頭痛・片頭痛の原因とその対処法
今回から、何回かに分けて、身体の不定愁訴、
病名がつくほどではないが、
身体のコンディションがすぐれない、という症状、原因
その対処法について、お話ししていきます。
頭痛・・・
一度は経験したことがあるという方がほとんどでしょう!
ではこの症状、原因そして対処法には
どんなものがあるのか、考えてみたいと思います。
頭痛(片頭痛)とは・・・
こめかみ部分の動脈や脳の血管が拡がり、
血流が増すと、その周辺の神経が刺激されて
起こる頭痛のことをいいます。
主に頭の片側にズキンズキンと脈打つように
痛むのが特徴です。
女性に多く、慢性的に繰り返すことがあります。
頭痛(片頭痛)の症状
①ズキンズキンという断続的な痛み
脈打つようにズキンズキンと、
こめかみから目の辺りが痛みます。
音や光に過敏に反応し、痛みが増し、
ガンガンと痛むことがあります。
頭の片側に起こることが多いですが、
両側や後頭部が痛くなったり、
吐き気や嘔吐の症状があらわれることもあります。
痛みは、4時間くらいから、3日間ほど続きます。
②10代から始まることも多い頭痛の悩み
頻度の高い人で週1回、少ない場合は年に数回、
月に1回程度という場合もあります。
片頭痛に悩む多くの女性は
初潮の始まる10代ごろから発症し、
その後40代くらいまでつらい症状と付き合っていく
場合もあります。
③視界にキラキラ光るものが出現する前兆
片頭痛が起こる前に、
前兆を感じる人が多くいるといわれています。
主な前兆には、閃輝暗点(せんきあんてん)と
呼ばれるもので、視界に急に星や
キラキラしたものが見え始め、視界の一部が遮られます。
他にも、生あくびやめまい、情緒不安定など、
さまざまな体調の変化を感じる場合もあります。
■日常生活から考えられる原因
①季節の変わり目などの温度変化
急に暖かくなる季節の変わり目や、
お風呂でシャワーを浴びているときなどは、
体温調節のために血管が拡張し、
頭痛が引き起こされることがあります。
②女性ホルモンの変動
片頭痛は
女性ホルモンのエストロゲンの変動と
深い関わりがあります。
そのために、生理中とその前後に
片頭痛に悩まされている女性は少なくありません。
③ストレスから解放されたときの緊張緩和
ストレスを受けているときは、
血管も緊張して縮んでいる状態になります。
緊張やストレスから解放されたときに、
収縮していた血管が急に拡張しやすくなり、
片頭痛が起こることがあります
■日常でできる予防法
マグネシウムとビタミンB2をとる。
マグネシウムが不足すると血管が痙攣し、
痛みに敏感になることがあるといわれています。
マグネシウムは、玄米や納豆、ひじきなどに
多く含まれています。
また、血流を良くする働きのあるビタミンB2は、
牛や豚のレバー、卵黄などに含まれているので、
日頃から意識的にとるように心がけましょう。
■対処法
①片頭痛の前兆を見逃さない
片頭痛が起こるとわかっていれば、
少しは気が楽になったり、対策をとりやすくなります。
閃輝暗点や生あくびなどの前兆を
見逃さないようにしましょう。
②患部を冷やし、暗く静かな場所で休む
片頭痛は体を動かしたり、まぶしい場所や
うるさい場所では痛みが激しくなるので、
できるかぎり暗く、静かな場所で休むようにしましょう。
血管の拡張を少しでも抑えるために、
アイスノンや冷えるジェルシートなどを
貼るのも効果的です。
また、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは、
血管収縮作用があるので、
頭痛を抑える効果があるといわれています。
③薬の使用と診察の必要性
頭痛で仕事や日常に支障をきたす場合は、
自分に合った市販薬を服用して、
痛みをコントロールすることも一つの方法です。
薬には、ピリン系、非ピリン系、イブプロフェン系という
代表的な成分の3系統があります。
ピリン系の薬の場合、アレルギーが出る場合が
ありますので、注意が必要です。
その他、あまり頻繁な場合は、病院で診察を受けて、状態を把握することが大事でしょう!
いかがでしたでしょうか?
参考にして下さいね。