海馬は生涯再生する？！

海馬は生涯再生する？！
 

特にさっき覚えたと思ったことが
すぐ忘れるというような
事柄が増えてくる。

 

これが続くと物忘れだけじゃなく、
認知症への恐れを持つように
なったりするでしょう。

 

これは歳を重ねると
誰もが持つ感情ではないかと思います。

 

以前のメルマガでも
何回か書いていますが、
この記憶に大きな影響を及ぼしている脳が
「海馬」です。

 

記憶にはご存じのように
「短期記憶」と「長期記憶」があります。

 

ずっと覚えておかないといけないことは
何回か繰り返していくと
長期記憶になっていきます。

 

この海馬をいかに活性化するかが
大きなポイントになるでしょう！

 

海馬は脳の中で
大脳辺縁系という奥の方、
両方の耳をつないだ線のあたりに、
左右にひとつずつ、
数億個の神経細胞と
そこから多数発生しているシナプスで
ネットワークを作っています。

 

何かを記憶しようとすると、
海馬にその神経細胞の回路ができて、
そこに電気信号が流れて
記憶していきます。

 

これが「短期記憶」です。

 

脳は全て電気信号で情報を送っています。

 

この電気信号が絶えると
すぐに記憶を忘れるということになります。

 

そして情報をずっと覚えておくには、
この神経経路に何回も
同じ電気信号を流していくこと、
つまり、何回も繰り返していくことで、
神経細胞は電気が流れやすくなり、
シナプスが強化され
新しい神経回路を形成していくことで
「長期記憶」になっていきます。

 

この記憶のメカニズムの
基本となっている「海馬」を
活性化することで
記憶が良くなっていくのです。

 

その方法として
興味深い以下の研究結果がでています。

 
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人間の場合、
記憶をつかさどる「海馬」という器官は、
生涯にわたって再生できると
わかってきました。

2011年にピッツバーグ大学の研究チームが
有酸素運動を続けることで
海馬の大きさが約2％大きくなり
記憶力が改善するという論文を
発表しています。

普段座りがちな55～80歳の男女を対象に、
ほぼ毎日、1日40分の有酸素運動
（ウォーキングやランニング）を
6カ月続けて行った結果、
海馬の大きさが約2％大きくなり
記憶力が改善したそうです。

また、海馬を刺激するためには、
軽い運動でも十分であることが、
筑波大学大学院人間総合科学研究科・
征矢教授の2014年の研によって
明らかになりました。

心拍数で1分間90～100ぐらいの
運動でも効果があります。

ランニングよりスローペース、
速く歩く程度の速さのジョギングを
1日10分で構いません。

 

2週間続ければ脳神経が増え、
6週間で認知機能自体が
向上することがわかったそうです。

―＠niftyニュース　2017年01月15日―
 
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海馬が大きくなり
神経細胞やシナプスが増えることで、
記憶のネットワークが広がって、
常に電気信号が流れている状態になります。

 

交通機関でいうと、
ＪＲや地下鉄や私鉄、
バスなどの交通の便がよくなって
スムーズに流れている状況で、
情報もスムーズになっていく
ということになりますね。

 

軽いランニングに
こんなに良い効果があるとは・・・

 

脳の老化防止にぜひ有酸素運動として
実行してみてはいかがでしょう^^

 

継続は力なりですね！

 
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・