記憶は睡眠のとり方が影響する?!
記憶の定着には、睡眠時間をある程度取った方が良い、
ということは以前のメルマガでもお話ししていますが、
一般的な定説となっていますね。
だからと言って何も勉強していないのに、
睡眠をとることに異常に執着することで、
結果が悲惨になってしまうこともあり得る話です。
ここで何時間寝ればいいのかということよりも、
いつ睡眠をとったら良いのか、
ということを考えること。
つまり、
「何を記憶したいかによって睡眠スタイルを変える」
ことの方が大事ということを述べているのが、
『脳が認める勉強法』(ダイヤモンド社刊)の著者、
ベネディクト・キャリーです。
以下はそれに関する参考記事です。
▼ ▼ ▼
睡眠の周期は、
「段階1=スタート地点」
「レム睡眠=パターン認識を強化すると思われる段階」
「段階2=運動に関する学習にとってもっとも重要な段階」
「段階3および段階4=記憶が最も定着する期間。
新しく学習した事実、名称、年号や日付、公式などを記憶する」
に分かれ、それぞれの段階ごとに
記憶された情報の強化や選別が行われる。
一般的な睡眠は、段階1から始まり、
睡眠前半はレム睡眠から段階2、3、4の波を繰り返す
「深い眠り」に入る。
そして、目覚める前の後半は「浅い眠り」になり、
レム睡眠と段階2の期間が最も長くなる。
このパターンを戦略的に利用するなら、
情報をたくさん覚えなくてはいけないテスト
(外国語の単語、出来事の日付、化学構造などを問うテスト)が
控えている場合は、普段どおりの時間に
ベッドに入って深い眠りを十分にとり、
翌朝早く起きて簡単に復習するのがベストな勉強法ということ。
逆に、
運動能力や創造的思考(数学、作文など)の強化には
目が覚める前の浅い眠りが重要。
音楽の発表会やスポーツの競技、
あるいは創造的思考を必要とするテストの準備が必要なら、
この時間帯を効果的に使い、
いつもよりも遅くまで起きて準備するのが最適。
翌日にどんなテストが控えているか、
何を覚えるべきかが明確な場合は、
この「戦略的な睡眠」のとり方を利用するのがお勧め。
(―DIAMOND online 2016年2月13日―)
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いかがですか?
今までにない新説に興味が湧いてきます。
記憶には寝る時間よりもいつ寝るかの方が大事だという、
あらたな説がわかりやすく説明されています。
ある意味、戦略的睡眠のとり方として
実践してみたくなります。
睡眠の周期は、
レム睡眠とノンレム睡眠が90分周期であるわけですが、
その中で記憶はレム睡眠に左右されています。
さらにこの周期にいつ睡眠を導入するかを考えることで、
記憶力に影響を及ぼすのなら、両方を加味して
睡眠のとり方を工夫すると、
思わぬ結果がでるかもしれません。
日々記憶することは必要不可欠であり、
覚えることが多い生活の中で、実践する価値がありますね^^
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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