集中力が切れた時は・・・
前回の集中力の話で、集中力は自分次第で変わる!
ということをお話ししましたが、
どうしても、一度切れてしまった集中力は
やはり回復させる必要があるようです。
何かの拍子で切れてしまった集中力、
何事にもなかなか集中できない時があるものです。
そこで回復させる為に必要な方法として
どんなものがあるか、ケースバイケースで
みていきます。
1、注意力がなく、集中できない時
■ 深呼吸をする
これは前回の時にも、
具体的なやり方もお話ししました。
ただ深呼吸をするだけでなく、
腹式呼吸をしてみて下さい。
腹式呼吸をしながら、ゆっくりと呼吸の回数を
数えましょう。
気が散ってしまうときは、
呼吸を数えることだけに意識を向けます。
1から10までゆっくり数えながら、
吸って・吐いてを4~5回やってみましょう。
肩から力を抜き、背筋を伸ばして、
体をリラックスさせて行ってください。
より効果的に深呼吸を行うことができます。
これは、極度の緊張の中で戦うスポーツ選手も
実践しているテクニックです。
大切な会議の前や、大きな仕事を終えて気が抜けた際など
平常心を取り戻したいときにも使えます。
深呼吸で平常心を取り戻すという行為は
以外に忘れがちです。
呼吸法で自己コントロールができるようになります。
2、気持ちがのらず集中できない時
■ 速く歩く
リフレッシュしたいときは散歩に出て
「速く歩く」がオススメです。
他のことを考える暇がないくらい、
速く歩くことだけに集中してみてください。
足は「第二の脳」と言われるほど、
頭の回転には重要な機能です。
良いアイディアは、
足を動かしたときに湧いてくるものです。
血液のめぐりがよくなるのですね。
速く歩いているとだんだん体がスッキリしてきます。
通勤の途中や昼休み、あるいは外回りの仕事の途中で、
できるだけ速足で歩いてみましょう。
3、頭の回転が鈍くて集中できない時
■ 表情筋を動かす
今日はどうも頭の回転が鈍くて何も考えられない!
そんな日もありますよね。
その時は、顔の表情を意識的に動かすことで
脳を刺激し、スッキリさせることができます。
ここでは、前頭葉という、
予測力や判断力と機能を持っている脳の部分を
刺激することができるのです。
■ 表情筋の動かし方
目と口を最大限大きく開き
同時に舌を顎につくほど出します。
これを数回、繰り返しましょう。
他人から見られると、恥ずかいいので
仕事場や学校でする場合はこっそりやるといいですよ。
4、足がむくんで集中できない時
■ つま先の運動をする
足がむくんでいる状態だと頭が冴えません。
部活帰りや、立ち仕事が多かった時などは
足に披露がたまり、だるくなってしまうこともあるかと思います。
そんな時は・・・
つま先で立ったりかかとで立ったりの
運動を繰り返しましょう。
足先にはものすごい量の毛細血管が通っているため、
その血流を促すことで脳に血液が
ガンガン運ばれるようになるはずです。
また、自宅など、床に寝転がれる環境の時は、
仰向けになって足を高い位置に上げましょう。
足元に座布団とか枕をおくことで足が楽になります。
それにより、重力を利用してより効果的に
静脈血の流れを促すことができます。
また、足のマッサージも効果的です。
うつぶせなり、相手の方にグーで足首のあたりから
太ももまでを強めに押してもらうことで、
足に溜まった乳酸が減少していきます。
5、目が疲れて集中できない時
■ 目のマッサージをする
目が疲れてるくと、脳にも直接的な影響がでてきて
集中力が低下してしまいます。
目をリラックスさせる方法を覚えておいて、
これ以上限界だと思うとき、一息ついて
目のマッサージをしてみましょう。
①両目を手で多い深呼吸を繰り返す。(20秒位)
両目をつぶって、両手でおおってください。
しばらくすると、手のぬくもりで
目も温まってくると思います。
これが、血流をよくし、
目のリラックス効果をもたらします。
温かいタオルを使うこともいいかもしれません。
目の前も真っ暗な状態で深呼吸をするとことで、
精神的にもリラックスすることができ、
集中力回復に一役買います。
②目をつむり、こめかみを優しく円を描くように押す
こめかみには眼球周辺の血管が多く通っています。
ここをやさしくマッサージすることにより、
疲れをとることができます。
このように、集中力を回復させる方法としては、
手軽にできるものばかりですね。
是非実践してみてください。