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大脳と小脳

大脳と小脳
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大脳と小脳
 
 
大脳には4つの領域があるということはお話しました。
 
その4つについてさらに具体的にお話していきましょう!
 
大脳はしわによって各パーツに分けられます。
 
その各パーツがどのような役割を担っているのかを
見ていきましょう。
 
 
 
前頭葉
 
 
大脳の前にある部分です。
 
前頭葉は、人間の思考や理性を制御しています。
 
また、言葉を話したり、体を動かしたりする
機能も担っています。
 
人が人であるために最も関与している部分と
いえるでしょう。
 
 
人間が感情を抑え理性的に行動できるのも、
前頭葉の働きがあるからです。
 
 
前頭葉の機能に問題が生ずると、
 
•我慢が必要なときに我慢できなくなる
•己の感情のまま行動する
•言葉がしゃべれなくなる
•運動機能に問題がおこる
 
など、大きな問題になってしまいます。
 
 
頭頂葉
 
 
大脳のてっぺんやや後方に位置する部分です。
 
 
人間の感覚に関わる機能を担っています。
 
 
 
例えば、暗闇でものを触ったときに、
「硬いもの」「軟らかいもの」「暖かいもの」
「冷たいもの」など、そういった認識を頭頂葉が
行っていると考えられています。
 
 
従って、頭頂葉に問題が起こると
 
•感覚がなくなる
•体の一部分、または全体がしびれる
 
といった問題が発生します。
 
 
側頭葉
 
 
大脳の横の部分です。
 
頭でいうと、こめかみの辺りに位置する部分です。
 
 
特に重要な機能は記憶ですが、
それ以外にも聴覚・嗅覚を認識する役割も持っています。
 
 
 
ここに問題が発生すると
 
•昔のことが思い出せなくなる、逆に最近のことが覚えられなくなる
•耳は聞こえるが何を聞いているのか理解できない
•においはわかるが何のにおいかわからない
 
などの問題を引き起こします。
 
 
後頭葉
 
大脳の後ろにある部分です。
 
ここの役割は視覚です。
 
 
よくある、後頭部を強打すると、
目がちかちかするということ、
それは後頭葉に物理的ショックが与えられたことにより、
一時的に視覚障害が起こっているからです。
 
 
時間がたってショックが収まると、
視覚は元に戻りますが、後頭葉に永続的な問題が起こると
 
•目には異常がないのにものが見えない
•ものは見えるが正確に見えない 
 
などの問題が起こります。 
 
このように、大脳の各部は場所によって
 
それぞれちがった役割を担っているわけですが
 
この各部が常に連携をとることによって、
 
人間の行動が起こってくるわけです。
 
 
人間の脳の中で最も重要なのは大脳ですが、
では他の部分は重要ではないのかというと
そんなことはありません。
 
 
大脳は先ほど見たように、
人間であるために重要なものなのであって、
他の部分は生物が生きていくために重要なのです。
 
 
ここで説明する小脳も、当然生きていくために
重要な役割を持っています。
 
 
 
しかもそれだけではなく、
人間の行動にも深いかかわりがあるようなのです。
 
 
 

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