記憶力を定着するためには?!(その2)
前回に引き続き、
記憶力を向上するために毎日簡単にできる簡単なこと、
研究によって証明されている、より覚えやすく
忘れにくくなる方法を紹介していきましょう。
今回は4〜6です。
1〜3については前回のメールマガジンを参考にして下さい。
▼ ▼ ▼
④ 運動で記憶力がよくなる
ネズミと人間の脳の研究で、
定期的な運動によって記憶力がよくなることが
証明されました。
高齢者の運動は、定期的でなくても、
記憶力の低下を遅らせることが証明されています。
また、定期的に運動をすれば、
空間記憶を向上させることが証明されていますが、
あらゆるタイプの記憶がよくなるかどうかはわかりません。
もちろん運動によるメリットは計り知れず、
定期的な運動は脳の記憶力だけでなく、
認知力も向上させることがわかっています。
したがって、頭脳を明晰に保つ方法を探している人は、
散歩に行った方がいいということです。
⑤ 睡眠によって記憶がより定着する
記憶を保つのに最も重要な要素のひとつが
睡眠だというのは証明済みです。
睡眠中に、記憶を定着させるプロセスのほとんどが
起こっているので、睡眠不足だと
勉強したことがなかなか覚えられないのも当然です。
短時間の昼寝でも記憶力はよくなります。
ある実験では、
被験者に絵の描かれているカードを覚えてもらいました。
カードを覚えた後で、あるグループは昼寝をし、
別のグループは起きたまま40分休憩をしました。
休憩の後で、どれくらいカードを覚えているか、
両方のグループをテストしました。
驚くべきことに、
昼寝をしたグループは平均で85%、
起きていたグループの平均は60%で、
昼寝をしたグループの成績のほうが、非常によかったのです。
記憶が最初に脳(特に海馬)に記録された時は、
まだ脆く簡単に忘れられてしまう状態です。
多くのことを覚えなければならないときは
特にそうです。
昼寝をすることで、脆い記憶が
長期の記憶倉庫である新皮質に押し出され、
上書きされるのを防げるというわけです。
睡眠は、
勉強の後で記憶を定着させるために重要なだけでなく、
勉強する前にも同じくらい重要です。
研究によって、睡眠不足は新しいことを覚え、
記憶を定着させる能力に影響を与えることがわかりました。
というわけで、昼寝をするのに言い訳は無用です。
そして、夜はもう少しゆっくり寝ましょう。
⑥ 瞑想をすると作業記憶がよくなる
作業記憶というのは、
頭の中のメモ帳やクリップボードのようなもので、
新しい情報を一時的に置いておくところです。
誰かの名前や、これから行く場所の住所を覚えると、
それを使うまで作業記憶に詳細が入ります。
使わないと完全に消えます。
使う場合は、後で思い出すことで強化されて
長期記憶になります。
作業記憶は毎日使っているので、
そこが増えると生活がかなり楽になります。
大人の作業記憶の最大値は約7項目ですが、
項目を瞑想で増やすことができます。
研究では、
瞑想の経験がない被験者が8週間瞑想をしただけで、
「思い出す能力」が向上することがわかりました。
また、瞑想で集中力が増すので、
2週間後には標準テストの成績も、
作業記憶量も上がっていました。
瞑想はなぜ記憶にいい影響があるのでしょうか?
一見反対のような気がするかもしれませんが、
瞑想中は脳が情報を処理するのをやめるため、
脳のストレスが減るのです。
したがって、時々は頭を空っぽにするために
休憩を取りましょう。
ストレスが軽減するだけでなく、記憶力も少し上がるはずです。
▲ ▲ ▲
いかがでしょう!
記憶を定着するために、運動・睡眠・瞑想と、
普段の生活の中で実践できることばかりです!
ぜひ生活の中に取り入れて見て下さいね。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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