集中力アップとアロマ
集中力は、
脳に対する刺激をコントロールすることで、
意識のコントロール、そして集中力をコンロトールすることができます。
この脳に対する刺激の一つとして、「香り」があります。
鼻から入った香りは、ダイレクトに脳の前方にある
『前頭眼窩部』で知覚されます。
この香りを嗅ぐということは、
他の五感の知覚神経の仕組みと違ってダイレクトなので、
とても影響が強いことがわかります。
この『前頭眼窩部』で知覚刺激が視床下部に伝わって、
脳下垂体をコントロールし、緊張をゆるめたり、
集中力を高めたりという意識のコントロールにつながります。
このように、「香り」は、大きく分けると
「興奮系」と「リラックス系」に分類されます。
よく使われるのがエッセンシャルオイルで、
さまざまなアロマオイルが販売されていますね。
科学的な研究も進んでおります。
杏林大医学部の古賀良彦教授(精神神経科学)の実験では、
よい香りをかぐと運動の持久力が向上するそうです。
集中力などに関するエッセンシャルオイルは、
一般的に次のようなものが効果があるといわれています。
● 集中力を高めたい
・ローズマリー
・ペパーミント
・ブラックペパー
・ユーカリ
・レモン
・チョコレート
●記憶力強化
・ティートリー
・バジル
・レモングラス
・ローズマリー
■ エッセンシャル・オイルの使い方について
勉強中や、ここ一番集中したい時に
・ハンカチに含ませて嗅ぐ
・マッサージオイルに混ぜて、手を軽くマッサージする
(エッセンシャル・オイルを直接皮膚につけてはいけない!)
・部屋全体に香りをスプレー
・しおりにエッセンシャルオイルを使う
安全な使用法は、お湯にオイルを滴下する
という方法だそうです。
また、香りの効果は人それぞれで、「好み」が
大きく関係しているので、好きな香りなら、
脳を刺激して、ドーパミンも沢山出てくるので、
効果も高そうですね。
上記のような効果も、その香りが嫌いな方には
逆効果の場合もあります。
それに、良さそうだからとタップリ使用して濃い、
強烈な香りをかぐと、気分が悪くなってしまうことも
あるので注意してください。
気持ちがいいと思える範囲で利用してくださいね。
エッセンシャル・オイルを
「アロマランプ」で加熱して使う方法もありますが、
実は加熱することでオイルの成分が化学反応を起こして、
有害な物質に変化するという報告もあります。
安全で効果的な方法をぜひやってみて、
集中力が高まる効果をお試しになってはいかがでしょうか。