脳にも脂肪ダイエットは良い?!
ちょっと最近体重が増えてきた、という時に
まず気になるのが、糖分・脂肪分ですね。
脂肪の多いケーキとか甘いもの、
それに油を使ったマイルドな食品はカロリーが高いのですが
美味しいためになかなか止められないです。
あぶらには2つの種類があるのをご存じでしょうか?
1つは「油」もう1つが「脂」です。
「油」はサラダ油やオリーブ油のように
常温で液体のものを指し、
「脂」は常温で固体のあぶらです。
日常の食生活でよく見かけるのは、
牛肉などの白い部分(背脂)などです。
どちらかというと常温で液体の方が
身体には健康的といえるでしょう。
必要以上に脂肪を摂ると血液が濁って
血管を詰まらせかねないのは知っての通りです。
さて、脳細胞も脂質が多い部分ではありますが、
脂質の多い食事によって脳の機能が低下する
ということがわかりました。
アメリカのジョージア医科大学からの報告によると
「高脂肪食によって肥満になると
ミクログリアによってシナプスが破壊され、
海馬の機能は障害を受けるが、その障害は可逆的である」
という結果がでているようです。
以下はそれに関しての情報提供の記事です。
▼ ▼ ▼
脂肪分の多い食事は、ニューロンに作用し、
脳の機能を低下させる可能性が有る事がわかりました。
一方で、脂質の少ない食事にすると効果はすぐに現れ、
2か月後には体重も脳の状態も元に戻るそうです。
「脂肪分の中に含まれている成分が、シナプスを食べます。
その結果、ニューロンの反応が鈍くなり脳の機能が低下します。」
と話すのは、アレックス・M・ストラナハン(Alexis M. Stranahan)氏です。
「これは非常に恐ろしい事ですが、反対に
脂質を抑えた食事を取る事によって
脳にとっては良い事であると言える可能性を示唆しています。
実験では脂質を抑えた事で脳が正常に戻りました。」
ミクログリア(Microglia)と言う物質は、
脳の中でごみ処理などを行う物質ですが、
脂質を大量に取るとミクログリアが増加します。
その結果、
必要以上に増えたミクログリアが脳細胞を侵食するといいます。
この研究は、
脂質がなぜ脳に悪い影響を与えるのかを
証明した最初の研究となりました。
*ミクログリアとは
小膠細胞(しょうこうさいぼう)とも呼ばれる、
脳に存在する食細胞のこと。
侵入してきた細菌から脳を守ったり、神経に栄養を届けるが、
一方で神経を傷つける物質も作り出し、
シナプスを破壊して再構築する働きもある。
▲ ▲ ▲
このように、脂肪の多い食時で肥満になることは
メタボなどの生活習慣病になるだけでなく、
認知機能にも影響を与えるようです。
脳の学習と記憶の中心である海馬の機能障害は、
ミクログリアの活性化が関係していることが
分かっていましたが、低脂肪食に変えることで
元にもどるという結果から、やはり日々の食生活には
気をつけるようにしたいものです。
脳をできるだけ若く明晰にしておくために・・・
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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