今日は
頭の回転を良くするには?
という話題についてお話しします。
もっと仕事が出来るようになりたい!
斬新なアイディアが欲しい!
もっと時間を有効活用したい!
仕事をする上で、いつも考えることですね。
日々頭は使っているけど、なかなか思うようじゃないのは
どうしてなのでしょう?
私たちは同じことを繰り返していくと
マンネリ化してしまい、刺激を感じなくなり
条件反射的な動きになります。
これはエネルギーを無駄に消費しない
ためのことと思われます。
ですが、成長を感じないことになるかもしれません。
脳の血流をみても、初めてのことをやると、
それによって使う脳の部分が赤く血流が
良くなるのに対して、それに慣れてくると、
目立った血流の動きはなくなる
という結果があります。
つまり同じことを繰り返して慣れてくると、
エネルギーを消化しない動きになるようです。
そこで脳は少しの負荷をかけると、
その負荷を受けた分、
次にその負荷が来ても良いように
すこしずつ鍛えられていくといわれています。
何か新しいことを始めたり
常に刺激を与えた方が脳の動きは良くなり、
活性化することになりますね。
それでは
頭の回転が早い人とはどんな人でしょう。
ちょっと思い浮かべてみて下さい。
・先のことを予測して物事に取り組める人
・相手の話を聞き、相手の言いたいこと(思っていること)を
端的に言い表すことが出来る人
・的確に指示を出せる人
・問題をすばやく解決できる人
・物事をいくつも同時進行できる人
・引き出しを沢山持っていて使いたいときに
すぐ取り出せる人
などなど・・・。
ではこの頭の回転を上げるためには
どのようにすればよいのでしょう?
①ネガティブな言葉は避ける
まず、記憶術を教える時に、最初にお伝えすることが、
ネガティブな言葉は使わない。
つまりできないとか、嫌だとか
無理だという言葉を使わないということです。
なぜかというと、脳は嫌だと思う情報に関して
充分に働かなくなるからです。
これにはドーパミンという
神経伝達物質を分泌する「A10神経」
が関係しています。
ドーパミンはご存じのように、緊張感をなくし
安心した気持ちにさせる神経伝達物質です。
ネガティブな言葉により、[A10神経]
が活性化しなくなるということになります。
②目標は細目に立てる
なるべく達成感を多く経験するために
いきなり大きな目標ではなく
小さな目標を立てて、達成していくということです。
それにより、ドーパミンが分泌され、
快感を感じ、意欲が湧いてくるのです。
③一日の出来事を思い出す。
考えるのでなく具体的に「言葉に出して言う」ことです。
特に「同じミスを繰り返す」という方
にオススメ出来る方法です。
というのは、
同じミスを繰り返すのは、
それを防ぐ事、方法を想像する能力に欠けているのです。
なるべく言葉にだして確認作業をしましょう。
④ウオーキングやストレッチなど運動をする
血流をよくすると脳が活性化します
脳を動かすにはブドウ糖が必要ですが
さらにもう1つ、絶対に必要なものがあります。
それが「酸素」です。
酸素は血液に運ばれて脳にやってきます。
したがって、脳への血流量が少ないと、
その分だけ酸素量も減る事になり、
それが脳の働きを弱めてしまいます。
なので激しい運動ではなく
ウォーキングやストレッチなどをすることが
よいのです。
⑤初めての事をする、刺激を与えます。
これは、使った事がない部分の脳を使う
という点にあります。
脳を鍛えるには、脳の様々な部分に
刺激を与える事が大切です。
前述しましたように、マンネリは
脳の活性化を妨げます。
なので、日々の仕事がルーティーンワークで、
「使う脳の部分が毎日同じ」では
活性化できるはずありません。
⑥人とのコミュニケーションを増やす
「脳を鍛える方法」は多くありますが、
実は、そのほとんどが記憶力や
理解力をアップさせる方法です。
つまり、計算が早くなったり、
新しい事を理解する能力のアップに
役立つ方法です。
一方、それらの方法では
「表現力」や「想像力」は身につきません。
そこで、「人とのコミュニケーションを増やす」
ということが必要です。
⑦睡眠をとる
脳に休息(睡眠)を与えないと、
どうしても回転スピードは遅くなってしまいます。
心地よい眠りを得るには、
リラックスした感情をつくるのが大事です。
いらいらを持ち続けたり、
心配の感情を抱えたままでは
なかなかリラックスはむずかしいです。
そんな時、心地よい音楽のリズムで
サポートしてもらうのもよいでしょう。
人の声が入らない、自然界の波の音や穏やかな音楽の方が
眠りの質を上がるかもしれません。
さあ、ご自分に出来ることから
初めてみて下さいね。