幼少期の記憶が「問題解決能力」に影響する?!
大人になってからの性格や心の傾向や行動は、
子供の頃の生育に影響されていることが多いです。
心は顕在意識と潜在意識があるわけですが、
その割合は約3%と約97%となっており、
潜在意識の割合が断トツに多いのです。
この潜在意識は10歳くらいまでは開いている
といわれています。
そのため幼少期の10歳くらいまでに言われたことや、
感じた事は鮮明に潜在意識に組み込まれていくので、
人間形成に大きな影響が及んでいるのです。
これに関係している興味深い記事を発見しました。
ご参考にしてみてください。
▼ ▼ ▼
幼少期に祖父母や先祖の話を聞いている子どもは
「問題解決能力が高い」という研究結果が発表されています。
数年前、アメリカの心理学専門誌で発表された研究によると、
目的意識が高い、良い人間関係を築いている、
精神的に安定している、という人たちは、
幼い頃の記憶が鮮明であると言う結果が出ているそうです。
なぜ幼い頃の記憶が
大人になってからの能力に関係するのでしょうか?
アメリカ・エモリー大の心理学者のロビン・フィバッシュ教授は、
「自分という人間を理解する上で記憶が重要な役割を果たすから」と言います。
つまり、
現在の自分に繋がる最も原始的な体験を思い出すことで、
その後の自分の成長を体系的に捉えることができ、
そのことがアイデンティティーを作ることになるからです。
例えば、幼い頃に事故や病気、身内の不幸など
辛い経験をした場合、それを克服したことを思い起こすことで、
困難を乗り切れたりするのです。
■知識として家族の歴史を知っていると?
同じくロビン・フィバッシュ教授たちが行った研究によると、
家族の歴史、例えば、祖父母がどこで育ったか、
どういう人物だったか、など、家系をさかのぼった
先祖たちの話を聴いたことのある子どもは、そうでない子どもよりも、
・課題に取り組む意欲や課題解決能力が高く、
・立ち直りが早く、
・ストレスの影響を抑えることができ、
・高い自尊心を持っている
ということが証明されました。
子どもが自分を、
大きな家族の一部として見るようになると、
より一層の安心や自信を感じるようになり、
しっかりとした自己意識を持つようになります。
その結果、課題を解決するための能力が大きくなり、
情緒的にも、より安定するため
人生の浮き沈みに直面したときでも怖いものなし、だそうです。
■大切なのは伝え方
単に家族の話を知らせるだけではなく、
大切なのはそれを伝える方法です。
お勧めなのは家族で同じ時間を共有しているときに、
子どもに質問させながら伝えることです。
「子どもに質問させながら伝える」とはつまり、
子どもが興味を持てるように、ということ。
記憶が鮮明になるからです。
興味を持ったことは、
忘れてしまったかのように見えても
幼少期の記憶として焼き付いてストックされています。
-MAG2NEWS 2016年1月21日―
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いかがでしょうか?
最近は核家族が増加して、
おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に生活する家族は
少ないのではないでしょうか?
特に都心の家族になると多い傾向になるでしょう!
また子供たちがパソコンのゲームやスマホや
携帯のゲームなどに夢中になり家族と同じ時間を
共有しなくなったことなどで、上記のような環境が
なかなか難しくなっているのは事実でしょう。
これから少しでも子供の能力を
大人になってからの能力を大にしたいためには、
子供の時から家族とのコミュニケーションが大事なようです。
ぜひ家族のことを興味がわくように伝えていきたいものです。
今日一日皆さまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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