健忘症(物忘れ)の改善には?!
最近パソコンや携帯電話に頼りすぎて、
あまり自分で考えることが少なくなっているような気がしませんか?
計算もスマホで、漢字も携帯が自動変換してくれて、
とてもスピーディーで便利になったのですが、
今度はいざ自分の頭でやろうとすると、
漢字が思い出せなかったり、計算がスムーズでなかったり・・・
生活の中でIT機器を使うことでとても便利になった反面、
これらに記憶することが多くなり、
自分の頭で記憶する機会を失ってきています。
このことが大きな原因となり、健忘症(物忘れ)の症状が
年齢とは関係なく出てくる場合があります。
高齢になることで健忘症になるとは限らず、
20代、30代でもこのような症状がでてきます。
これが若年性健忘症です。
人間の脳は、刺激がなかったり、
使う機会が減ると衰えていき、年齢とは関係なく
「健忘症」を引き起こす可能性が非常に高くなるのです。
これにははっきりとした原因が解明されておらず、
CTやMRIなどの画像による検査を行っても
異常が見つからないため、まず自分の現在の状態がどうか、
チェックリストなどを使った問診や臨床、
そして脳機能検査という特殊な検査を受ける事で
異常を発見する事ができるとされています。
まず簡単な「自己診断チェック」をしてみると
よいかもしれません。
□ 思うように言葉が出ない
□ 独りでいるのが楽(他人といると疲れる)
□ 状況に応じた判断ができない
□ 友人たちと会話が続かない
□ 待ち合わせに遅れがち
□ 世間の出来事などに無関心
□ テレビなどを見ていても言葉がわからない事が多い
□ ひとつの事に集中しすぎる
□ 人の意見に耳を貸さない
□ 「あれ」「それ」といった言葉で表現する事が多い
□ 情報の勘違いが多い
□ 地図を見ても自分の居場所がわからない
□ 優先席でも平気で座る
□ 計画を立てるのが面倒
□ マニュアル通りの解決しかできない
□ マンガ・週刊誌しか読まない
□ 筋道を立てる考え方ができない
□ アイデアが浮かばない
□ 大声が出ない
□ 電話で話の内容を聞き取れない事がある
(若年性健忘症の自己診断チェック | 若年性の病気.com 資料)
★チェックが10個以上ある場合には、
若年性健忘症の可能性もあるので
検査を受けたほうが良さそうです。
★6~9個であれば要注意
★5個以下であれば問題なし
いかがでしたか?
「物忘れ」は脳の刺激が減ることや
普段の仕事で主に使っている必要な部分しか
脳が働いていないと、多機能のわたって使わなくなるため、
脳の機能低下が進んで起こってきます。
このように日ごろから
いろいろな部分の脳を使っていないと、
年齢に関係なく、機能が徐々に低下していってしまうのです。
米ニューヨーク州バード大学と、
英国医学研究会議(MRC)認知脳科学研究所の研究者らによると、
記憶された出来事を思い出すとき、
脳内で同時期の別の記憶を手掛かりに、
「記憶の検索」がおこなわれており、
「検索を繰り返す(思い出す)ほど、
手掛かりとなる記憶も強化され、検索をやめれば(忘れる)、
手掛かりとなる記憶も意図せずに忘れている可能性がある」
とコメントされています。(Aging Style)
記憶はその時に起こった現象や体験など、
エピソード記憶を関連づけながら、
記憶し、固定しているのでできるだけこの記憶の思い出し
検索をかけていくことが大事なようです。
どうしても思い出せないことは、
再度エピソード記憶に基づいてファイルを解凍するように、
一つ一つ確認しながら今日の自分の言動・行動を
思い出す習慣をつけると、検索機能が衰えないかもしれません。
普段からパソコンやスマートフォン電卓に頼るのではなく、
できる限り、自分の頭で考えたり、計算したり、
メモするなど、脳を刺激していく習慣をつけたいものです^^
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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