記憶に残る読書法とは？！
本を読むときに、少しでも記憶に残るように読めれば・・・
と思いますよね。
そのためには、
私たちの頭の中にどのように記憶がされていくか、
記憶の仕組みを知る必要があります。
まず記憶のプロセスは・・・
① 記名
② 保持
③ 想起
で成り立っています。
これは以前にもメルマガで紹介いたしました。
■「記名」とは、情報を取り込んで脳に書き込むこと
脳に書き込むには、後で想起できるようにするために、
同じ事柄が必要になると思います。
まず五感の活用とイメージ・映像化です。
そして理解とは
全体的のつながりを知ることなので、
鳥が空から見るように、全体を把握すること、
つまり,全体の鳥瞰（ちょうかん）が必要です。
そのあと詳細をつかむようにすれば掴みやすいです。
■「保持」とは、この情報を保管し保つこと
記憶の保持には、
エビングハウスの忘却曲線、記憶の干渉、レミニセンスの
３つの性質があります。
■「想起」とは、必要なことを思い出すこと
思い出す回数が多ければ、脳の回路が強化され、
素早く思い出せるようになります。
思い出すための、脳の回路を作ることが大事ですので、
思い出すトレーニングも必要です。
これを知った上で、記憶に残る読書法としては、
１、 内容を印象付ける
文章全部が重要なのではなく、優先順位があるものです。
自分がその本によって何が知りたいのか、
何を目的として読んでいるのか、それを意識するだけで
効果的に目に情報が飛び込むようになります。
すべては意識によって動いているからです。
情報となる
・キー文 長い文章には、キーとなる文がある。
結論等のキーとなる文を見つけましょう。
・キーワード 文の中で、キーとなる単語（キーワード）を
見つけましょう。
・キー文字 キーワードの中に、キーとなる文字を見つけましょう。
あらかじめ、最初にその本の目次を読んで、
自分の興味がわく題名、内容を知っておくことが、
「全体の鳥瞰（ちょうかん）」ができます。
全体の流れを知って自分が知りたい内容を
ピックできるようにすることです。
それと、もう一つ大事なことは、
いろいろな疑問、好奇心を念頭に描いておきましょう。
５Ｗ１Ｈ
「いつ」・「どこで」・「だれが」・「なにを」・「なぜ」・「どのようにして」
ということを咀嚼しながら読みましょう。
記憶に残りやすくなります。
２、記憶したい情報を視覚的なものや場所に関連付ける
私たちの脳は、言葉や抽象的な思考だけよりも、
視覚的なイメージの方が活き活きと印象付けられ、
関連付けられ、記憶されます。
それは私の日本記憶術協会で推奨している
五感とイメージを使って記憶力を上げると、
数字１００桁も簡単に覚えてしまうという事実でも
確実にわかります。
記憶に優れた多くの人たちが、
記憶の宮殿（情報の保管場所を示す頭の中の地図）を
作ることについて語っています。
それぞれの記憶が頭の中の
「物理的な」場所に関連付けられているため、
宮殿の中を歩けば、探していたものを見つけることができると・・・。
また、芸術家であり作家でもあるAustin Kleonv氏は、
私たちの脳が視覚的な情報によりよく反応する
という事実を活用して、頭の中の地図に
メモを取るような形を再現しています。
マインドマップみたいな形式でしょうか。
この”記憶の宮殿”とは、
覚えることを覚えやすい何かに変換し、家(宮殿)に置いていくこと
を活用した技術なのです。
3. 反復（後で読み返したい部分の管理）
記憶にとって最後に最も重要なのが反復することです。
これはエビングハウスの忘却曲線でも言われているように、
同じことを６回繰り返すことで記憶として定着するとしています。
後で読み返したいと思ったところに関する
メモ書きを自分なりに管理する方法を見つけることがより重要です。
そのために読みながら付箋をしていく、
メモを取るなどが必要ですね。
それに記憶の宮殿を利用していくのも効果的だと思われます。
一度ためしてみてはいかがでしょう。
新たな２０１６年を迎えて、
いろいろなことにチャレンジしてみようと
目標を立てられておられる方も多いと思います。
それにあたり脳を活性化することはどうしても必要不可欠です。
今年も多いに自分にチャレンジしていきましょう！
今日一日皆さまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
【記憶力アップしたい方へ】
★１月度 記憶術体験レッスンの日程は
■ １月 ８日（金）19:30〜21:00
■ １月１３日（水）13:00〜14:30
■ １月１６日（土）1８:30〜20:00
■ １月１９日（火）1９:30〜21：00
■ １月２６日（火）13:00〜14:30
■ １月３０日（土）10:30〜12：00
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