脳活性化にふさわしくない食品とは・・・
前回は、脳のエネルギー源になる食べ物を
紹介しました。
これとは反対に
脳に良い影響を及ぼさないものもありますね。
でもこういうものが案外おいしかったりするわけです。
ではどのようなものがあるのか見てみましょう!
■ トランス脂肪酸
高脂質や高コレステロール食が
学習障害や記憶障害を引き起こす可能性があります。
特に注意したいのは、トランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は
どんな食品に含まれているのかと言うと、
マーガリン、フレンチフライ、チキンナゲット、シュークリームなどです。
これらの食品の摂取はできるだけ控えるのがいいでしょう。
全く摂取してはいけないというわけではありませんが
あくまで、控えめにしておいた方が、脳の働きにはよいでしょう。
摂り過ぎは、勉強や記憶上、注意が必要かもしれません・・・
記憶力アップを望んでいる場合は特にです。
ですので、意識して気をつけるなら
パンに塗るのは、人工のマーガリンではなく、
天然由来のバターやオリーブオイルにしてみるのも
良いかもしれませんね。
最近は「トランス脂肪酸は使っていません!」
というキャッチのマーガリンなども店頭に
並んでいますので、意識してみて下さい。
それでは、
どうしてトランス脂肪酸が脳に悪いのでしょうか。
それは食事から取り込まれたトランス脂肪酸は
脳に運ばれ、しかもDHAの直ぐ側に入り込み、
脳の思考プロセスを混乱させるからです。
しかもトランス脂肪酸は酵素の働きも邪魔するので、
必須脂肪酸のα―リノレン酸、DHA、プロスタグラジン
といった脳に欠かせない物質のへのモデルチェンジも
妨げるそうです。
ちなみに、DHAとは、
ドコサヘキサエン酸の略称で、ヒトの体内では
作ることのできない栄養素です。
特にマグロなどの青魚の頭部に多く含まれています。
効果は、
血液の粘度を下げ、血液の流れを良くし
(血液中の脂質濃度を下げる働き)、
目の網膜や脳の働きを活性化する健康効果が
あるといわれています。
そういうことでファーストフード店のフライドポテト、
ドーナツなどは1個当たり約4gも含まれているので、
過剰摂取に注意です。
最近では
トランス脂肪酸を含まない油を使っている店も
あるようです。
白砂糖
ご存じの方もおられるかもしれませんが、
白砂糖が脳の活性化を妨げてしまう可能性があります。
砂糖をとってはいけないということではなく、
あくまで過剰摂取が良くないということで、
頭の片隅に入れておくと良いと思います。
白砂糖は人体に必要な栄養素を奪ってしまうのです。
白砂糖は、
サトウキビや甜菜などの絞り汁を精製したもので、
精製過程で化学物資が使用され、
真っ白に「化粧」されるのです。
できた砂糖にはもともと素材が含んでいた、
ビタミンやミネラルは一切含んでおらず、
精白された砂糖は、「白い純粋な化学物資」に
なってしまうのです。
この「白い純粋な化学物資」である砂糖が
「消化・吸収」される過程で、ビタミンB郡が使用され、
さらに骨や血液中のカルシウムを奪ってしまうのです。
つまり、「自然のもの」であるサトウキビや甜菜から、
砂糖という「化学物資」になる過程で、
剥ぎ取られたしまったビタミンやミネラルを、
体内での「消化吸収」の段階で必要となり、
それらを私たちの身体から奪い取るってしうのです。
食事をすると、
炭水化物やそのほかの栄養素が分解される過程で、
次第に糖化し、血糖値は一定の水準を保つように
私たちの体は出来ています。
砂糖はブドウ糖と果糖からできているのですが、
体内に入ると一気に浸透して血糖値をあげるので、
速攻性がとても高いのです。
そのため、砂糖を使ってある甘いものを
少量口にしたけでも、その速攻性によって、
胃の働きが抑制されて、食欲が一時的に
落ちてしまいます。
砂糖もとっていけないものではありませんが、
過剰摂取はやはり問題があるようです。
過剰摂取が当たり前のようになってしまうと、
胃の粘膜が荒れ、内蔵の機能を弱めてしまいます。
なにより、血糖値をコントロールする
すい蔵からでるインシュリンのホルモン機能を狂わせ、
低血糖になる可能性もあるのです。
この低血糖になってしうと、だるさや眠気、無気力、
飽きっぽくなるなど、シュガーブルーと呼ばれる症状に
なってしまいます。
せっかく脳の栄養と思って摂った糖分も
これでは逆効果ですので、過剰摂取には要注意です。
脳のエネルギー源はブドウ糖とお話ししましたが、
摂りすぎも問題になりますので、
栄養のコントロールが必要になりますね!
甘いものが大好きという方も多いと思います。
そういう私も大好きなので、甘いものを食べた後は、
「カルシウム」や「ビタミンB群」の補充ということも、
意識しましょう!