歳を重ねても右脳の力で記憶力アップ！

歳を重ねても右脳の力で記憶力アップ！
 

回想（リアクション）と
熟知性（ファミリアリティ）です。

 
リコレクションとファミリアリティに
関わる脳の領域は、それぞれ異なり、
脳の左半球の
背外側前頭前野はリコレクション、
これに対して右側は
ファミリアリティに関わるとされます。

 

私が主催する記憶術協会では、
数字を覚える部門では
約１００桁に近いものを
記憶していくカリキュラムがあります。

 

この時に使う脳の領域が
ファミリアリティの右脳の部分です。

 

右脳はイメージ脳と言われ、
映像や音楽・リズム、
空間処理能力などが働く脳です。

 

左脳は言語脳と言われ、
直線的・部分的、ロジック脳であります。

 

このイメージ力は、
７０歳くらいになっても
伸びると言われていわれています。

 

これは歳を重ねる度に
体験が増えることで、
イメージ力が上がり、
エピソード記憶として記憶に残っていく
ことなのでしょう。

 

以下は参考記です。

 
▼  ▼ ▼
 
中国科学院のチャン博士らは、
健常な高齢者（平均年齢約69歳）と
若者（平均約21歳）で
「記憶の取り出し方」を比較し、
2015年に発表しました。

「連想記憶タスク」という
実験があります。

最初のタスクでは、
何秒かごとに画面に表れる
二つの単語の組み合わせを、
なるべく多く記憶します。

続く「テストモード」でも、
やはり画面に単語のペアが表れるので、
最初のタスクで見たときと
同じ組み合わせか、
または組替わっているのかを判断します。

最初のペアを「思い出す」過程こそが、
まさに「リコレクション」です。

博士らはこのタスクで使う単語ペアが、
連想されやすい組み合わせでは
どうなるかを調べました。

たとえば「りんご、えんぴつ」よりも、
「ギリシャ、神話」のように
関連性のある単語ペアのほうが
思い出しやすいのでは、
と考えたのです。

実験の結果、
若者は関連のある組み合わせで
あってもなくても、
ほぼ同じくらいの正確さで
回答しました。

これに対し高齢者では、
「関連のある単語の組み合わせ」のほうが、
そうでないものより成績が良かったのです。

これはなにを意味するのでしょう。
 

脳波測定の結果から、
高齢者では「関連のある単語」を
思い出しているとき、
脳の右半球が活発に
働いていることがわかりました。

一般に「記憶の取り出し」には
「リコレクション」が重要で、
「ファミリアリティ」は
あまり貢献しないと言われていました。

しかし高齢者では
リコレクションの能力は衰えていきます。

その代わりに
「連想しやすい」「身近な」
単語の組み合わせのほうが
「ファミリアリティ」の過程を刺激して、
より記憶から「取り出し」やすく
なるのだと考えられます。

―nounow 2016.08.09―

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以上のことから、
年齢と共に、イメージ脳を使って
記憶する方が良く覚えるし、
さらに長い時間覚えられる
ということがわかります。

 

実際やってみると、
ほとんどの方がそれを実感されるようです。

 

物事を関連づけて覚えたり、
体験に関連づけて覚えることで、
記憶が出やすくなります。

 

さあ、どんどんチャレンジして
頭をアンチエイジングしていきましょう～！

 
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・