「あれ」・「これ」をなくす記憶法とは・・・
名前がでてこなかったり、
言葉を忘れたりしたときに、
出てくる言葉が「あれ」「これ」「それ」などの
便利な指示語ですね。
歳を重ねるごとに、
この言葉が多くなるのではないでしょうか?
とても簡単に使える言葉ですが、
何気なく口にすればするほど、
脳の衰えを早め、認知症を早めるとか・・・
今はちょっとわからなければ、
スマホで簡単に調べられることもあり、
思い出そうとする行為が
少なくなっていることも否定できません。
思いだそうとすることで前頭葉を刺激し、
記憶を引き出す回路を鍛えることができます。
認知症予防には
この前頭葉を鍛えることが
必須ということもいえますね。
ついつい
スマホなどに頼ってしまうことで、
漢字の思い出しに時間がかかるように
なってしまったりします。
棋士の羽生善治・名人は
45歳の中年を迎えた今でも
100手先まで盤面を読み、
無数の棋譜を正確に記憶し、
衰えは見えないといいます。
羽生名人は、
一体どのようにして
記憶力を維持しているのでしょう。
これに関連した記事です。
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著書ではその秘訣を、
「法則性や連続性、継続性を知ること」と
明かしている。
羽生名人が話す。
「感想戦(対局後に相手と
一緒に行なう反省・検討のこと)で
正確に再現したり、
棋譜を覚えたりできるのは、
一手一手で記憶するのではなく、
一連の手順や流れで理解しているからです。
好きな歌のサビを口ずさめば、
自然とその先の歌詞が出てくるのと同じです」
「アレ」を単体で覚えているのではなく、
「アレの次はアレが来るから、
その次はアレになるはずだ」
「アレがあるということは、
その前にはアレがなければおかしい」
といった、法則性・連続性を踏まえて、
ひとつひとつの「アレ」を記憶しているというのだ。
その証拠に羽生名人はこうも語る。
「将棋のルールを覚えたばかりの
幼稚園児同士の対局の解説をした時には、
記憶するのがとても難しかったんです。
私が予想する手は一手も指してくれない。
自由奔放で法則性のないものを
正確に50手、60手と覚えるのは苦労しました」
つまり羽生名人は
「コンピュータ並みの天才的な記憶力の持ち主」
なのではなく、
「記憶を繋ぎ合わせる天才」なのである。
―週刊ポスト2016年5月20日号―
▲ ▲ ▲
「あれ」、「これ」を
その言葉としての単体で覚えるのではなく、
意味を持たせた「あれ」・「これ」にすること。
全体の法則性・連続性を踏まえて
「あれ」「これ」などの指示語を記憶すること。
一度イメージしてトライしてみたいですね。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■ ■ ■ 編集後記 ■ ■ ■
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