「発想力」を上げる方法」についてです。
発想力というのは仕事でも勉強でも
とても重要な事ですね。
自分で考えて行動する・・・
これは今マニュアルがないとできない・・・
という方が多くなっている現状の中、
どんどんアイディアが浮かんでいる人が
いたら、それはうらやましいと思いますよね。
この発想力が発揮されるのは、
心が落ち着いて雑念がなく
柔軟でリラックスした状態です。
リラックスした状態では
緊張や無駄な力が入っていないので、
集中力が高まり
突然ひらめきやアイデアが生まれます。
リラックスすると感情脳といわれる
右脳が活発になり、
α波(アルファ波)が出やすい状態になります。
普段の生活は
β波(ベータ波)になっていますので
それとは違う状態です。
とは言っても、
脳波は複数の種類が同時に出るのが一般的で、
単一の脳波だけ、ということはまずありません。
ここでちょっと説明を加えておきますと
α波がリラックス時に出る脳波で、8Hz~14Hz 。
β波が、緊張したときに出る脳波で、
14Hz以上の最も高い状態です。
α波の有効利用は、
勉強やスポーツにおける
イメージトレーニングにおいて
かなり前から注目されてきました。
リラックス状態(α波)を、いかにキープできるか、
それが発想力、勉強、スポーツなどの成績を上げる
要になっていくと思います。
また、「良いアイデア」は
生み出すだけでなく
アイデアの「かけら」を拾って
まぜ合わせて、
組み立てるることもポイントです。
◆ 面白がる・・・興味の対象を増やすとつまらないものにも
おもしろさを見付けられます。すると「引き出し」が増えてきます
◆ 気付き・・・面白いアイデアに出会ったら
「何故おもしろいか」の気付きを貯めましょう
◆ ストックする・・・記憶でなくノートやPCにアイデアの
ヒントを書き留めてみましょう
他には、アイデア発想法として、
70年以上も前に
アメリカのアレックス・オズボーンが提唱した
ブレーンストーミングが有名で、
今日でもよく使われています。
どういうものかというと
9つのチェックリスト方式になっているものです。
① 他に利用したらどうか
② アイデアを借りたらどうか
③ 大きくしたらどうか
④ 小さくしたらどうか
⑤ 変更したらどうか
⑥ 代用したらどうか
⑦ 入れ換えたらどうか
⑧ 反対にしたらどうか
⑨ 結合したらどうか
について問題点を見つけることによって、
新しい発想が生まれるというものです。
さらにこのチェックリストを改良したのが
ボブ・エバールという人で、
オズボーンの9つのチェックリストを7つに整理し、
“SCAMPER”と名づけました。
① 代用品はないか = Substitute
② 結びつけることはできないか = Combine
③ 応用することはできないか = Adapt
④ 修正、あるいは拡大できないか = Modify
⑤ 他の使い道はないか = Put to other Purposes
⑥ 削除か、削減できないか = Eliminate
⑦ 逆にするか、再編成できないか =Reverse or Rearrange
発想力があることは一つの才能ですが
決して生まれつきのものではありません。
トレーニング次第で伸ばすことが可能な
「技術」でもあるのです。
みなさんもちょっと試みて
ご自分の発想力を伸ばしてみませんか。
結構楽しいかもしれませんよ。