忍者ポーズで脳波が変化する?!
日本の歴史の中に
忍者という存在がありますね。
特に良く知られているのには、
伊賀忍者があります。
忍者は気を静めたり、
精神力を高める時に印を結びます。
ひとつひとつの形の意味は、
現在において定かではありませんが、
九字法は9つの印を統合して、
太陽や月、その他自然エネルギーを、
己に取り入れるための動作だと
いわれています。
その九字は、
「臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前」。
これに9種類の
「印の結び方」があるわけです。
「早九字護身法」で
主に忍者が使っていたとされるのは
右手を刀に、左手を鞘に見立て、
縦4回、横5回に空を切る動作を行う。
横、縦の順にマス目を描くように切る。
空を切るその様子から、
俗に「九字を切る」と呼ばれる
「早九字護身法」。
いちいち複雑な印は結ばず、
手刀で空を切る動作に簡略化されています。
1.「臨」と唱え、空中で横線を引く。
2.「兵」と唱え、空中で縦線を下ろす。
3.「闘」と唱え、横線を引く。
4.「者」と唱え、縦線を下ろす。
5.「皆」と唱え、横線を引く。
6.「陣」と唱え、縦線を下ろす。
7.「裂」と唱え、横線を引く。
8.「在」と唱え、縦線を下ろす。
9.「前」と唱え、横線を引く。
忍者たちは、
敵地に潜入する直前や、
危機に瀕したとき、
心を落ち着かせるために印を結び、
精神集中する。
印を切ることにより
「自分は神仏の加護を得ている」
「守られている」と
強烈な自己暗示をかけていたようです。
これに関しての
興味深いのが以下の記事です。
▼ ▼ ▼
三重大医学部の
小森照久教授(精神医学)が、
忍者が手を合わせて呪文を唱える
「印」をした際の
脳波や心拍数を調べた結果、
ストレスが緩和され、
落ち着いた状態になっていることが分かった。
印とは
「臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前」と、
9つの言葉を唱えながら、
決められた形に指や手のひらを合わせること。
甲賀流忍術の継承者で、
三重大特任教授を務める
川上仁一さん(66)によると、
敵地に赴くときや任務を完了した際に
印を結ぶ習慣があったという。
小森教授は昨年12月から3カ月間、
忍術の修業を経験した5人と、
経験したことがない10人に、
それぞれ足し算を30分間繰り返させて
ストレスを与えた後に脳波などを測定した。
印を結んだ経験者と
印を結ばない未経験者を比較すると、
経験者の方が
リラックスした際に検出される
脳波や副交感神経の働きが活性化。
経験者が
印を結んだ場合と
結ばなかった場合でも
結んだ方がその傾向が表れた。
小森教授は
「一般的に言われるリラックスとは
少し異なり、集中力も維持されている。
闘いに適した状態」と分析した。
―日経新聞 2016/3/14―
▲ ▲ ▲
なぜこの9つの言葉なのか、
なぜそれを見つけたのか、
不思議な感じがしますね。
そして、
先人たちの知恵には
何か素晴らしいメッセージを感じます。
集中力・リラックスするのに
役立ちそうですね^^
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■
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