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経験を活用する記憶法

経験を活用する記憶法
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経験を活用する記憶のコツとは・・・
 
 
エピソード記憶は、
自分が経験したことに関する記憶です。
 
 
 
これを利用することは、
記憶力を高める方法として効果的です。
 
 
そもそも記憶術は、
古代ギリシャ時代の詩人シモニデスが
場所で記憶することからが始まりです。
 
 
 
自分の脳内にすでにある「場所の記憶」と、
これから覚えたいことを連結させることも
エピソード記憶の範ちゅうです。
 
 
1.何かの場所を選ぶ
 
2.記憶したい物事のイメージを描き
 
3.それぞれの場所に関連付けていく
 
 
 
たとえば自分の部屋には、
どこに机があって、どこに本棚があって、どこに
テレビがあるかということは、考えなくてもすぐに浮かびます。
 
 
 
そういった、脳内にすでに経験として
ある映像を活用して、新しく覚えたい事柄を
結び付けていくのです。
 
 
例に挙げると、A.B.C のものを覚える時に、
Aを机に、Bを本棚に、Cをテレビにというように
フックすれば連想記憶となり、
簡単に長期記憶化することができます。
 
 
 
これは自分の部屋でなくても、
家のなか、知り合いの家、近所の街並みでもOKです。
 
 
そのほか、自分の体の各部分に番号をつけ、
結びつけるフック記憶法もあります。
 
 
 
すでに脳内にある記憶とは、つまり経験です。
 
 
それに結びつけることで経験記憶となるのです。
 
 
すでに脳内に定着している長期記憶に、
シナプスが連結するのですから、
一気に長期記憶にできるというわけです。
 
 
その意味では、ごろ合わせも、
すでに知っているイメージに結びつけるので、
経験記憶を活用した暗記法といえるかもしれません。
 
 
 
 右脳をつかったイメージ記憶というと、
自分とは関係のない「想像の世界」
のように思えますが、そうではありません。
 
 
 
経験にしても、脳内にイメージを焼き付けることであり、
過ぎ去ってしまえば結局は想像することと同じだからです。
 
 
 
いわゆる「思い出」にひたるときは、脳内に再現します。
これはイメージすることと似ていますよね。
 
 
 

よく、小説を読書することは「疑似体験」をすることだ、
といわれます。
 
 
 
これは実際に経験できることには限りがあるけれど、
本をたくさん読めば、それだけ人生経験が
豊富になることを意味します。
 
 
 
ですから英語の文法や単語、熟語、構文などを
記憶したいときは、イメージを喚起するような
物語文を利用すると
自分の経験に結び付けられます。
 
 
 
論説的な口調の英文よりも、
自分がそのなかの主人公となって
感情移入できるような文体のほうが、
経験記憶となり、長く忘れにくくなるのです。
 
 
 
そういった土壌があれば、
とくに覚えようとしなくても、
英文法や英単語は記憶されやすくなります。
 
 
 
このように、経験を利用すると
それを連想にいかして記憶することができます。
 
 
 
これが長期記憶になり、脳内に定着していくのです。
エピソード記憶法を活用して、
脳活性をしていきましょう!
 
 

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