夢と脳の記憶との関係は・・・
毎日夢を見る人とあまり見ない人、
見ているけど全く思い出せないという人。
いろいろなパターンがあるでしょう。
また面白いのは、
同じ夢を何回も見るとか、その続きを別の日に見るとか、
自分でコントロールするかのように
そのような体験をするということです。
このような現象は、
脳の記憶が睡眠中にどのように影響しているのか、
興味深いです。
夢の事柄は
その夜の直前、前日に経験したことに関するものが多いらしく、
夢の70%を占めるようです。
心理学で有名なフロイト博士は、
これを「昼の名残り」と名付けたそうです。
実際に夢を見ている時の脳の動きはどのようになっているのか・・・
以下、それに関連する興味深い記事です。
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イギリスの研究グループの実験によれば、
「夢の繰り返し」で見るのは
感情を動かすような「非日常」的経験に関することが多い。
例えば恋人とケンカしたり、
事故に遭ったりするなどの経験だ。
反対に顔を洗うとかご飯を食べるなど、
「日常」の出来事を繰り返して夢に見ることは少ない。
昼間の出来事は全て断片化され、
大脳の新皮質の様々な領域に収納されている。
このバラバラな記憶を
一連の出来事として統合しているのは
「海馬」という脳の一部だ。
夢には断片的なものが多い原因は、
睡眠中に海馬と大脳の間の連携が少なくなるためと
考えられている。
ただし、
嫌な思いをしたことや腹が立つようなことなど
感情に訴えるような出来事があったときは
強い刺激が生まれ、大脳と海馬が接続して、
寝ている間にも「再生」されるらしい。
記憶の固定にはこの再生が重要だと考えられている。
「夢の繰り返し」が起こることで、
感情的な記憶はより固定されやすくなるのだろう。
―CIRCL(サークル) ニュース 2015年12月26日―
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ここでも海馬と大脳新皮質との関係が出てきます。
この海馬の記憶の固定という働きが影響するのでしょう。
夢を脳科学から研究すると
上記のように解明されていくのですが、これを心の面からみると
人間の持つ意識、特に潜在意識との関係が強い
ということが言えるかもしれません。
潜在意識にインプットされた情報は、
夢という形になってアウトプットされます。
つまり、夢は潜在意識からのメッセージであり、
その人に必要であり、役に立ってくれるでしょう!
何気に見る夢、今日またみる夢はどんなメッセージなのか、
ちょっとだけ意識してみると
思わぬ発見、気づきがあるかもしれませんよ^^
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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