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欲が脳を成長させる?!

欲が脳を成長させる?!
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欲が脳を成長させる?!
 

私たちの生活の中で、
こうなったらいいなぁ~、
ああなったらいいなぁ~、
というような感情や思いが
出てきます。

 

感情についての脳内のメカニズムは、
明確ではあありませんが、
脳の中心部の大脳辺縁系ある
「扁桃体」や「帯状回」が
関係しています。

この大脳辺縁系の一部である
「海馬」は記憶と関係し、
海馬を興奮させる情動刺激は
記憶されやすいとされています。

 

認知症になると脳の中の前頭葉、
特に前頭前野46野が衰えていくために、
記憶や判断力、
コミュニケ―ション力が衰えていくのです。

 

これを予防するためには、
感情を豊かにすること。

 

それには、
五感を鍛えることが必要です。

 

それによって大脳辺縁系の
扁桃体が活発になります。

さらにはその扁桃体の
すぐ近くにある記憶の脳の海馬を
活性化することができるのです。

 

以下は鳥類の脳の変化の参考資料です。

 
▼    ▼   ▼
 
鳥類を対象にした研究論文によると、
鳥類の中でも餌を隠したり
保存したりする習性のある鳥は
記憶脳(海馬体)が
そうでない鳥と比べて
大きいとのことです。

またこのような脳の違いは
餌を取りに行くようになってから
顕著になること、
さらに餌を存分に与えられる条件では
このような脳の違いは生じない
ことなどが報告されています。

餌を探す、隠す、
ため込むということは
認知的負荷がかかり、
そのことが
脳を変化させるのかもしれません。

 

ヘブが1949年に使用依存性の
神経可塑性について発表してから
主に小動物を対象に
様々な研究がなされ、
環境が与える経験よって
大脳皮質の厚さや重さ、
樹状突起など脳の様々な指標が
変化することが示されてきた。

今回我々はラットを対象に
幼少期、思春期、成人期にあたる時期に
刺激の豊富な環境が
脳にいかなる影響を
与えるかについて調査を行った。

結果いずれの群でも
脳の変化が見られた。

また鳥類を対象にした別の研究では
餌を保存する習性のある鳥と
そのような習性がない鳥を比べた場合、
前者のほうが海馬の体積が大きいこと、
また餌を自分で探さない幼少期には
差がないこと、
さらにこのような違いは
餌を探す環境に置かれた場合のみ
生じることが報告されている。

このように環境が
脳に影響をあたえることは
様々に実証されており、
教育や医療に応用可能であると考える。

 

nounow 2016.11.11
 
▲    ▲   ▲

ある程度の欲求によって、
モチベーションが上がり、
感情に刺激が起こって、
記憶を司る海馬を活性化するのです。

 

それが脳の成長につながるのでしょう!

 

モチベーションを維持することに、
意識すると良いかもしれませんね。

 

今日一日みなさまが幸せでありますように・・・

 

 

■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■

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