記憶は睡眠時間に影響される?!
みなさんは一日どのくらい
睡眠時間をとっていますでしょうか?
日本人は
OECD加盟の先進国のなかで
睡眠時間が最も短いと言われています。
ビジネスパーソンにとって、
仕事のミスが多くなったり、
労働災害を引き起こしたり・・・
そんなリスクもでてきますね。
睡眠研究のパイオニアである
白川修一郎氏による
快眠のメリットとして、
記憶に関しても言われています。
「睡眠による記憶の固定。
ノンレム睡眠には、
ある時間や場所での
出来事に結びついている記憶
(エピソード記憶)や、
本や教科書からの学習や知識のように
時間や場所に依存しない記憶(意味記憶)
のような陳述記憶(宣言的記憶)を
固定する役割があります。
レム睡眠は、
自転車や車の運転のように体で覚え、
意識しなくとも
使うことができる記憶(手続記憶)の
学習に関係しています。
逆説的ではありますが、
記憶の消去にも睡眠が関係しています。
記憶強度の低い
(脳が自動的に判断)もの、
索引化が困難なものから
睡眠中に消去されると推測されています。
さらに、
ストレスになるその日の記憶を
消去する働きもあるのです」
―WEDGE Infinity2016年06月02日―
記憶に関しては
レム睡眠で記憶が整理される
ということがわかっています。
そのため、
90分サイクルで起こってくる
レム睡眠とノンレム睡眠のリズムを
身体に体験させる時間が
必要ということなのでしょう。
睡眠時間と
記憶に関連性において、
理研他研究チームは、
「睡眠不足でも
脳への刺激によって
記憶力を上げられる」
という研究成果を発表しました。
以下がその記事です。
▼ ▼ ▼
理化学研究所(理研)
脳科学総合研究センター
行動神経生理学研究チーム、
名古屋大学環境医学研究所、
東京大学大学院薬学系研究科の
共同研究チームは
2016年5月27日、
睡眠不足でも脳への刺激によって
記憶力を上げられるという
研究成果を発表した。
理研によると、
睡眠には記憶を定着させる
はたらきがあるが、
睡眠が不足すると
逆に定着が妨げられることが
知られているという。
研究チームは
マウスを用いた実験を実施。
睡眠不足状態にある
マウスの脳のうち、
「大脳新皮質」の特定部分を
刺激して活性化させたところ、
通常の睡眠をとっているマウスよりも
記憶を長く保てることが分かったという。
―J-CASTニュース 2016年6月8日―
▲ ▲ ▲
この研究発表のように
「大脳新皮質」の特定部分を
刺激して活性化させると、
通常の睡眠をとっているマウスよりも
記憶を長く保てるということです。
実際どのようにして
大脳新皮質に刺激をすれば良いのか、
大変興味深い内容です。
これによって、
睡眠不足でも
記憶力がアップすることができたら、
特に
睡眠時間が少ない日本人にとっては、
朗報ですね^^
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■
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