記憶力アップには運動するタイミングがある?!
記憶力を上げるために、
運動が有効であることは
以前のメルマガで書きました。
このことは、
認知症予防にも有効とされています。
その理由として、
有酸素運動を行う事で持続的に
酸素を体内に取り入れる事が
できるからです。
酸素は血液によって運ばれ、
その血流増加は脳にも派生し、
さらに脳内の血液が
豊富になる事によって、
脳の神経細胞である
ニューロンが新しく作られるのです。
一般的にも、
記憶を高めるためには、
運動が有効であることがわかっています。
記憶は脳の中の
海馬と大脳皮質によって
行われています。
海馬は短期記憶を、
大脳皮質は長期記憶をしています。
大脳皮質は
海馬と比べ容量が大きく、
また長期記憶に有利なのです。
普段の生活の中での
記憶に関して言うと、
海馬での記憶で必要なものは、
大脳皮質へ
データが長期記憶として
転送されて保存されます。
この記憶の転送は、
神経新生という
脳内の代謝により行われ、
通常28日程度で
転送が完了するようです。
この神経新生は
ある程度コントロールが可能で、
運動する事により、
より早く転送が完了します。
国立大学法人筑波大学の研究により、
軽運動は
効果的に海馬の神経新生を
促進することが実証されました。
低強度運動でのみ
新生細胞の成熟が促進されること、
低強度運動では高強度運動の
約1.5倍の数の遺伝子に変化が見られ、
それらの大半(93%)が
低強度特異的に変化するというものです。
それでは
その運動のタイミングが
あるのでしょうか?
イギリスのエディンバラ大学と、
オランダのラドバウド大学の
研究者たちよって行われた
研究結果に関する以下参考記事です。
▼ ▼ ▼
6月16日に
学術誌「カレント・バイオロジー」に
掲載された新研究によると、
情報を記憶するためには
「適切なタイミングの運動」が効果的だ。
この研究は、
イギリスのエディンバラ大学と、
オランダのラドバウド大学の
研究者たちよって行われた。
研究者たちは、
72名の参加者に、
記憶を伴う課題に取り組んでもらった。
その後、
参加者を3つのグループにわけ、
1番目のグループには課題後すぐに、
そして2番目のグループには
4時間後に運動してもらった。
3番目のグループは
何も運動をしなかった。
2日後、
参加者たちの記憶力をテストしたところ、
4時間おいてから運動したグループの成績が、
他のグループより10%高かった。
研究結果は
「適切なタイミングでの運動が、
記憶の維持に役立つ」ことを初めて示した、
と研究者たちは述べている。
なぜ、
時間をおいて運動したグループの方が
成績がよかったのだろうか?
最近の研究から、
「運動をすると、
ドーパミンやノルアドレナリンといった、
記憶の固定に欠かせない
神経伝達物質の分泌が急激に促進される」
ことがわかっている。
研究者たちは、
これが成績がよかった理由だろうと、
考えている。
しかし今回の研究は、
4時間後しか調べていない。
たとえば2時間、
もしくは6時間おいた場合、
もっといい結果がでるという可能性もある。
―The Huffington Post Bahar Gholipour 2016年06月17日―
▲ ▲ ▲
この研究結果によると、
運動をすると
記憶に欠かせない
脳の神経伝達物質の促進が起こるということで、
勉強のすぐ後よりも
時間をおいた方が良いという結果のようです。
運動することは
記憶の定着には良いことは
解明されていますので、
ある程度時間をおいて
実践されると良いかもしれません。
トライしてみましょう!
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■
【記憶力アップしたい方へ】
★ 6&7月度 記憶術体験レッスンの日程は
■ 6月23日(木) 19:30~21:00
■7月4日(月) 19:30~21:00
■7月7日(木) 19:30~21:00
■7月9日(土) 18:30~20:00
■7月14日(木) 13:00~14:30
■7月18日(祝) 18:30~20:00
■7月20日(水) 13:00~14:30
■7月26日(火) 19:30~21:00
お申しみはこちら
https://ssl.ac/kioku.or.jp/mail/form4.html
【2日間集中講座】
① 6月25日(土) 9:00〜15:30(前半)
② 6月26日(日) 13:00〜18:00 (後半)
③ 7月30日(土) 10:00~16:00 (前半)
④ 7月31日(日) 10:00~16:00 (後半)
お申し込みはこちら