「思い出す力」に影響を及ぼす脳とは?!
歳をとるごとにもの覚えが悪くなった、
と実感することはありませんか?
でも・・・
私たちの記憶を呼び起こすのに必要な時間は、たったの0.1秒!!
まばたきよりも速いということです!
私たちがものを何かを記憶するときに、
「覚える力」ともう一つ「思い出す力」というのがあります。
「覚える力」を計るテストでは、
20代も60代以上も結果は変わらない、
ということが研究でわかっています。
実際、年をとると記憶力は衰えるもの、
というネガティブな思い込みが、
記憶力を低下させることがわかったのです。
ところがもう一つの「思い出す力」は、
残念ながら年をとるにつれ衰えてしまうのです。
では、思い出す力を鍛えるには、どうしたらいいのでしょうか。
ここで内容に基づく記憶の仕方の分類方法には、
大きく分けると陳述記憶と非陳述記憶があります。
さらにこれらを細かく分けると
意味記憶とエピソード記憶の2種類、
手続き記憶とプライミングなどがあります。
・意味記憶とは、世の中に関する一般的な記憶
・エピソード記憶とは、個人が経験した出来事に関する記憶
・手続き記憶とは、自転車に乗る方法や水泳などのように、
同じ経験を反復することにより形成される記憶
・プライミングとは、無意識に呼び出される記憶
これらはそれぞれ、別の回路を使って記憶されています。
そのため、思い出すプロセスも異なっているのです。
この回路に影響を及ぼす脳の部分が海馬と感覚野
ということがわかりました。
以下が『Daily Mail Online』が報じた、
記憶の回復力、それに関した興味深い記事です。
▼ ▼ ▼
ドイツのバーミンガム大学とルール大学の科学者は、
記憶の思い出し方について調査するため、
被験者の脳をスキャンしました。
科学者たちは脳波の動きから、
記憶したり、思い出したりするときの脳のプロセスを研究。
驚くべきことに、
脳内で思い出そうとする動きが起きるとき、
頭頂葉のなかでも感覚野の動きが急激に活発化したのです。
ここは、最初に記憶として脳内に書き込まれた場所。
感覚野の初期活性化が、
「思い出す」という行為にとって重要である
と実証されたのは初めてでした。
バーミンガム大学のサイモン・ハンスルメー博士によると、
特にエピソード記憶は個人的な内容なので、
海馬内での検索にも時間がかかります。
海馬は脳の中心にある小さな領域で、
記憶や空間認識と密接な関係があります。
アルツハイマー病などの記憶障害で
苦しむ患者に異常が見られる最初の領域のひとつです。
海馬や感覚野など、記憶にとって
特に重要な脳内の領域も具体的に明らかになりました。
ドイツのルール大学博士、
ゲルト・ウォールドハウザーによれば、
記憶が感覚野の急速な活性化に依存していることがわかったいま、
記憶プロセスの解明にまた一歩近づくことができたそうです。
hum hum 2016.1.23 記事
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このように思い出す力を鍛えるには、
海馬や感覚野などを鍛える必要がありますね。
そのためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、脳内のこの記憶をつかさどる海馬の中に
多くある「場所細胞」を活発に使うこともいいですね。
私が教えている記憶術でも
「場所法」というのを教えています。
身体に順番に番号をふって、
そこに覚えたいものを順番にフックしていくやり方です。
場所をたどっていくだけで、
記憶をビジュアル的に思い出すことができるのです。
イメージ力を使うので、右脳の開発にもいいですね。
興味がある方は一度動画をご覧下さいね。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
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