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睡眠は脳細胞を増やす?!

睡眠は脳細胞を増やす?!
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睡眠は脳細胞を増やす?!
 
 
私たちは日々睡眠によって、
疲れを取ったり、
記憶を定着させたり、
脳内の老廃物を除去するなど、
重要な働きが行われています。

 

睡眠にはよく知られているように、
レム睡眠とノンレム睡眠の
2種類があります。

レム睡眠は、
身体は弛緩して休息状態ですが、
脳が活動して覚醒状態にあります。

 

記憶はこのレム睡眠中に再構築されます。

 

これに対してノンレム睡眠は、
「脳の眠り」と言われ、
身体の筋肉は
活動している状態にあります。

 

記憶は脳の中で
神経伝達物質がシナプスを介して
信号が伝達されることによって
起こっているわけですが、
このつながりがより強固になることで、
信号の伝達効率が上がります。

 
以下は脳のシナプスの軸索の図です。
(Wikipedia参照)

 

11.png 

 
記憶を活発にするためには、
このシナプスの信号の伝達を
スムーズにすることが重要です。

 

このシナプスの軸索が
絶縁体の物質(ミエリン鞘)で覆われると
高速になるという結果が出ています。

 

以下参考になる資料をご紹介します。

 
▼     ▼   ▼
 
脳細胞において信号(神経パルス)の
伝達を担う細胞を「軸索」といいます。

軸索は「髄鞘(ミエリン鞘)」と呼ばれる
絶縁体の物質で覆われると、興奮が
髄鞘部分をスキップして伝わるため、
神経パルスの伝導が高速になります。

つまり、神経の伝導効率を高める役割を
髄鞘が担っており、
髄鞘にふくまれるミエリンという物質が
神経系に重要なのです。

ウィスコンシン大学の
キアーラ・シレリ博士と
その研究チームは、マウスを使い、
ミエリンを作り出す細胞
(乏枝神経膠細胞)の生成・増殖の
速度を測定したところ、
起きている時の速度に比べて
寝ている時の速度が2倍大きいことが
明らかになりました。

なお、ミエリン生成細胞の生成速度は、
レム睡眠の間に最大になったということです。

ウィスコンシン大学の研究以外にも、
神経系を正しく機能させるために
睡眠が必要であるという指摘がされており、
米国立神経疾患研究所(NINDS)は、
深い睡眠の時に成長ホルモンが分泌され、
またストレスや紫外線による
ダメージからの回復に必要な
タンパク質が作られることを
明らかにしています。

―Gigazine news 2013/09/05―
 
▲    ▲   ▲
 
 
睡眠によって、脳にたまった
変性したタンパク質などの老廃物を、
細胞外に排出したり、
逆に必要なタンパク質が作られたり、
そしてシナプスの神経系に必要はものを
速度を上げて作ったりと、寝ている間に
たくさんの重要な機能が行われています。

 

何か不思議な感じがしますね。

 

日々質の良い睡眠がとれるよう
意識したいものです。

 
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・

 

 

■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■

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