメリカではアルツハイマー病の発生率が
高いと言われている。
 
 
これは食事の影響が原因とも言われている。
 
 
 
■ピック病と記憶障害
 ピック病で障害を受けやすい記憶
 
 
一口に記憶の障害と言ってもいろいろあります。
 
 
 
普通の人にも起こる記憶障害に、
"し忘れ"があります。
 
 
先ほど話したような未来に
何かがあることを思いつく記憶、
これを展望記憶と言いますが、
ピック病で障害されることがあります。
 
 
 
それから、いわゆるど忘れが起こりやすくなる。
 
 
テレビを見ていて有名人の名前が
パッと出なくなるとか、ものの名前が
出てこないとかがそうですね。
 
 
そういうことがピック病で起こることもあります。
 
 
これを、喚語障害、あるいは語想起の障害と言ったりします。
 
 
このあたりの記憶は、前頭葉や、海馬ではない
側頭葉の部分の機能を反映しています。
 
 
ですから、ピック病の方では
特にこういう記憶が悪化することがあります。 
 
 
 
また意味記憶障害が起こることもあります。
 
 
意味記憶というのは、記憶の中でも非常に
難しい概念ですが、たとえば富士山は、
日本一高い山ということを私たちは知っていますね。
 
そういう記憶です。
 
 
さらに言えば山とは何か?とか、
ことばの定義そのもののような記憶です。
 
 
そういうものがピック病ではやられやすい。
 
 
左の側頭葉が関係していて、ピック病の初期に
そこを障害されることがしばしば起こるからです。
 
 
アルツハイマー病では、よほど進むまでほとんど障害されません。 
ここがピック病とアルツハイマーの違いがあります。
 
ピック病では起こりにくい記憶障害
これに対して、ピック病では障害を受けにくい記憶もあります。
 
 
 
たとえば、本当に覚えようと思って覚えたこと、
ついさっき言われたこと、昨日食べたもの。
 
 
そういう記憶については、ピック病では障害が
認められないことが多いです。
 
 
もちろん進行すると、全脳に障害が広がるので、
こういう記憶の障害も出るんですが、
初期にはこういうことが起こりにくい。
 
 
アルツハイマーでは頻繁に起こる、これが中核症状です。
 
 
このところもピック病とアルツハイマーの違いでしょう。
 
 
一方で、昔話というのは、ピック病でも
アルツハイマー病でもなかなか障害されない。
 
小学校のときのことを尋ねると、
みなさん良く覚えていらっしゃいます。
 
 
 
 
■ピック病の疫学
 発病・性差・家族歴など
 
 
発病の年齢は、ごく一般論ですが、
だいたい45歳頃から65歳頃くらいで起こってくる。
 
 
 
男女差に関しては、いくつかの調査がありますが、
今のところはっきり言われていません。
 
 
 
発病率は、アルツハイマー病、
レビー小体型に次いで多いと言われていて、
認知症の中で、数パーセント程度か
それ以下という報告が多いと思います。
 
 
 
家族歴については、実はよく分からない。
 
 
報告によってバラバラです。
 
 
欧米では20から50パーセントの患者に
家族歴があると報告されていますが、
日本ではこれほど高いとは言われていません。
 
 
ただ、特徴的な遺伝子の変化によるピック病、
ある染色体に異常を持っている特殊な
遺伝病としてのピック病もあります。
 
 
 
 
■ピック病の治療
 環境調整が重要
 
 
 
認知症そのものを完治させる方法は
今のところありません。
 
 
アルツハイマー病に関しては進行を遅らせる薬がある。
 
アリセプト(塩酸ドネペジル)が有名ですが、
ピック病については、こういう薬はまだありません。
 
 
では治療は何もないかというと、
認知症の周辺症状に対しては、いろんな薬を
使った薬物治療が行われています。
 
 
これは本当に難しくて、薬によって逆に
悪くなってしまうこともあります。
 
 
譫妄(せんもう)といって、
錯乱のようなことを起こすこともあるし、
薬で鎮静がかかってしまって、
昼間ウトウトしてしまい逆に夜眠れなくなって、
生活リズムを崩して悪くなってしまうこともある。
 
 
抗パーキンソン病薬もよく使われますが、
幻覚を起こすという副作用もあるので、
慎重に使わなくてはいけない。
 
 
 
ではピック病、認知症には何をするべきか、
というと、やはり、生活リズム、環境を整えることが重要です。